ひとつの事態
マスクをかけた2000の樹、1999-2005
池田緑/著
2019年9月刊行
定価2500円+税
B5上製・100頁
ISBN978-4-7738-1902-1 C0070
北海道のサホロの森を舞台に繰り広げられた、6年間にわたるアートプロジェクトの全貌
池田緑は約20年にわたって「マスク」を素材に作品を手がけてきたアーティスト。北海道新得町にあるサホロ湖の周辺には、約2000本の樹木が立ち並ぶ森が広がっている。作家は、この森の木々に白いマスクを取り付け、6年の歳月をかけて森のマスクが変化してく様子を刻々と記録した。スケッチから版画、映像、インクジェットプリント、マスクそのものを使ったインスタレーションなど多様なアートに展開することで、サホロ湖の緑豊かな美しい森も環境問題を抱えていることを、作品を通して伝えてきた。本書は、その6年にわたるアートプロジェクトの軌跡を掲載し、プロジェクトから展開したアート作品を収録した作品集である。
2019年9月21日-10月6日
廊-KOHBUNDO(北海道帯広市、六花亭本店3階)にて出版を記念して池田緑の個展を開催!
池田緑は約20年にわたって「マスク」を素材に作品を手がけてきたアーティスト。北海道新得町にあるサホロ湖の周辺には、約2000本の樹木が立ち並ぶ森が広がっている。作家は、この森の木々に白いマスクを取り付け、6年の歳月をかけて森のマスクが変化してく様子を刻々と記録した。スケッチから版画、映像、インクジェットプリント、マスクそのものを使ったインスタレーションなど多様なアートに展開することで、サホロ湖の緑豊かな美しい森も環境問題を抱えていることを、作品を通して伝えてきた。本書は、その6年にわたるアートプロジェクトの軌跡を掲載し、プロジェクトから展開したアート作品を収録した作品集である。
2019年9月21日-10月6日
廊-KOHBUNDO(北海道帯広市、六花亭本店3階)にて出版を記念して池田緑の個展を開催!
【著者紹介】池田緑(イケダミドリ)
1943年生まれ、北海道帯広市在住。大学卒業後、国語・美術教諭として帯広北高等学校に赴任。1993年に教師の仕事を退職後、本格的にアーティストとしての活動を開始。2001年アーティストインレジデンスプログラムでニューヨークに滞在。油絵、版画などの平面作品から、立体作品やインスタレーション、長期間継続するプロジェクトや一般の人々とともに行うワークショップなど、幅広い作品を手がける。2002年に北海道立帯広美術館で、2010年と2015年には北海道立釧路芸術館にて個展を開催。主なグループ展として、「現代日本美術展1996/1998/1999/2000」(東京)、「越後妻有アートトリエンナーレ2006」(新潟)、「あおもり国際版画トリエンナーレ2007/2010」(国際芸術センター青森)、「北海道立体表現展’10」(北海道立近代美術館)、「帯広コンテンポラリーアート2011/2014/2015/2016/2018」(帯広)など。