G8を問う連絡会事務局 緊急声明

是非関係する皆さんへ転送してください。



G8を問う連絡会事務局 緊急声明

「反グローバリズム運動」はテロリズムではありませんっ!
わたしたちは「混ぜるな!危険」ではありませんっ!
法務省、入管当局、警察、政府あるいは自治体はわたしたちの言論・表現の自由、集会の自由、移動の自由を侵害してはなりませんっ!

G8を問う連絡会事務局

サミット警備と称して、警察などは「反グローバリズム運動」をテロリズムであるかのように宣伝してきました。そして、世論やマスコミを味方につけて、「反グローバリズム運動」を社会にとってのおそるべき害悪であるかのように印象づけ、首都東京がテロリズムの脅威にさらされているかのような大宣伝を行って来ました。サミット警備では、多くの友人たちが空港で長時間の審査で不当な扱いを受け、入国を拒否されるケースも頻発しています。また、自衛隊は、陸自のテロ対策部隊やイージス艦まで動員するなど、常軌を逸しています。

「反グローバリズム運動」はテロリズムとは何の関わりもない運動であることを明確にしておきたい。警察や政府などが今後二度と再び私たちをテロリストであるかのように扱うことのないよう、厳重に抗議し、「反グローバリズム運動」を阻害する一切の違法・不当な介入や弾圧をやめるよう、強く求めるものです。

警察などは私たちの運動を「反グローバリズム運動」と勝手にレッテルをはっていますが、運動は多種多様で一括りにはできません。この運動に関わる人々は自分たちのことを「反グローバリズム」と呼ぶこともあれば、「オルタグローバリゼーション運動」と呼んだり「もう一つの世界は可能だ!」と呼んだり、様々です。また取り組む課題も、貧困、戦争、環境破壊、農業破壊、公共サービスの民営化などに反対し、地域コミュニティを破壊する開発や経済に抵抗しています。また、移住労働者、ジェンダー、先住民の権利の運動に取り組むグループなど、課題も一つではなく、中心となる指導部があるわけでもありません。この様々な運動が目指しているのは、新自由主義によるグローバリズムがもたらした貧困、戦争とテロリズム、環境破壊など、この地球に住む圧倒的大多数の人々の生存を脅かす現在のグローバルな世界の仕組みに対して、<<貧乏でもいい
から普通に幸福に生活する権利>>を要求する当たり前過ぎるほど当たり前の運動です。

わたしたちは、G8諸国のように大量破壊兵器を持っていませんし、金銭欲も権力欲もありません。金と権力のためなら地球なんてどうなっても構わないというほど破滅的な信条をもっているわけでもありません。暴力で目的を達成しようとする考え方も持っていません。わたしたちの運動は、世界の数十億の人々の衣食住をろくに満たすこともできない、人類史上まれにみるできそこないの政治と経済の仕組みに腹を立て、この仕組みを変えたいと願う地球規模の世直し運動なのです。

G8の首脳たちが国境を越えて会議をし、マスコミを動員して彼らの勝手な主義主張(その大半は嘘の約束と間違った理屈にすぎませんが)をしゃべりまくる自由があるとする一方で、私たちの友人や仲間が国境を越えてお互いに自由に出会い、わたしたちが自分たちの主張を街頭で表明する自由は大きく制約されてきました。なぜ、私たちは海外の友人と日本で語り合うことが妨害されなければならないのでしょうか。なぜ、街頭デモで自由に市民の人たちに語りかけ、もっと自由に路上で表現ができるような余裕を認めようとはしないのでしょうか。デモや集会参加者の肖像権やプライバシー権を侵害して、公安警察は写真やビデオをとり、若者たちのキャンプなどのイベントを厳しく監視しようとするなど、まるで私たちを危険物であるかのように扱うのはなぜなのでしょうか。わたしたちは「混ぜるな!危険」ではありません!

