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オリンピック終息宣言〈緊急〉展

私たちは「オリンピックの終息」を宣言する――。

[English Information]

開催日程

2021年7月20日[火]〜26日[月] 会期中無休
12時〜19時(初日16時開場、最終日17時まで)
日本教育会館 一ツ橋画廊

地図

東京メトロ新宿線・半蔵門線 神保町駅(A1出口)徒歩3分
都営三田線 神保町駅(A8出口)徒歩5分
〒101-0003東京都千代田区一ツ橋2-6-2 道案内専用電話 03-3230-2833

連絡先

取材対応(Press Contact) 080-9286-7216
TLESSOOR[a-t]eos.ocn.ne.jp
twitter.com/@end_of_olympics
instagram.com/end_of_olympics
end-of-olympics.tumblr.com

主催 オリンピック終息宣言展実行委員会

参加アーティスト

阿部尊美 越智祥太 カナリア 川村紗智子 戸山灰 近藤あき子 櫻川豊敏  ダヴィッド−川内綾子 タジマカズコ 田島伸二 多田正美 DocuMeme 花田伸 土方美雄 平井勝正 増田尚子 三木祥子 宮田昌作  森田直子 八木絹 山崎春美  山田葉子 吉川和江


宣言

 不安と危険に満ちたオリンピック・パラリンピックが強行開催される。新型コロナのパンデミックで、あれほどオリンピックの闇が露呈したにも関わらず、私たちは、さらなる感染拡大の地獄を見ようとしている。

 「人類がコロナに打ち勝った証し/復興五輪/平和の祭典」?本当に嘘ばかりだ。いまこの虚偽に異議を申し立てなければ、私たちの命が奪われるだろう。

 新型コロナ、震災、原発事故の対策を放り出してオリンピックを優先した日本政府と東京都の行為は、人々への裏切りに他ならない。――いや、オリンピックそのものが、ごく一部の者たちが暴利を貪るために存在する「犠牲の祭典」なのである。新自由主義による貧富の拡大・気候変動・難民問題・地域紛争・独裁・少数民族弾圧など、政府の腐敗や無策から人々の眼をそらすことこそが、オリンピックの目的だ。と同時に、そこには世界中の王族・貴族・特権階級が名を連ねており、既得権益を握る者たちが、人々から収奪を続けるための装置でもある。

 近代オリンピックは、フランスの貴族クーベルタンが創始したが、そこではスポーツによるフランスの軍事力強化も意識されていた。「聖火」リレーを始めたナチスドイツにも協力したのが、1936年ベルリン大会だった。世界平和を謳いつつ、実は全体主義やナショナリズムを煽ってきたのが、オリンピックである。

 芸術、スポーツなどあらゆる文化は、個人の欲求から生まれる。ところが、勝敗という単純な基準に左右されるとき、スポーツは競争原理によって、いつも個人を超えた集団の熱狂につながっていく。結果として、アスリートたちは国家のナショナリズムを背負い/背負わされる。私たちは、個人の営みである芸術こそが、そんな矛盾に真向から対峙することができると信じ、オリンピックの非人間性を問うていきたい。そして何より表現を作り出し、それを伝えていくために絶対に必要な、自由と生存が奪われていることに、私たちは抗議し、抵抗する。

 個々の人々が共存するために、ひとつのあり方として今は国家がある。当たり前だが、国家は個人に優先しない。個人から湧き出る表現が、権力と資本にかすめ取られてたまるものか。

 この世界的な危機のただ中にあって、オリンピックに対して意思表示をすることは、文化を享受するすべての人にとって、もはや避けることはできない。もう、オリンピックは世界のどこにもいらない。オリンピックは、私たちの意思によって廃絶できる。そして私たちは、オリンピックの終息を宣言する。

2021年7月6日




・オリンピック終息宣言展は、オリンピックから生まれるさまざまな問題に関心を持つアーティストによるグループ展です。
・ご来場のさいは、必ずマスクをご着用ください。また、発熱・体調不良の場合はご来場をお控えください。
・状況により、入場制限や予定変更を行う場合があります。最新情報をツイッターなどで確認の上、ご来場ください。