65 最近の私的状況です。  (2011年09月11日  掲載)  

 しばらく、私個人の状況の報告はしていませんでした。政治問題や社会状況などで意見はあまりすぎるほどあります。昨日は昨日で、新任の社民党内閣の鉢呂吉雄経済産業大臣の辞任問題です。呆れるばかりです。その前は、民主党政調会長の前原誠司の訪米中に、武器使用基準の緩和を約束するなど、勝手な反憲法の動きを行ないました。また、半年もすぎて原発問題処理や地震・津波被害者への対策は極めての不十分、そこへ和歌山・奈良県などへの台風の被害です。十津川村は、もうずいぶん昔のことですが、高野山から那智へ祐子と車で訪れ、一泊した村でもありました。ひどい被害に暗澹としております。でも、とりあえず、それらと離れ、今回は個人状況のみ書いておきます。 
 
健康の状況:というのは、やはり80歳を超えてから、老衰のせいでしょうが、身体状況はかなり問題が出てきます。実は、今日は、通産省へ人間の鎖で囲もうという1万人アクションのある日で、私も参加するつもりでした。本サイトの「ご案内」欄にそのお誘いも載せていたのでした。ところが、一昨日の市民の意見30の会・東京の事務局会議に出て帰ってから、遅すぎた夕食の準備をする途中で、背中がえらく重く感じ、上半身の動きの次第で、背骨、脊椎が痛みを走るのでした。寝ても同じ状況で、今日のアクションは申し訳ありませんが、私は欠席させてもらいました。数日経っても治らないようでしたら、整形外科の医師を見てもらう必要があるかと思っています。
 それとは別に、脚のだるさがひどく、くるぶしの少し前から脚の甲まで、ひどい浮腫みがあり、指で押さえると、しばらくスポっと凹んで戻らないのです。近所の中国気孔整体院に通い、マッサージを毎週やってもらうのですが、その日だけで、翌日からまたひどい浮腫みとだるさで辛くなります。整形外科、内科、泌尿器科など、いろいろな医師に聞いてもらっているのですが、寝るときに脚を高くしたら、とか、もっと歩け、と言われるのですが、そんなことはしているのですが、治りません。結局、少し様子を見てみましょう、ということで、一向に良くなりません。確かに、パソコンにかかる時間が多く、椅子に坐っていることが多いせいはあるのでしょうが、それをやめるわけにもいきません。この状況は参っています。
 半月ほど前、「ニュース」欄で報告してある故早川康弌さんの遺稿集『早川康弌――思想と軌跡』が出版できましたので、編集委員のみんなが集まるご苦労さんパーティが御茶ノ水の西洋料理店でありました。おいしいワインを出すので、車で行くのではなくぜひ電車で来るようにと勧められ、久しぶりに電車でお茶の水駅まで行きました。この駅のホームは川に近い下のほうにあり、道に出るには、どの方向でも階段を上ることが必要です。驚いたのは、この駅のホームには、どこにもエレベーターもエスカレーターもないのです。駅員に聞いたのですが、この駅にはどこにもないのですという返事でした。付近には病院もたくさんあり、病人や高齢者が多数利用する駅なのですが、長い階段をエッチラオッチラ登る以外がないのです。私は手すりを掴み、階段の途中を4〜5回も止まって、しばらく息を整える必要がありました。ラッシュアワーではないときでしたからよかったものの、若い人たちがダダッと駆け出すようなときでしたら、かなり危ないことでしょう。西武新宿線でも、すべの駅にはエレベーターもエスカレーターもあるのですよ。都内のJR線にこんな老人いじめの駅がまだあるとは知りませんでした。私の肺気腫も、よくなるはずはないのですから、つい、電車ではなく車を使ってしまうのです。
 少しいい話もあることはありました。半月前は、難聴が大分ひどくなったと思い、東村山市にある「多摩北部保険センター」という病院(かなり大規模な医療機関などですが、病院とは言わずに、東京都保険医療公社というようです)へ通いました。初めて行ったところですが、こと、難聴問題と補聴器の診断については、患者の立場に立って実に詳しい相談にのってくれ、これまであまり役に立たなかった補聴器の調整も何度も変えてくれて、とくに左が聞こえにくくなっていた状況はかなりよくなりました。難聴、補聴器の問題でしたら、ここを強く推薦します。こr
 
おばんざいへの取り組み最近、キッチンで京都の料理、「おばんざい」や「炊いたん」などにかなり時間をかけているようになっています。昆布や「だしじゃこ」を使って時間をかけてのだしをつくるためだと思いますが、実においしいおかずができるのです。9日の夜作ったというのもそれで、事務局会議から帰るときに、夜中も開いているスーパーに寄って、小蕪と遅いために半額の値段になっていた秋生鮭を買って、「小かぶの菜っ葉とお揚げの炊いたん」と「小かぶと秋鮭の煮合わせ」でした。その日は、作っただけで途中で背中が痛くなり、食べずに寝てしまったのですが、翌朝、これを食べたのですが、実に美味、我ながら感心しました(左の写真)。その前につくった「とうがんの海老そぼろあんかけ」(右の写真)もうまく出来ましたよ。少し前から、よくつくるのは、鱈子と糸こんにゃくの炒め煮と、大根と桜海老の炒めです。これは母や友人の人気があり、よくつくって人にも差し上げています。私はビフテキやハンバーグなどよりも、魚と野菜のさっぱりとした和食が多くなります。手本にしているのは、京町家・杉本家の献立で、杉本節子の本を首っ引きで勉強しています。これからは、焼き蒲鉾と小芋の炊いたんをつくるか、と考えています。