規制・救済部会の動向

○ 規制・救済部会の論議に積極的に参加しよう(ご案内)
○ 部会の開催状況
○ 今月の部会の開催案内






規制・救済部会の論議に積極的に参加しよう(ご案内)

 

○ 人権フォーラム21では、1999年1月から規制・救済部会をスタートさせ研究・討議を重ねてきました。この間の規制・救済部会の討議は、素案「今後の研究テーマ」<資料1>をたたき台にして、日本の人権政策再構築にむけた諸課題と方向性について広く論議を巻き起こすべく精力的に研究・討議を重ねてきました。<資料2:1999年の活動記録>。

○ ところで、去る99年9月から政府の人権擁護推進審議会は審議を再開し、諮問第2項についての審議を本格化させています。注意しなければならないのはこの9月17日の第29回会議での法務省横山人権擁護局長の諮問第2号についての補足説明です<資料:補足説明>。この補足説明では、今後の審議をリードしようとする法務省の意図が明確になっています。すなわちこの法務省の補足説明には3つの危険性があると考えます。第1に、人権の定義を矮小化する動きです。補足説明は「この制度の下で救済すべき人権侵害とは何か」と改めて問い直し、「人権の数を絞りたい」との意図がにじみでています。第2に、「実効的な救済を図るため」に司法的救済とは別に法務省による「行政上の救済」の実施を検討したいとの意図です。そして第3に、「効果的に救済措置を発動していくため」法務省に強制的調査権限を付与したいとの意図です。このことは、99年10月に表面化した日本新聞協会などマスコミ関係団体への働きかけ(ヒヤリング問題)の中で明らかになった、「事前検閲実施」や「記事差し止め」措置などともかかわるもので、とても危険な動きです。

○ 2000年1月からは、政府の人権擁護推進審議会でも、いよいよ法務省の事務当局が「救済」論議のたたき台を提示するものと予想されています。規制・救済部会では、これからの審議会の動向にも周囲を払いながら、研究体制をよりいっそう充実・強化させながら、2000年夏までに日本の人権政策再構築にむけた諸課題と方向性についての提言案を取りまとめる予定です。会員の皆さんも、日本の人権政策再構築にむけた論議に積極的にぜひご参加ください。

 






 

規制・救済部会の開催状況(1999年1月1日〜2001年3月31日)   


年月日
開催地
報告・審議事項(報告者) 検討分野
第1回
99.1.19
岡山
(1)人権擁護推進審議会の動向報告(江橋崇・事務局長<当時>)
(2)これからの部会の進め方について(高野眞澄・部会長)
 
第2回
99.2.19
大阪
(1)これまでの部落解放基本法制定をめぐる論議について(松本健男・弁護士)
(2)人権擁護委員の選定にかかわる大阪弁護士会のとりくみ(養父知美・弁護士)
 
第3回
99.3.6
大阪
(1)行政法の立場から人権に関する規制・救済を考える(中村義幸・明治大学教授)
(2)人権の時代の部落解放運動(和田献一・部落解放同盟栃木県連書記長)
 
第4回
99.4.7
大阪
(1)男女共同参画社会基本法と規制救済の課題(江橋崇・事務局長<当時>)
(2)あるべき国内人権システムについて(山崎公士・副部会長)
 
第5回
99.4.24
大阪
(1)日本における人権保障制度に関する基本的な考え方(山崎公士・副部会長)
 
第6回
99.5.28
大阪
(1)中央省庁再編と今後の国内人権システムについての方向(江橋崇・事務局長<当時>)
(2)インターネットと人権---国際人権法の視点から(藤本俊明・神奈川大学講師)
(3)今後の研究課題について(山崎公士・副部会長)
 
第7回
99.6.26
大阪
(1)人権擁護推進審議会の教育・啓発に関する答申について(高野眞澄・部会長)
(2)雇用分野における人権侵害・差別の救済(竹下政行・弁護士)
 
