現代企画室

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北方部隊の朝鮮人兵士
日本軍に動員された植民地の若者たち

北原 道子/著
2014年3月刊行
定価2800円+税
A5並製・376頁
ISBN978-4-7738-1406-4 C0036

徴兵・入隊から敗戦後の引揚・抑留まで、日本陸軍の「留守名簿」を手がかりに、
北方部隊(樺太・千島・北海道)に動員された朝鮮人兵士の実態を追う。

たとえ、一粒ずつの砂であっても事実を積み重ねることで歴史の真実に迫ることが出来る。その思いで、作業を続けてきた。その結果が本書である。(本書あとがきより)

「アジア太平洋戦争において、朝鮮半島の若者たちは何人くらい日本軍に動員されていたのか?」 ふとしたきっかけで生じた疑問から始まった、20 年以上に及ぶ丹念な調査・研究の成果。未公刊の日本軍名簿に残された朝鮮人青年たちの名前ひとつひとつから、戦争と植民地支配にまつわる知られざる事実が次々と浮かびあがる。

【著者紹介】北原 道子(キタハラ ミチコ)

1947 年東京生まれ。1970 年代の初め、「神戸むくげの会」で朝鮮語と朝鮮の歴史・文化を学び始める。1970 年代半ばから現在まで「現代語学塾」で朝鮮語を学ぶ。1990 年代から樺太・千島・北海道にあった旧日本陸軍の部隊に動員された朝鮮人兵士について研究を始め、韓国などで元兵士たちのインタビューを続ける。在日朝鮮人運動史研究会会員。

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