news-button.gif (992 バイト) 80.3月8日のイラク反戦行動のとりあえずのご報告。(2003/03/09 掲載 )

 ご案内欄でたびたびお知らせし、お誘いしていた3月8日のイラク攻撃反対の市民行動、「ワールド・ピース・ナウ3.8」の集会とデモは、主催者中巻発表で4万人の参加者があり、成功裏に終了しました。
 会場、東京の日比谷公園野外大音楽堂の開場は午後1時だったのですが、続々詰めかける参加者でたちまち会場はいっぱいとなり、2時前には混乱を避けるために入場がストップされ、音楽堂周辺の公園内に参加者が溢れました。
 集会では、イーデス・ハンソンさん、吉岡忍さん、辛淑玉さんらの反戦の発言があり、別掲のような「政府への要請書」が採択されました。
 いくつかのバンドによる音楽演奏のあと、午後3時半に反戦のパレードが出発を始めたのですが、参加者のあまりの多さに、実際に歩き始めるまで何時間も待つことになったグループや人びとも多数いました。最後の参加者が解散地である東京駅そばの駐車場についたときはすっかり暗くなった午後8時ちかくになっていました。私の参加している「市民の意見30の会・東京」もこの行動の呼びかけ団体の一つで、朝10時に会場に集まって、会場受付やデモ整理などの実務を分担しましたが、デモ整理に当たった4人がその仕事を終えて事務局に戻ったのは8時半過ぎでした。当日の多くの写真と、各発言者の発言要旨などは、すでに、主催者のホームページに速報されています。ぜひそちらをご覧下さい。
http://peaceact.jca.apc.org/ を開いて、の冒頭の 「3.8 もう戦争はいらない 私たちはイラク攻撃に反対します リアルタイムレポート 参加者数40000名!!  19:36、パレードの先頭が出発して4時間近く、最後の連がたった今解散地点に到着!  ここまでの分のレポートは既にまとめました! →こちらで」 とある青色の 「→こちらで」 の部分をクリックしてください。写真と報告がごらんになれます。
 ようやく日本でも万単位の行動が実現しました。新しい波が生まれ始めたといえるでしょう。行動の主体の側にもまだまだ問題は多くあります。しかし、新しい世代の新しい行動が生れだそうとするとき、多少の混乱はあるのも当然です。今後の展開の中で、それらが克服され、さらに発展するよう、期待し、それぞれが努力すべきなのでしょう。「市民の意見30の会・東京」事務局では、当日の行動のあと、午後9時に事務局に集まり、その日の行動と今後の方向について議論しました。その記録は、次回発行の『ニュース』に掲載されます。
 なお、ここに掲げた2枚の写真は、市民の意見30の会・東京会員の島川雅史さん撮影のものです。


 小泉純一郎内閣総理大臣、川口順子外務大臣、国会議員各位

 イラク戦争不支持の要請文

 一、私は、戦争に反対します。
 二、日本政府は、アメリカ政府によるイラクへの武力攻撃を支持しないで下さい。
  核兵器、生物・化学兵器の使用を伴わない攻撃であっても、もしアメリカがイラクを攻撃した場合、戦争の犠牲者は25万人、そのほとんどが民間人になることが推定されます。また、飢餓および社会秩序の崩壊によってさらに25万人の命が奪われることも予想されます。もし戦争で核兵器、化学兵器が使われれば死傷者は400万人にまで膨れ上がるだけでなく、放射能汚染、化学物質汚染は将来の世代までを苦しめるおそれがあります。
 大量破壊兵器を保有している、あるいは保有している疑いのある国に対して、軍事的先制攻撃を仕掛けることが大量破壊兵器の廃絶に繋がるとは考えられません。かえって大量の命が破壊されてしまいます。 
 私は、戦争に反対します。そして、政府がアメリカ政府によるイラクへの武力攻撃を指示しないように、強く求めます。

2003年3月8日