普天間基地即時無条件返還、辺野古ボーリング調査中止を求める抗議と要請




 普天間基地所属の米軍ヘリが沖縄国際大学に墜落・炎上した事故の衝撃も冷めやらぬ8月31日、政府・防衛庁(防衛施設庁)が、9月3日にアリバイ的な「住民説明会」を開催し、ボーリング調査を強行する予定であることが明らかになりました。

 市街地のど真ん中を占める米軍普天間基地の危険性が現実のものとなる中での辺野古での事実上のヘリ基地着工は、基地の即時撤廃を求める県民感情を逆撫でし、沖縄県内移設=基地の「たらいまわし」により、基地のはらむ危険性を放置し続けるものであり、強い憤りを覚えます。

 現在米国が進めている先制攻撃戦略と機動力強化を目指した米軍配置の世界的な再編成は、在日・在沖米軍基地の機能強化を前提にしており、神奈川県内の座間キャンプへの司令部機能の集中・横須賀基地への原子カ空母母港化・池子米軍住宅増設の動きもすべて連動しています。

 私たちは米軍再編に伴う基地機能強化に反対します。横浜市域への池子米軍住宅増設も認めることは出来ません。ブッシュの戦争政策に追随し、米軍再編に協力して日米同盟強化にひた走り、基地被害に目を向けようとしない小泉政権を断固糾弾します。

 普天間基地の代替施設=巨大海上軍事基地建設予定地とされる名護市東海岸の辺野古では、4ヶ月にわたり座り込みによるボーリング調査阻止行動が続いています。新たな基地の押しつけと自然破壊は許されません。

 私たちはこの辺野古住民の命がけの座り込み行動を断固支持し、辺野古沖海上基地建設計画の撤回とボーリング調査の中止、普天間基地の即時閉鎖と無条件全面返還を強く要求します。

以上、抗議し要請します。

2004年9月9日

内閣総理大臣  小泉 純一郎様
防衛庁長官   石破 茂  様
防衛施設庁長官 山中 昭栄 様



自治労横浜市従業員労働組合経済支部

支部長 小松崎 勇








防衛庁長官   石破 茂 様

防衛施設庁長官 山中 昭栄様



ボーリング調査を直ちに中止せよ!




 本日、午後2時過ぎ、那覇防衛施設局がボーリング調査に向けた事前の海底「確認調査」に着手した。私たちは、この暴挙を断固糾弾する!

 そして、防衛庁・施設庁が直ちに調査中止を決定することを要請する。

 施設局は、午前9時に、佐敷町の馬天港から作業船を出し、辺野古に向かわせた。出港場所を馬天港に急遽変更したことについて、施設局は、「混乱を避けるため」などとしている。4月19日の“闇討ち”と同様、またもや住民を欺く卑劣きわまりない暴挙は断固糾弾する!

 そして、この暴挙が、辺野古のオジー、オバーたちをはじめ、新基地建設に反対して闘う人々の意思を踏みにじるものだ。これは、「本土」政府の沖縄差別・抑圧の歴史の上にさらなる新たな抑圧を積み上げるものに他ならない。

 ボーリング調査を即時中止し、新基地建設計画を白紙撤回せよ!


2004年9月9日

  明治大学駿台文学会