Subject: [fem-events 1088] 松井さんの講演会無事終わりました。
From: AJWRC <ajwrc@jca.apc.org>
Date: Wed, 03 Apr 2002 15:37:18 +0900
Seq: 1088

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MLの皆さまへ

4月29日、アジア女性資料センター主催の「私が語るフェミニズム」最終回、松
井やよりさんの講演会が無事すみました。右翼による松井さんへの攻撃の未確認
情報が入ったため、警備体制を整えての実施でした。反天連関係やアムネスティ
の方など、13名もの方々が警備に駆けつけてくださり、寒い中会場の外に立った
り、終わった後までいてくださるなど、たいへんお世話になりました。ありがと
うございました。
右翼からの卑劣な攻撃にめげず活動を続ける松井さんのお話は、たいへん興味深
く、聞いている人々をエンパワーするものでした。

参加者のおひとりで、よくセンターに来て手伝ってくださる会員の津田塾大生、
村瀬 友梨さんから下記のような感想が寄せられましたのでご覧ください。

松井さんのお話を聞く機会に恵まれた。この日、3月29日は雨という悪天候だっ
たのにもかかわらず会議室は年齢も様々な多くの女性たちが松井さんの熱意に耳
を傾けた。牧師であられる松井さんのご両親からお話は始まり、家族仲良く過ご
した少女時代、10代という青春の4年間を病気と闘う日々、大学での勉強の学生
時代、日本から逃げ出したい一心で留学というチャンスをつかいアメリカへと渡
り、アメリカ横断、ヨーロッパでの旅、フランスでのベビーシッターとソルボン
ヌ大学の生活、そしてフランスから日本に帰る貨物船で立ち寄ったアジアの国々
へと話はすすんだ。朝日新聞社に入社して女だからつかえないと思われないよう
に男性に負けずに必死過ごした仕事の毎日、仕事上の機会で訪れたアメリカで直
接うけたウーマンリブのうねりにより、女性の視点から記事を書いていこうと心
に決めたこと、など、一時間半の講演はあっという間に時間が経ってしまった。
私自身、20歳となり自分をもっともっと磨かなくてはいけないと思いながらも、
人並みな自分自身の幸福を守っている殻を破けずにいる気弱な私にとって、この
講演は有意義なものとなった。まだ白人と黒人差別が当たり前だったアメリカで
の南部への横断のなかで感じた根強い差別と、ブラックでもホワイトでもない自
分自身、フランスでの旧植民地支配地出身者ベトナム人と間違われてうけた差別、
そしてヨーロッパでの優雅な生活と対象的なアジアの国々の経済的な貧しさを肌
で感じた20代の頃の経験が何十年と経った今でも彼女の精神のなかに消えないで
いることが伝わった。もっと世界のなかに自分を放り入れてみなければ全ては見
えないだろうし感じないだろう、とこの講演は自分自身を奮わせるものとなった。

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