わたしたちは、サミット期間中にかぎらず、その後の日本がますます閉鎖的になり、わたしたちのグローバルな繋がりが阻害されるのではないかと強い危惧を抱かざるを得ません。したがって、わたしたちは、以下のことを強く要望します。

▼「反グローバリズム運動」はテロリズムではありません。反グローバリズム運動をテロリズムであるかのように誤解を招くかたちでマスコミなどに宣伝したり、取り締まりや監視の対象にするような対応をやめなさい。
▼海外からの反グローバリズム運動の活動家、研究者、ジャーナリストなど、わたしたちの友人や仲間に対して入国で差別的な扱いをしたり、ビザの発給を遅延させたり、長時間にわたる人権侵害的な審査を行ったり、恣意的な入国拒否を行うことをやめなさい。
▼反グローバリズム運動による言論・表現の自由、集会やデモ、参加のための移動や居住の自由などに対する警察や行政などによる違法・不当な干渉・介入行為をやめなさい。
▼自衛隊はただちに部隊を撤収しなさい。

2008年7月2日

G8を問う連絡会(G8 Action Network)
事務局メールアドレス
alt-g8sec@jca.apc.org
ウエッブ
http://www.jca.apc.org/alt-g8/
連絡先団体
・日本消費者連盟
 東京都新宿区西早稲田1-9-19-207
 TEL: 03-5155-4765
 FAX: 03-5155-4767
 mail: nishoren@jca.apc.org
・ATTACジャパン
 東京都文京区白山1-31-9 小林ビル3F
 TEL:03-3813-6492
 FAX:03-5684-5870(ATTAC宛)
 mail: attac-jp@jca.apc.org

声明終わり



賛同のコメントをよろしく!
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声明に賛同します。

攝津正(船橋市民)です。声明に賛同します。

造反有理

国民主権の当然の行使への実質的な弾圧に対し強く抗議し、声明に賛同します。

静岡市民 大橋真司

緊急声明に賛同します

<テロとの戦い>を口実に、<唯一の思想=新自由主義>に反対する勢力、体制に反抗する勢力をも一掃してしまおうという権力者の意志がみてとれる。しかし、このような策略が、彼らが<擁護して止まない民主主義>という見地からみても、根本的な矛盾に陥っていることをはっきりと指摘しよう。むろん、彼らの戦略の上では、百も承知のことに違いないが、この実態を暴くことは、彼らの<民主主義>という名の独裁主義を崩壊させることにもなる。
グローバルウォッチ@パリ     コリン・コバヤシ

賛同します

占領に反対する芸術家たち(Artists Against Occupation)は緊急声明に賛同します。
イスラエルのノウハウを採択するのは愚かしい。ボーダーでの質問、「荷物をパックしたのは誰か」「荷物を路上に放置しなかったか」等々...

賛同します

自衛隊の投入はどういう法的根拠があるのか、はっきり説明してもらいたいです。中央即応集団の初実戦が、治安出動に限りなく近い事態だとは、21世紀の戦争状況を分かりやすすぎるほどクリアにしてくれたと思います。人民に銃を向ける愚かさや矛盾に、一人でも多くの自衛官が気づいてくれればいいのですが。
井上森(立川テント村)

賛同します

自由国際大学は,この声明に賛同します。

賛同します

東京経済大教員の大榎淳です。声明に賛同します。
社会への積極的な発言や行動を,すべて「テロ」と結びつてしまうのは間違いです。

緊急声明に賛同を表

緊急声明に賛同を表明します。八鍬瑞子(占領に反対する芸術家たち)

賛同します

遠慮して、洞爺湖からはるか遠い札幌で勉強会をするだけなのに(あと、ちょっとマーチもね・・)!
国内便やホテルのキャンセル・変更続出で大迷惑だし、それらの企業も困るんじゃないですか?

緊急声明に賛同します

緊急声明に賛同します。陰湿な嫌がらせを続ける日本の国家権力とアホ官僚は、今すぐ懺悔し悔い改めなさい。まだ救いがあるかもしれません。橋野高明(日本キリスト教団牧師)

賛同します

緊急声明に賛同します。これまでも何度も来日している友人になかなかビザがおりていません。小倉利丸(ネットワーク反監視プロジェクト)