74 5月に入りました。 (2012年05月09日  掲載)  

 前号を載せたのは4月1日でしたから、1ヵ月以上も本サイトの更新ができていませんでした。理由は、パソコンの変更でした。これまでの Vista の古いデスクトップの具合が悪くなってきて、えらく使い悪くなり困っていたのです。しかし、前号の「壊れた茶碗」で書きましたような健康上のゴタゴタがあり、寿命がそれほど長くないのでしたらパソコンを更新する必要もないかと思っていたのですが、そうでもなさそうになり、その最後につけましたような事情で、パソコンも買い直したのでした。今度のOSは Windows 7 です。それに慣れるまでに結構時間がかかりましたし、何よりもさまざまな膨大なシステムやデータを引っ越すのが大変でした。まだ全部は移動が終了していません。メールとホームページ作成などはどうやら新しいデスクトップで動けるようにでき、これで本サイトも手直しができるようになったのでした。という事情で、この1ヵ月の様子を、 いくつかのことだけ、以下に載せてみます。

 
憲法記念日の意見広告 今年も5月3日に、意見広告掲載の運動を行ないました。今年は、『朝日新聞』(全国版)、『東京新聞』、『琉球新報』の3紙で、2色印刷の全面です(右の写真)。今年は賛同者の氏名は載せず、その代わり多くの人が書いた「命」という文字をレイアウトした紙面になっています。デザインは毎年と同じく、鈴木一誌さんと、上村隆博 さんによるものです。また、『朝日』の場合は、1面の突き出し広告に、この意見広告への注目を求めたフルカラーの広告も載っています(右の 右の写真)。当日1日だけで、趣旨に賛同します」「小冊子をおくってください」などとの連絡が15件ほどあったそうです。

 「壊れた茶碗」のその後 前号の話を知った知人から、そんなに好きなのならと、佐藤走波の「赤玉」文様の丼、それも、なんと五代の「走波 八十三歳」という銘の入っている径14.5cmものが大丼が送られてきたのです! まずは入手できないもので、稀に出た時もかなり高価なもの のはずです。68年1月のエンタープライズ闘争で知りあって以後、ベ平連の運動でずっとお付き合いしてきた佐世保での夫妻の知人からです。飾ってき ているだけではもったいないので、日常に大事に使うようにしました。早速、烏賊と大根の煮物や、筍の土佐煮などに使っています。ありがたいことです。

 吉武輝子さんのお通夜 と「伊勢藤」  4月17日に肺炎で80歳で逝去された吉武輝子さんのお通夜に出てきました。20日の夜、神楽坂の毘沙門天、善国寺でありました 。喪主は長女でエッセイストの宮子あずささんでした。ここ数年、病弱な生活の中でも「戦争への道を許さない女たちの連絡会」の世話人「脱原発をめざす女たちの会」代表など、反戦・女性の人権運動などで活動を続けてこられていました。残念でした。お通夜には数百人の参加者の方がいらっしゃいました。(左の写真2枚)伊勢藤 - 外観写真:
 帰路、この毘沙門天の正面の路地を入った奥の右側にある「伊勢藤」を見てきました。以前とまったく違わない懐か
しい店はありました(右の写真)。この飲み屋のご主人は、1965年の暮、ベ平連が最初に借りた事務局の持ち主でした。それで、小田さん、鶴見良行さんなどと一緒に何度も通いました。宇都宮徳馬さんをお連れしたこともありました。この日は車で行ったため、寄れなかったのですが、近く久しぶりに入ってみたいなと思いました。ご主人はまだお元気なのだろうと思っているのですが……。

 望月廣保さんのご母堂の逝去 80代初期の方の逝去としては、吉武さんと同じ頃、元ヤングベ平連の活動家、望月廣保さん(エイサク)のご母堂が、4月2日に81歳で虚血性心不全で急逝されました。1984年に「ピースボート」が横浜港を出るときに、見送った私が望月さんのご母堂とお会いしたそうですが、あまり記憶は残っていません。しかし、1993年7月のフジテレビ NONFIX『帰ってきた黒人脱走兵――ベ平連25年目の再会』テレコムスタッフの放映の中で望月さんが話されるご母堂のことは忘れられません。5月19日に納骨式があるそうです。

 ベランダの鳩とカラスなど 私のマンションの部屋は5階ですが、ベランダにはいろいろな植木の鉢がならんでいます。水を張った大きな鉢もあり、それには睡蓮が花を出してくれます。 また、山椒の鉢(左の左端の写真)、5月に新鮮な「木の芽」がどっさりと取れるので、筍の料理に助かります。毎年、5月は筍めし、若竹椀、筍の土佐煮などをうまくつくれます。また、今は君子蘭がきれいな花を並びますし(左の真中)、 シンピジウムの鉢も見事な花をたくさん咲いています(左の右端)
 ところが、です。水の入った鉢があるせいかもしれないのですが、 毎日、とくに早朝に、ベランダに鳩が何羽も集まるのです。それ自体は悪くないのですが、困るのがベランダやその柵、物干しの竿などに次々と糞を散らし、えらく汚くなるのです。洗濯物を干そうというときには、そのたびに水をかけ、ブラシで掃除をしなければなりません。それで、何とか鳩を集まらないようにできないかと、いつも花や苗などを買っている大きな植木園で聞いてみました。これはどうでしょう、と言われたのがカラスの作り物です。プラスチックですが、わりとよく出来ています。750円で買ってベランダにぶら下げました(右の写真)。さて、これで鳩は来
なくなるかと、半信半疑だったのですか、3日ほどは鳩は来なくなりましたが、それからはダメでした。カラスの前のベランダの柵の上で、鳩は2羽も3羽も並んでクッククーと鳴いているのです。これは不成功でした。今でもカラスはぶら下げてあるのですが、毎朝鳩は集まり、ベランダのあちこちを糞で汚しています。平和のシンボルではあるのですが、ちょっと困ったものです。

西東京市での原発はいらないデモ 5月20日(日)の午後、西東京市での第6回目の「原発はいらない西東京集会&デモ」があります。次の文をクリックしてください。きれいなポスターのPDFファイルがあります。 14:30集合は、東伏見公園で、デモ出発は15:30です。西東京市の皆さん、及び、近郊の方、ぜひご参加ください。ただ、申し訳ないのですが、私は、これまで、すべて参加していたのでしたが、この日、旧ベ平連のメンバーの集まりが山梨県であり、それに参加しますので、今回だけは、西東京市での集会にでられません。お許し下さい。