15.  反戦映画クラブ」  2002年4月〜5月のご案内 (2002/03/19掲載) 

市民の意見30の会・東京の4月と5月反戦映画クラブは、日本のベトナム反戦市民運動の記録『殺すな』とベトナム赤十字社から贈られた『ベトナム戦争――癒せぬ傷跡』など初公開のドキュメンタリを2ヵ月連続してみることになります。

413日(土)午後2時より

DVD『殺すな――日本の市民はアメリカのベトナム侵略とどう闘ったか?』

●制作・〈殺すな!〉制作委員会●監督・執筆・吉岡忍●朗読(日本語)・山根基世●音楽・音響効果・山本コウタローほか●編集・四位雅文●カラーおよび白黒、54分(右の写真はDVD『殺すな』のベトナム語版ジャケットの表紙)

 これは、3月末、日本の反戦市民運動グループの代表がベトナムを訪れ、ホーチミン市の「戦争証跡博物館」に贈ったドキュメンタリの国内初公開です。
 制作にあたっては、ベトナム反戦運動にかかわった多くの人から提供された映画、写真、資料が用いられたほか、朝日、毎日、神奈川新聞、TV東京などのマスコミ各社や九州大学、埼玉大学などの研究資料センターからも無償で写真などが提供されました。
 DVDは日本語・英語・ベトナム語の
3チャネルですが、今回は日本語版のみの上映。
 このDVDは、今後戦争証跡博物館で常時公開されるほか、ベトナム各地でも上映運動が展開されるとのことです。ベ平連など日本のベトナム反戦市民運動が体系的にベトナムに紹介されるのはこれが初めてのことですが、戦争証跡博物館での試写のときには、グエン・ティ・ビン副大統領らベトナムの幹部を含む出席者は食い入るように画面に見入っていました。
 アフガンへの攻撃は、アメリカ(の大部分)がベトナム戦争の教訓をほとんど学んでいなかったということを示しています。ベトナム自体でも若い世代は、あの戦争とそれに連帯した世界の運動などについての認識が薄れつつあります。日本ももちろんです。これはその意味でも、時宜適切なドキュメンタリです。、今後、日本各地で大いに広げてもらいたいと思いますが、まずは初の試写です。
 なお、時間は
54分ですので、もうひとつ、今回ベトナム訪問に参加されたプロ写真家の大木 茂さん夫妻の撮られた写真(CDロムに460枚も入っている)を紹介しながら、ベトナム報告も聞くことにします。

511日(土)午後2時より

『ベトナム戦争――癒せぬ傷跡』(「枯葉作戦犠牲者基金」制作 2002)

『Nukes In Space2――アメリカ・宇宙支配の野望』(米・エンパイロ・ビデオ制作、1998

 後者はそうではありませんが、前者は日本初公開です。3月のベトナム訪問団が同国赤十字社から贈られたもので、「エージェント・オレンジ(強力枯葉剤)作戦の実態を記録したものです。この430日はベトナム戦争終結37周年ですが、アメリカによる枯葉作戦がいかに凄惨な影響を今に残しているか、見た人は言葉に絶します。実は戦争は終わっていないのです。今、アフガニスタンがこれと同様、新兵器の実験場になっているとき、このドキュメンタリはぜひ広く公開したいものです。ただ残念ながらまだ日本語版はなく、英語版です。
 もう一本の『ニュークス・イン・スペース
2』は、アメリカの軍需産業と原子力産業の巨大な陰謀によるNASAの土星探索機打ち上げを暴露したドキュメンタリで、アメリカが宇宙兵器と核兵器による世界支配に狂奔している現在、必見のドキュメンタリです。
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 市民の意見30の会・東京の会員、読者の方は参加無料。歓迎。会場は、事務局(代々木駅から徒歩
3分)、参加ご希望の方は、前日金曜日の午後7時〜10時の間に同会事務局に電話(03-3423-0185)にご連絡を。