わたしの雑記帳

2000/12/27 「おめでとう」なんて言えない


今世紀はもう、残すところあとわずか。カウントダウンを前に、年賀状の作成に追われています。とは言っても、パソコンでつくってしまうから、ずいぶんと楽しているけれど。
この時期、いつも思うのは、ほんとうに人間関係に恵まれているということ。今年も、こんなにもすばらしい出会いがたくさんあったことを、増え続ける年賀状の束を前に実感しています。

そんな中、年賀状を出してよいか、迷うひとがいます。
亡くなったのは一年以上前であっても、まだ何も解明されていない家族にとって、正月が来ようが、新しい世紀に入ろうが、「おめでとう」なんて、とても言える心境ではないだろうなと思うと、儀礼的なものであっても書けないのです。
義理を欠くようでも、わたしからは年賀状が書けないのです。

ただ、せめて正月くらいは、裁判のことを忘れて、のんびりと過ごしてほしい。家族でお酒でも酌み交わしながら、と願います。
ほっと一息つくことに、どうぞ罪悪感を持たないで。長く苦しい闘いを続けるためにも、休息は必要なことなのです。

繰り返し訪れる春を、喜び迎え入れられるようになる日が、一日も早くあなたにも来ますように。祈りを込めて・・・。

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