12月定例議会 草島の一般質問の際の議長の「議事裁き」

●川上議員(平政クラブ)が、「浄水器とか本当に信用のできる事例としてここで示せる内容で話しているのかどうか、それがないうちに市長としての答弁はできないと思う。又、朝日村の合併浄化槽の件、水道部長が答えたことに、「それは信用できないとい」うような再質問について、市長は答える必要はないと思うが、議長の見解は」と発言。

■議長「各家庭、事業所でも浄水器を設置すると、この補償を求める」とこういう見解が水道部にきていれば質問として良いと思うが議員個人にきているものは確定した事実ではないので、それを引用した質問は不適切。」

と質問の変更を草島に要請する。、

●石川一郎議員 (要旨)「今の議長の見解は、議員の質問をする範囲を著しく制限するのであり、水道部長の言っている見解と違うからと再質問するのであって、それを制限する必要はないので、議長は正しく議事さばきをしてもらいたいと議長に言及。

■議長「私は正しい議事さばきをしています。というのは、一番議員の発言は、自己の主張を展開するために議会で自己の主張が採用されなかったことを市民に印象づけようと故意に発言をしている。そのための手段として今の酒屋の問題とか、ほとんどの市民は感じないで飲用している訳です。ごく一部の人です。そうでしょう。どれだけの人ですか

と自分で主張をした。

●石川議員(要旨)そういう理解の仕方の論評はない」

■議長「それは見方の問題ですが自己の意志を他の事実全員が知らない事を持ち出して、さもあったような言い方をするというのはおかしい

●佐々木議員(共産)は、(要旨)「今の議長の進め方では議員の発言、質問は、議長の判断によって正しくなったり正しくもなくなったりする非常に危惧する。このような形で議員は議会で市民の立場にたって質問はできないと思う。至急に議事運営委員会を開いて、正しいかどうか見極めていただきたい」

■議長「その必要はありません。問題あれば不信任を出してください。

と強行にその開催を断った。

●水尾議員(共産)は、「しかし議長、私たちは10万市民の代表でもある。行政に届いていない、いろんな意見や要望、それが私たちに届いている例はたくさんある。そういう要求に基づいて議員がそれぞれの意見、主張をもち、ここでそれが保障される場だ。それを主張ばかりしているとか当局に届いてる意見でなければ論ずることはできないとか、そんなことは、何の会議規則に書いてあるんですか?ただちに議運を開いて欲しい。と発言。

■議長「私は、酒屋で浄水器をつけたとそういうことを議員が申し上げましたが、それは事実かもしれません。しかしそうした例を持ち出して、いかに鶴岡の水質が悪いかということを世間にPRするというやり方は、やっぱり納得できない。そのことを申し上げています」
と再び論評、意見を述べた。

●佐藤峯男議員(政友公明)(要旨)「以前も1番議員が水道問題で取り上げたときにガンがどうのこうのとか、そういうような問題があって、一時的に議場がストップということがあったけれども、アトピーとか、腹がいたくなったとか、できものができたとか、案に不安を抱かせるような発言をしていることについて、議長の裁きに賛同するので、このまま議事を進行してください。

●加藤議員(共産)(要旨)このまま今の判断で議事を進行させると、また禍根のこすんじゃないか。草島議員は、鶴岡の水がうまくないことを世間にPRするためにやっていると議長言っているが、そういう問題ではない。月山水に変わって水質をいろいろな事例を示して客観的に質問しているわけだからこれには当局は答える責任があるし、議員も質問する権利があるから、そこを議長の恣意的なあるいは議長の考え方によってねじ曲げるということは、議会の運営としてはやって悪いことですよ。だからこのまま進むのであればまたおかしくなる。そこで問題があるんなら議運開けばいいし、また川上議員の議事進行は却下し、議長はきちんと粛々と進めればいいと。それを判断しないとだめだと思う。


■議長「私が申し上げたのは、浄水器の問題もありますけれど、先ほど発言した、いわゆる肌にできものができたとか、肌が荒れたとか、これは昔言ったガンの問題と同じじゃないですか。そういう発言はやっぱり許されないですよ。今の発言でいいのかという動議です。議事進行です。今の発言でいいのかという議事進行ですから私はだめですと言った。これでいいんです。

と更に自分の意見を正当化する発言をおこなった。

そして議事進行を私、草島もかけ、

「私はアンケート調査をしてますのでそれに基づいてその事実を述べただけです。浄水器だとか、井戸を掘ったというこれも事実であります。それを言いながら客観的な事実を述べながら意見を言うのがなぜ悪いのか。私は決して、だからと言ってそれをPRしているとかじゃなくて、だからどうやったらいい市民ニーズにかなうようなものができるかという提案をしたいがために、こういったことを問いかけをしているわけで・・・。

●榎本議員(平政クラブ)「議長の議事整理権のとおりにやっていただければそのままでこの問題を通そうと思ったんですけど、2001年12月10日号の日経ビジネスに鶴岡の水道のことが書いてあります。これには、どういう取材を受けられたかわかりませんが、写真入りで1番議員が載っているんです。いらないダムに1780億円もかけたと草島進一議員が。今のと同じ論法でこれを展開しているんです。こういう事に対して、私は、草島議員の鶴岡市議としてのそのモラルの問題も含めて、鶴岡市の信用として、なおかつ、この記事は、事実に基づいてないところが何カ所もあるんですよ。根底は同じです。

だから私は議長の議事整理権どおり、この議会を進めてください。なお、先の議会運営委員会の視察では、議長の議事整理権が裁定を下された場合には、議運を開会する権利も何もない。議長の議事整理権で議会が裁定を下された場合には、その裁定に対して、なおかつ議事進行をかける権利はない。こういうことをちゃんと全国議長会の法制主幹の見解であります。その通りに議事を進めていただきたいと議長に申し上げます。

(などと語って、再会された。こんないきさつである。)

■みなさんは、こうした「議長」の「議事裁き」にどう思われますか、どうぞ、掲示板にカキコミ又は、メールを下さい。

19日の議会運営委員会の中で、本城議長は以下のように謝辞を述べた。

「私の議事運営は、公正公明という点で、そのことについてはいささかも間違っていなかったが、多少柔軟性が欠けている。として反省している」

→この認識! みなさんはどう思いますか?

*ここに記載している内容は、傍聴者の速記、メモより書き起こしたものです。正確には3ヶ月後にできる議事録をおよみください。

■一般質問へ。