34 春たけなわになっての弁明 (2008年04月20日  掲載) 

 サイト更新中断のお詫び このホームページを最後に更新したのが3月15日でしたから、ひと月以上書き込んでいなかったことになります。何人もの方から、病気でもしているのかというお問い合わせを受けましたし、数日前には、同じ市内に住んでいる地域の活動仲間の女性が、心配で様子を見にきたと、訪ねてこられました。ご心配をおかけして申し訳ありませんでした。一度、イレウスになりかかって入院かと思ったこともあったのですが、大事にならず、軽度で治まり、入院せずに済みました。健康のほうはまあまあです。 
 本来なら、3月16日にあった私の「喜寿」を祝ってくださる集まりのご報告やお礼など、すぐに掲載すべきであることは、重々承知して、毎日焦ってはいたのですが、とにかく忙しかったのです。この間の公私にわたるいくつかの出来事は、おいおい掲載してゆくつもりですが、とにかくまず弁明から。
 
本の出版は大変でした 拙著『民衆を信ぜず、民衆を信じる』(第三書館刊〉が出版されたのは3月15日のことでした。何とか、16日の集まりでは、みなさんに拙著を差し上げたいと願い、それは達せられたのですが、しかし、作業は大変でした。この出版を思いついて、第三書館に話を持ち込んだのは、今年の正月休みが終わってからのことで、なんと、なにも原稿が揃っていない状態から、400ページを超える厚い本が出来上がるまでが正味二ヵ月というのは、出版の常識では考えられないスピードでした。とにかく、必死で原稿を揃え、取捨選択し、タイトルをつけたり、写真を揃えたり、短い解説をそれぞれの文の前につけたりして、これでいいというものを出版社に渡し終わったのは2月の半ばです。それをひと月で上製本にしてしまうことができたのは、第三書館の大変な努力のおかげでした。ふつうの出版社だったら、こんなむちゃな計画は引き受けてくれなかったでしょう。感謝している次第です。
 しかし、当然ながら、私のほうの忙しさも大変でした。この仕事は仲間に応援をほとんど頼まず、原稿の選択も写真や、中にカラーページで入れたここ10数年の賀状を揃えることや、著者校正も全部私ひとりでやりました。徹夜や、それに近い日々もなんどもありました。その間、すぐにやらねばならぬものを除いて、私が分担している市民運動の実務がたまりに溜まってしまい、16日の会が終わってから、その溜まった仕事を片付けるのと、会のためにお祝いを下さったりした方々にお礼状を書く仕事、参加されなかったために本を差し上げられなかった方々に寄贈する発送の仕事などで時間をずっととられてきました。その間、使っていたパソコンがダウンしてかなりのファイルをバックアップから取り直して手を入れるなどという思いがけぬ事故もあり、ついにこのひと月は、ほとんどホームページの更新に手がつけられなかったのです。毎年、欠かさず見に行っていた夜桜も今年はあきらめました。事情ご賢察のうえ、この間の中断をお許しくださるようお願いいたします。
 
春たけなわで花に囲まれています 春はすでにたけなわ、葉をすっかり落として枝だけになっていた窓の下のケヤキなども、いまは新緑の葉をいっぱいにつけ、道の向こうの駐車場の車などをすっかり隠してくれています。その手前には、白いハナミズキが満開です。私の部屋の華やかになっています。冬の間、室内に入れておいた大きなゴムの鉢は、先日、若い知人が来られた際に、ベランダに出してもらったのですが(もとは小さな鉢を買ったのですが、数十年も置いてあるうちに、今では3メートル近い高さに育ち、一人では持てない重さの鉢になっているのです)、その代りに、アジサイやテッセンの鉢が、見事な色の花をつけてくれています。
 3月16日の集まりのご報告は、別途いたしますが、この会では、私に記念品の贈物を下さるということで、何が希望かとのお問い合わせを受けました。転居の際、アジサイを置いてきてしまっているので、アジサイの鉢が欲しいと希望しました。元来は鉢植えのものだったのですが、庭におろしたところ、どんどん成長し、毎年6月初めには冴えた青い色の花をたくさんつけてくれるのです。死んだ連れあいもこの花が好きで、毎年、その花の前で写真を撮ってきました。会の時期には、まだアジサイは花の市場に出ておらず、いずれ、好きな鉢を選んでくださいと、会の最後に、花のギフト券を大量にいただきました。
 行きつけの生花店に頼んでおいたところ、先日連絡があり、入荷したとのことで、さっそくもらいに行きました(右の写真)。花の市場では、開花の時期が路地植えのものよりずっと早いのです。その時、いっしょに並べられていたテッセン(クレマチス)の鉢が、これまた見事な花やつぼみをたくさんつけていたので、それも一緒に購入しました。というわけで、それ以外の胡蝶蘭やらベチュニアやらの鉢とともに、ベランダや食卓の上を華やかにしてくれています。アジサイは大事に育てるつもりです。ありがとうございました。