フィリピン視察研修



現地での様子


 APFSでは2009年5月27日から31日まで、フィリピンにおける視察研修がありました。ネットワークを維持しているNGO2団体を訪ね、関係強化・情報交換を行いました。また、APFSの新しいメンバーの紹介も含め、団体間のスタッフ交流も行いました。

 日本からのフィリピン人帰国者(主に女性)、及びJFC(ジャパニーズ・フィリピーノ・チルドレン)の支援を行っているNGO団体「DAWN」では、帰国者がフィリピン社会で生活を再開できるように、様々な職業訓練を行っています(染色や機織り、美容関係など)。そうした訓練施設を見学させてもらい、訓練中の当事者と日本語で会話も交わしました。またスタッフ同士で、JFCが抱える最近の問題点などを共有し、特に昨年の日本における国籍法改正の影響などについて話し合いました。

 世界各地のフィリピン人労働者を支援する「KAKAMMPI」では、APFSの最近のプロジェクトを説明し、情報収集などの協力を求めました。また、以前日本で暮らしていたフィリピン人家族に対する情報提供の機会があり、APFSスタッフから、特に日本生まれの子どもたちに関するアドバイスをすることができました。

 団体訪問以外に、日本から送還された数名の子どもたちからの聞き取りも行いました。日本で生まれ育った子どもたちが、いかにフィリピン社会への適応が難しいかを実感することができました。

* この視察研修の費用の一部は、「ダイワSRIファンド」助成プログラム2009からの助成で賄われています。




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ASIAN PEOPLE'S FRIENDSHIP SOCIETY (APFS)