トルコの刑務所で受刑者の
ハンストにより12名死亡


 報道によれば、左派ゲリラなど政治犯を含むトルコの受刑者約300名が、各刑務所の待遇改善や独房刑務所の閉鎖などの刑務所の処遇改善を要求してハンストを続行。政府が要求の一部を受け入れ政治犯約100人を独房刑務所から別の刑務所に移すことに同意したため、受刑者は今年7月27日まで69日間にわたったハンストを中止した。しかし、このハンストにより28日までに女性2人を含む12人が死亡した、という。監獄人権センター事務局では、今回のトルコ政府の要求一部受諾を歓迎するとともに、ハンストによって告発されたトルコの刑事施設の非人間的な状況を憂慮し、今回のハンストに参加した受刑者に対して今後不利益が及ばないよう、また今後とも刑事施設内の人権侵害状況の改善に取り組むよう求める要望書を在日トルコ大使館に対して提出しました。