第8回
99.7.17
東京
(1)男女共同参画社会基本法と今後の人権救済システム整備の課題(津和慶子・日本婦人会議中央本部議長)
(2)中期活動計画の検討
 
第9回
99.9.25
東京
(1)ネットワークと人権:法的・技術的・文化的側面から(須川賢洋・新潟大学助手)
(2)司法制度改革の動向について(庭山英雄・弁護士)
 
第10回
99.10.30
大阪
(1)人権擁護推進審議会での意見表明の骨子(友永健三・部落解放・人権研究所長)
(2)国内人権機関検討課題(日下部昇・弁護士)
 
第11回
99.11.20
東京
(1)行政相談制度の現状と課題(高野眞澄・部会長)
(2)インターネットと人権政策の課題(山田健太・日本新聞協会・主管)
 
第12回
2000.1.29
東京
(1)イギリスの1998年人権法(江島晶子・明治大学短期大学助教授)
(2)人権と刑事規制(佐々木光明・三重短期大学助教授)
 
第13回
2000.2.19
東京
(1)障害者をとりまく「人権救済」の現状と課題(金政玉・DPI障害者権利擁護センター)
(2)人権侵害の規制・救済をめぐる論点整理と検討課題・・・国連の反人種差別モデル法要綱を素材として(山崎公士・事務局長)
 
第14回
2000.3.18
大阪
(1)男女雇用機会均等法改正と機会均等調停委員会における雇用差別の救済について(神尾真知子・帝京短期大学助教授)
(2)人種差別撤廃条約の国内実施の現状と課題・・・私的差別の規制を中心に(村上正直・大阪大学大学院国際公共政策研究科助教授)
 
第15回
2000.4.22
東京
(1)ヨーロッパ評議会(CE)諸国における反差別立法の概観(藤本俊明・NMP研究主任)
(2)人権侵害の規制・救済に関する提言(案)骨子について(規制・救済部会作業部会)
 
第16回
2000.5.20
大阪
(1)大阪府における人権・同和行政の現状について(藤田・大阪府人権室長)
(2)人権侵害の規制・救済に関する提言(案)骨子について(規制・救済部会作業部会)
 
第17回
2000.6.17
東京
(1)日本における消費者被害救済システムについて(細川幸一・国民生活センター)
(2)国内人権機関の国際比較研究の成果と課題・・・第1期NMP研究会の総括(川村暁雄・神戸女学院大学講師)
 
第18回
2000.7.29
大阪
(1)日本における裁判外紛争処理(ADR)機関の現状と課題(中村義幸・企画運営委員)
(2)人権侵害の規制・救済に関する提言(案)について(規制・救済部会作業部会)
 





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第18回規制・救済部会(大阪)のご案内
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さて、ご承知のとおり政府の人権擁護推進審議会の「救済」審議も、内部に設置された小委員会の報告を受け、「論点整理メモ」を中心とした審議へと移行し、審議は1つの山場に来ています。人権フォーラム21では、先に規制・救済部会内に作業部会を設置し、「提言」づくりに取り組む体制を整え、精力的に提言作りの作業を進めてきたところです。第18回部会では、これまでの研究・討議の中間集約を目指し、次の2つのテーマで部会を開催します。 みなさんの積極的なご参加を呼びかけます。


◎日 時: 2000年7月29日(土) 午後1時〜5時

◎場 所:  東新大阪駅前・新大阪ワシントンホテル(新大阪駅前徒歩3分)

◎テーマ: (1) 日本における裁判外紛争処理(ADR)機関の現状と課題 
報告=中村義幸(企画運営委員;明治大学教授)
(2) 規制・救済部会作業部会の提言骨子について
報告=規制・救済部会作業部会

備考: 会場と報告資料の準備の都合がありますので、ご参加いただける場合は、事務局までfaxまたは電子メールでお知らせください。

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