3/26 国会議員と市民の勉強会
人権委員会の歴史と役割
ネパール人権委員会委員・カピル・シュレスタさんを迎えて
日時:3月26日(火)午前11時半〜12時半
於: 衆議院第2議員会館第4会議室
営団地下鉄・千代田線/丸の内線 国会議事堂前・徒歩5分
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主催:無実のゴビンダさんを支える会
協賛:監獄人権センター
協賛:移住労働者と連帯する全国ネットワーク
3月8日、政府は、「人権擁護法案」を国会に提出しました。同法案は、差別や虐待などの人権侵害の禁止を掲げ、その防止・救済を図るために人権委員会を新設することを規定しています。こうした動きは歓迎すべき事ですが、実際にこの人権委員会が、人権侵害を受けている人たちの側に立ち、独立性をたもって、真に実効性のある活動を行っていけるか否かこそが問われなければなりません。その意味で、この法案も、国会内にとどまらず、広く論議され、より意味のあるものにしていく必要が指摘されています。
このたび、ネパール人権委員会からカピル・シュレスタ氏が来日されます。ネパール人権委員会は、1990年の民主化の成果として生まれ、人権擁護と推進、人権教育、NGO支援などを行うために、広範な権限を付与された独立機関です。
この機会に、人権擁護にご尽力されている衆参両院の国会議員の方々と市民とで、ネパールにおける人権状況、ことにネパール人権委員会の歴史や活動についてお話しを伺うことは、日本における人権擁護法をめぐる論議にも、意義のあることと思います。
ご多用とは存じますが、ぜひふるってご出席いただきますよう、ご案内申し上げます。
<カピル・シュレスタ氏>
ネパール人権委員会委員。ネパールでもっとも歴史の古い人権NGO、HURON創設者の一人。
トリブバン大学大学院政治学部助教授。
一審無罪判決後も身柄を勾留され、現在上告中のネパール人被告・ゴビンダ・マイナリさんの事件における人権問題調査のために来日。
<ネパール人権委員会>
「人権委員会法」によって、2000年6月に設置され、以下のような活動を行っています。
- 具体的な人権侵害ケースに関する調査。
- 官庁、監獄、組織、個人に対する調査、視察。
- 憲法および他の人権関連諸法規がより効果的に実施されるために必要な改善策を勧告する。
- 人権に関する国際条約、協定を研究し、効果的な実施について政府に勧告する。
- 人権教育の推進。人権擁意識を確立させるための活動やNGOの支援 など。
問い合わせ先: 無実のゴビンダさんを支える会(代表 高橋 徹)
〒 160-0016 東京都新宿区信濃町20 佐藤ビル 201 現代人文社気付
連絡先:TEL FAX 0426-37-8566 または 090-3548-7749 (客野)