news-button.gif (992 バイト) 230 脱原発の9.18西東京集会・デモ (2011年09月19日  掲載)   

 本サイトの「ご案内」欄No.214にお伝えしたデモの報告です。
 「満州事変」満80周年の日、2011年9月18日(日)に、午後、西東京市「保谷」駅近くのあらやしき公園で「原発はいらない」集会(左の写真、本市では第3回目のデモ)がありました。
暑い日でしたが、約200人の市民が参加しました。集会では、以下のような「アピール」が採択されました。
 デモでは、同じくこの西東京市の市民である太田昌国さんともお会いし、私は、デモのごく最初だけに参加しましたが、一緒に歩きました(右の写真、原田隆二さん撮影.また、下の写真の右端から二人目は、市議の森輝雄さんです。やはり原田さん撮影) また、帰るとき、たまたま道であったご婦人と話しかけられましたが、東久留米市から参加されたという「声なき声の会」や「思想の科学」のメンバーである私と同年生まれの方とわかり、しばらく路上で話し合いました。
 なお、この市内での第4回目の行動としては、12月4日(日)の午後に、ひばりが丘駅周辺で集会・デモが予定されており、詳しくは追ってこの集会実行委員会のブログに出るはずです。以下がURLです。  http://blog.goo.ne.jp/genpatsuiranainishitokyo をごらんください。

 

9.18 原発はいらない西東京集会アピール

メルトダウンから6ヵ月。福島第1原発事故はいまだに、収束の見通しが立たない。
溶けた核燃料は一体どうなっているのか。
建屋のコンクリートを突き抜けているのか。
崩壊熱を冷却後、原子炉内の様子が分かるようになるのは10年先とも言われている。
経験したことがない事故処理は、多数の被曝労働者を生み出し、長い年月と膨大な経費を必要とする。
地震国日本に原発がある限り、第二、第三の事故がいつでも起こりうる。
政府は、日本と世界をこれ以上汚さないために、今回の事故を教訓として、運転中の原発11基を直ちに停止する責任がある。

私たちは今、被曝と向き合う生活を強いられている。
大気中に浮遊したり大地に落ちた放射性物質から出る放射線による外部被曝と、呼吸や食べ物により体内に取り込まれた放射性物質からでる放射線による内部被曝にさらされているのだ。
野菜、果物、魚介類、肉類、茶など多くの食品から放射性物質が検出されている。
政府は、食品の安全基準について、チェルノブイリ原発事故後に定めた輸入基準値370ベクレル/kgに対して、今回の事故後、国内の暫定基準値を500ベクレル/kgと設定。基準値以下のものを安全だという。
しかし、放射線は存在自体が危険なのだ。「閾値」はなく、増えるほどに危険性は増す。
私たちは、「ただちに健康に影響はない」という言葉に騙されない。

首都圏で、下水汚泥から、腐葉土から、ごみ焼却炉の飛灰(すす)から、高濃度の放射性物質が検出された。
すると、政府は、一般廃棄物としての処理基準を8000ベクレル/kgまでから10万ベクレル/kgに緩和した。

政府が、公衆の健康・命、環境を守らないことに、私たちは怒りを覚える。

一日も早く、この国が「原発から足を洗う」ように、私たちは各地で原発全廃を求めて運動する人々と、とりわけ福島で声を挙げる人々と連帯し、地域から「原発いらない」の声を挙げ、さらに、行動を続けていく。

  2011年9月18日  原発はいらない西東京集会参加者一同