チェチェン総合情報

チェチェンニュース Vol.08 No.03 2008.03.26

http://www.jca.apc.org/tlessoor/chechennews/chn/0803.htm (HTML版) 発行部数:1680部

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■編集室より:

今回は二つのお知らせがあります。

まず、チェチェンの医師ハッサン・バイエフ氏は、日本で予定されていた講演会を終了し、4月はじめに、無事日本を離れることになりました。みなさまのご協力と、講演会への参加に感謝します。

もうひとつは悲しいお知らせです。

2年前に日本に来て難民申請をしていたチェチェン難民の若者が、多臓器不全で亡くなりました。原因はいまだにわかっていません。

私たちは彼の難民認定にも、生存のためにも役立てなかったのですが、チェチェンの人々は、死者をチェチェンに埋葬することをとても大切にしています。そこで、チェチェン連絡会議は、彼の遺体をチェチェンに送るために、カンパを集めることにしました。

ぜひ、ご協力をおねがいします。

3月30日(日)に、東京・文京区で、「ハッサン・バイエフ医師送別および、チェチェン人青年追悼の夕べ」と題して、集会を開催します。どうかご参加ください。(大富亮/チェチェンニュース)


INDEX


■在日のチェチェン難民の遺体送り届けカンパにご協力をお願いします

上記の件、近日中に会計報告をまとめます。もうしばらくお待ちください。


■イベント情報:ハッサン・バイエフ医師送別および、チェチェン人追悼の夕べ

3月30日日曜、東京・文京区の文京区民センターにて、集会を開催します。もともとこの会は、バイエフ医師の歓送パーティーとして企画されていたのですが、チェチェン人青年の死という事件があり、急遽、二つを兼ねて開催することになりました。

バイエフ医師もまた、千葉の病院に入院していた彼を見舞い、思いもかけない病の進行の早さ目の当たりにして、とても心配していました。

全国ツアーの成功は、より多くの人にチェチェンを知ってもらうという目的を果たしたと思います。これを祝いつつも、チェチェン戦争によって日本に逃れてきた難民の青年が客死したことを、私たちは長く記憶にとどめておく必要があると思います。

どうかご参加をお願いします。

日時:3月30日(日) 13:30-16:30 会場:文京区民センター3C
会費:2,000円(立食形式・飲食物の持ち込み歓迎)
事前予約の必要はありません。

会場地図:http://www.city.bunkyo.lg.jp/gmap/detail.php?id=1754

主催:ハッサン・バイエフを呼ぶ会/チェチェン連絡会議

連絡先:baiev(at)zau.att.ne.jp または clc(at)chechennews.org

■イベント情報

● 3/17,18,28,29 世田谷,杉並, 杉並, 渋谷:デビッド・ロビックス来日ライブ
米国のプログレッシブ・ムーブメントの「声」と呼ばれるデビッド・ロビックスによる来日ライブ
http://www.tokyospring.org/springjapanese.html

● 3/20-31 渋谷:燐光群公演『だるまさんがころんだ』
派兵先の戦場で地雷原を歩き続ける二人の自衛官。 地雷と戦争をめぐる演劇の「現在」。鶴屋南北戯曲賞受賞。
http://www.alles.or.jp/~rinkogun/daruma2008.html

● 3/26 港:政策提言「ロシア国家の本質と求められる日本の対露戦略」公開報告会
今後の日本の対露戦略のあるべき姿とは? 外交シンクタンクによる報告会
http://d.hatena.ne.jp/ootomi/20080309/1205030254

● 3/31 港:ハンクネット関東地区例会 「現代朝鮮の理解 政治と社会」
今、私達に足りないのは、相手を客観的に知る事。 侮蔑と偏見にまみれた北朝鮮についての報道ではなく、朝鮮の人々の姿を正しく捉えたい。
http://d.hatena.ne.jp/ootomi/20080309/1205066395

● 4/19 渋谷:『持丸長者 日本を動かした怪物たち』三部作完結記念 広瀬隆講演会
君は戦後史を知っているか、君は安保条約を知っているか
http://d.hatena.ne.jp/ootomi/20080307/1204843303

● 4/24 文京:映画『見えない雲』東京上映会
放射性物質に汚染された雲は、「いずれみえる」
http://homepage2.nifty.com/chernobyl_children/

■映画/写真展など

● 3/8-14, 3/29-, 4/19- 岡山, 名古屋, 那覇:『暗殺リトビネンコ事件』
リトビネンコはなぜ殺されなければならなかったのか? アンドレイ・ネクラーソフ監督による迫真のドキュメンタリ。
http://litvinenko-case.com/theater.html

● 11/17- 全国:『君の涙 ドナウに流れ ハンガリー1956』 “ドナウの真珠”とよばれる首都ブダペスト。1956年、失われた革命とオリンピックの栄光があった。
http://www.hungary1956-movie.com/

● 1/12- 全国:『六ヶ所村ラプソディー』上映会 核燃料再処理工場を抱える青森県・六ヶ所村の人々は、何を感じ、どんな生活を送っているのか?
http://www.rokkasho-rhapsody.com/_schedule/schedule

● 3/4-4/6 中野:乾千恵作品展「7つのピアソラ」(絵)「月 人 石」(書) 「タンゴの革命児」ピアソラから生まれた、感性あふれる絵画展
http://d.hatena.ne.jp/ootomi/20080228/1204180105

● 3/15- 渋谷:『パゴダの影で』 軍事政権によって今なお迫害され続ける少数民族の叫びを伝えるドキュメンタリ。 パゴダ(仏塔)の影でカメラが捉えたもう一つのビルマとは? http://www.uplink.co.jp/burma/

● 3/22- 渋谷:『パレスチナ1948 NAKBA』 パレスチナ人がNAKBA(大惨事)と呼ぶイスラエル建国の年に何が起こったのか? 広河隆一40年間の取材の集大成 http://nakba.jp/

● 3/15- 新宿:『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』

「革命」に、すべてを賭けたかった・・・。 5人の若者たちがあさま山荘へと至る、激動の時代を若松孝二が描く!
http://www.wakamatsukoji.org/

● 11/17- 全国:『君の涙 ドナウに流れ ハンガリー1956』

“ドナウの真珠”とよばれる首都ブダペスト。1956年、失われた革命とオリンピックの栄光があった。
http://www.hungary1956-movie.com/

● 1/12- 全国:『六ヶ所村ラプソディー』上映会

核燃料再処理工場を抱える青森県・六ヶ所村の人々は、何を感じ、どんな生活を送っているのか?
http://www.rokkasho-rhapsody.com/_schedule/schedule


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