今回、投票所をまわっていてうれしかったのは、選挙権がない赤ちゃんや小学生の子どもたちを連れたご家族のすがたです。投票所によっては、前回の統一地方選とくらべ、とても増えていたように感じました。

ジャーナリストのあぶみあさきさんによると、北欧の国々では家族で選挙に行くことは当たり前。投票日は、おしゃれして家族で投票所に行く光景がたくさん見られるとのこと。「子どもの頃から投票所に行く母親にくっついて行っていた。」「民主的なプロセスを子どもに見せたかった。」などの声が紹介されています。


(参照:あぶみあさき「北欧の幸せな社会のつくり方 10代からの政治と選挙」かもがわ出版、2021、写真も。クリックしたら書籍の紹介ページにとびます。)
今回、八尾市でも、係 員さんと投票箱のそばで、小学校の低学年ぐらいのお子さん2人にお母さんが「ひとつ目の紙をここでもらって、ここで書いて箱に入れるのよ。」とていねいに説明されている光景がありました。感激しました。

ネットのニュース記事によると、日本でも最近は、地方によっては「親子連れ選挙」とよんで小さなお子さんを連れて投票所に行くことを市民に勧めていて、行けば会場で「特別な記念証」などをもらえるところもあるとのことです。

「子づれ 投票所」で検索してみると、国(総務省)だけでなく、たくさんの市町村で「子づれで投票」をおすすめしていました。
大阪府と府内の各市町村を調べてみましたが、今のところおすすめしてくれているのは大阪市だけ。(ページのデザインがちょっと地味ですが‥。下にリンクあり)
そして、かんじんの大阪府はおすすめしてない。あかんやろ、大阪ー。
山口県宇部市 東京都中野区 京都府木津川市 徳島県 栃木県 大阪市 総務省
(クリックしたら広報や新聞記事にジャンプします。)
ただし、投票所では以下の点に注意とのこと。
・子どもが投票用紙に書いてはいけない
・子どもが投票箱に投票用紙を入れてはいけない
八尾でも、市役所や学校で、「子どもと投票所に行こう!」という取り組みはあるのでしょうか? ぜひ、八尾の学校も役所も、お子さん連れの選挙投票が増えるよう、もっともっと盛り上げてほしいと思いました。
