子ども時代をたからもののように思い返す幸せ 〜
ブラジルの絵本「やんちゃなマルキーニョ」



百一姓blog より転載
(http://hyakuishou.exblog.jp/)



ブラジルでは小さな子どもからお年寄りまで知らない人はいないロングセラー絵本 『O Menino Maluquinho』(Ziraldo作)
が昨年末、いよいよ日本語版で登場しました。この本の日本への紹介者および翻訳者は、友人の松本乃里子さん。ブラジルのやはり超ロングセラー絵本『FLICTS』に続く、Ziraldo作品日本語版第二弾です。出版元はハリー・ポッターシリーズで知られる静山社で、同社が英語圏以外の作品を扱うのは初めての試みだそうです。


やんちゃなマルキーニョ
作:ジラルド 訳:松本乃里子

発行:静山社 2009年12月
1,260円(税込)
ISBN 978-4-86389-025-1

静山社の案内ページより

「地球の反対側からやって来たマルキーニョ。
はずむような絵のタッチ、目をみはる展開!
やがてその向こうに、何よりも大切なものが見えてきます。
親子で読みたい一冊です。 」

本の帯より

「親から子へと愛されて・・・・・
ブラジルで250万部のロングセラー絵本!
のびやかな子ども時代は一生のたからもの。
楽しさ、うれしさ、悲しさ、とまどい・・・そして、とっておきのひみつ。」

作者ジラルドから日本の読者へのメッセージ

現在、静山社サイトのトップページに掲載されています



やんちゃ坊主のマルキーニョの、とんでもないはちゃめちゃ元気ぶりに、友人の家の同じ年頃の男の子を思い浮かべて、くすりと笑ってしまった。ぎゅっと抱きしめたらパーンとはじけてしまいそうなくらい、子どもは命のエネルギーのかたまり。

本の最後で、作者から、「それが本来の当たり前の“子どもらしさ”だろう?」と語りかけられたような気がした。作者ジラルドの「子ども観」がこの絵本を通して伝わってくる。というか、ジラルド自身が“永遠のマルキーニョ”かもね!

誰かひとりからでもいい、その子らしさを尊重された子ども時代の記憶があれば、心が強くしなやかで生きられるのかもしれない。そんなことを思うのだった。



ぎゅうううーとボクを抱きしめる。この絵がいちばん好きかも。



そりゃあ子どもだって、なんだかよくわからないキューンってやつとか、そんなキモチになることだってあるよね。(あったよね? おとなの皆さん) でも子どもだからコトバにはうまくできないんだけどね。そんなときは、ひとりで、ぎゅぎゅっと自分を抱きしめてみる。

うれしいこと楽しいことだけじゃなくて、悲しかった記憶やさびしかった記憶、そんなこんなもぜーんぶひっくるめて、遠いあの子ども時代をいま、たからもののように思い返せることの幸せを思う。



子どもたちへ、かつて子どもだったひとへ、プレゼントにぜひ一冊。



以下もご参考に


松本乃里子さんのブログ ジラルドの絵本箱
http://ziraldojapao.pokebras.jp/

ジラルドの作品世界が満載。必読です!



『やんちゃなマルキーニョ』 - Amazonのページ
http://www.amazon.co.jp/dp/4863890257/
『フリッチス ふしぎな色の旅』 - Amazonのページ
http://www.amazon.co.jp/dp/4904566017/



『フリッチス ふしぎな色の旅』 関連記事:

・ブラジルの絵本「FLICTS」(フリッチス)
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・ブラジルの絵本「フリッチス」 いよいよ発売!
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 http://hyakuishou.exblog.jp/10290164/




写真:さとみ