1999年11月30日

 内閣総理大臣 小渕恵三 殿

沖縄・一坪反戦地主会 関東ブロック 

代表 上原 成信     

東京都千代田区三崎町2−2−13−502

 普天間基地・那覇軍港の沖縄県内移設の撤回を求める要請書

 日米両政府は、沖縄普天間基地の県内移設に向け、サミット前の決着を計ろうと、稲嶺知事に名護市キャンプ・シュワブ沖への移転を発表させました。また、那覇軍港も浦添に移転して機能を強化しようとしています。

 沖縄県民は96年秋に、県民投票で「基地の整理・縮小」を選択し、一方名護市民は、97年冬の市民投票において、「ヘリ基地建設反対」の意志を明確に示しました。

 普天間基地や那覇軍港を県内に移設しようとする政府のこの行為は、主権在民の民主主義のルールに反するとともに、沖縄の人々の基本的人権や、平和を願う心を踏みにじるものです。

 基地の沖縄県内移設は米軍基地の新設であり、基地機能の強化をはかるものに他なりません。21世紀にわたって沖縄県に基地を押しつけることは、直ちに撤回してください。

 わたしたちは、基地の県内移設に反対する立場から、次のことを強く要請します。

【要請事項】

  1. 県民投票や流し民投票に示された民意を尊重すること。
  2. 沖縄普天間基地、那覇軍港を無条件に返還すること。


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