news-button.gif (992 バイト) 120.WPNの7/4渋谷デモ、2000人(?)参加、3名の逮捕者出る (2004/07/04掲載)

 7月4日の日曜日の午後、World Peace Now 主催の東京・渋谷でのデモに参加しました。30度を超える暑さで、会場、宮下公園の木陰に いたのですが、出発前の集会での音楽の演奏の間に、かなり疲れてしまいました。でも、よく通る声での坂啓さん(漫画家)の話は、まさに「戦時となった日本」で、親が子の将来を心配するのは当然、少子化だとわめいているだけでなく、本当に子どもを生んでもらいたいのなら、まず戦争をしない日本をつくれ、という
怒りのこもった発言で、大きな拍手を呼びました。行動の主要な主張は、もちろん、自衛隊の多国籍軍参加批判、即時撤退要求、そして、1週間のちの参議院選挙で、戦争の自民党を打ち破ろう、というものでした。
 七色の虹の平和の旗をはじめ、.2000人近い参加者(個人的な推測です)の色とりどりの旗やのぼり、プラカードなどがあざやかでした。私は、「市民の意見30の会・東京」の黄色ののぼりのグループに参加して歩きました。会のメンバーの知った顔は10数人見かけました。 
 出動していた機動隊員の数はそれほど多くはなかったと思いますが、しかしその規制ぶりは、最初からかなり異常な雰囲気で、敵対的なような印象をうけました。ジュラルミンの盾は姿を消し、全部、透明なプラスチック製のものに変わっており、表面には英文で大きく「POLICE」と印字されていました。今日の機動隊は危ないな、と思っていましたが、果たして、隊列の後尾がNHK付近にさしかかったところで、デモの最後尾にいた参加者の二人が逮捕され、さらに、渋谷を一巡、出発地の宮下公園に戻ったところで、また1人が逮捕されました。解散時の集会では、この弾圧についての目撃報告が二人からされ、また参加していた内田雅敏弁護士からは、ただちに接見・救援の活動に入るという報告もありました。「戦時下」のデモ(あるいはパレードでも)には、次第にこうした厳しい規制が加えられるようになるのかな、という思いもしました。
 デモから帰ってすぐの、とりあえずの報告です。(写真は大木晴子さん撮影)