トップページ活動紹介>パキスタン

 

パキスタン交流支援プロジェクト概要

カラチのスラム地区にある学校「アル・カイールアカデミー」の
子どもたちの職業訓練支援

 
 アル・カイールアカデミーは、現校長であるムザヒル氏が数人の友人と共に、カラチのスラム地区の子どもたちの為に設立した寄付で成り立つ初等中等学校です。1〜10学年生が学んでいます。

 貧困の中で教育という概念すら持てずにいた親たちに教育の大切さを語り、子どもたちが学校に通えるような状況をつくることから始めた設立当初は10人の生徒とたった1人の先生でした。

 以来、生徒数は増え続け、2004年現在、1900人の子どもたちが2部制で学んでいます。

私たちは1995年からアル・カイールアカデミーと交流を続けていますが、ムザヒル氏の要望に応えて職業訓練校支援プロジェクトを立ち上げたのは1998年のことです。

高学年になると子どもたちは家族の稼ぎ手となるため、学校を辞めざるを得ない子が後を絶ちませんでした。子どもたちをなんとか救いたい・・・ムザヒル氏は一般教育だけではなく、子どもたちに技術を身に付ける職業訓練の場を提供し、少しでも収入を得られるような道を開くことで、親達の理解を促し、中途退学を減らしたいと考えたのです。

2001年にアル・カイールアカデミー併設の小さな職業訓練所が出来ました。電気科(男子生徒)と縫製科(女子生徒)の授業が行われています。職業訓練所はムザヒル氏を代表とする現地委員会「アル・カイール福祉協議会」により運営されています。
アーシアンでは半年毎の現地会計報告を確認し、月々5万円の職業訓練所の運営費を支援しています。
     「アル・カイール」とはウルドゥ語で“福祉”という意味です。


職業訓練所写真
 カラチでよく見かけるのですが、少々頭でっかちな感じがする2階建ての建物です。
 1階が電気科、2階が縫製科。電気科と縫製科の詳細は「子どもたちの様子ページ」をご覧下さい。


◇これまでの経過◇

◇子どもたちの様子◇

 

 

戻る