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プラッサ第29号が発行されました








特集:
 スクリーンの外に広がる世界
       映像の奥に深く複雑にあるもの
       
 ドキュメンタリー映画は、事実の重さをスクリーンに描き出して見せてくれる。けれど、カメラ が切り取ったフレームの外側にも広々と広がる世界はあり、スクリーンに映るその奥にも深く、また複雑に、その問題の背景は広がっている。東アフリカの子どもたちを描いた3本のドキュメンタリー映画を足がかりに、その現場に日々かかわる人や、その現場をカメラで描き出そうとした人の視線を通して、映像の外側へ奥へと広がる世界を見つめてみたい。



東アフリカの子どもたちを描いた映画
       
 地理的には、日本から遠く離れた東アフリカ。そこで生きる子どもについて知るきっかけとなる、三本の映画、「チョコラ!」、「ウォー・ダンス 響け僕らの鼓動」、「インビジブル・チルドレン」を紹介。


映画『チョコラ!』監督小林茂さんに聞く
  自分の立場を見据え、気づいたもの
       
 愛らしい語感をもつ「チョコラ」という言葉。だが、ケニアでは子どもたちに対して侮蔑的に使われている言葉だ。なぜ、そうした言葉をあえてタイトルにつけたのか、監督である小林茂さんの思いを聞いた。


子どもたちが「たくましさ」を教えてくれる
  小林監督、松下照美さんに聞く
       
 映画『チョコラ!』の現場で日々活動する松下照美さんは、子どもたちといつもどのような心づもりで向き合っているのだろうか。小林監督が現地で行ったインタビューの抄録を、監督から特別に寄稿していただいた。


ウガンダ北部の子どもたち
  内戦、そして新しい明日へ
       
 二十年以上も続いているウガンダ内戦も、終結へ向け話し合いがおこなわれている。ウガンダで反政府軍の拉致から逃れてきた子どもたちのシェルターを定期的の訪れ、またふだんはケニアのNGOでも働いている荒川勝巳さんに記事を寄せてもらった。


ドキュメンタリー その危うさと輝き
  映像の奥にあるものを見つめる
       
 『ウォー・ダンス』『インビジブル・チルドレン』。そして、『チョコラ!』。東アフリカの子どもたちを主題とした三本の映画をとおして、ドキュメンタリーという手法がはらむ危うさと、同時に映像表現の可能性を考えてみたい。


フリッチス
       
 大胆であざやかな色づかいが魅力的なブラジルのベストセラー絵本。アイデンティティをめぐる深いメッセージが込められている。



シリーズ
 日本の子どもたち
       
判決への一縷の望みを持って
U市知的障がい児童に対する
強制わいせつ事件民事訴訟判決に思うこと
       
 2003年7月、特別学級に通う女児(当時小6・11歳)は帰宅するなり母親に「今日、(担任教師)Kにおっぱいギューされた」「とても痛かった」と話した。警察は、男性教師を女子児童ら2人に対する強制わいせつ容疑で逮捕・起訴した。しかし、捜査段階で容疑を認めていた教師は公判で無罪を主張。女児らの証言は認められず、まさかの無罪判決。県とU市、男性教師を訴えた民事裁判で、ようやく教師の不法行為の一部が認められたが、県と市は控訴した。



FILM/BOOK
   『子どもたちに寄り添う』
       



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