news-button.gif (992 バイト) 55  私、吉川の目が悪くなったという誤情報について (2001/07/20掲載) 

 本日、私の知人のHさん(以下、お名前はすべてイニシアルにします)からのメールの中に、「吉川さんの目が悪くなったという話が、S君 → K君 → H のルートで聞こえてきましたが、そうなんですか? メールを送ったらすぐ返信をいただいたから、そんなことはないと思うけどと応えたのですが。」 という問い合わせが入っていました。そんなことはありません――つまり、目が特別に悪くなったということはありません。連れ合いは、昨年、目を悪くし、半失明状態になり、身障者手帳2級をもつようになっていますが、S君もK君もその事情はご存知のはずですから、それと混同されるはずはないでしょう。
 おそらく、次の事実が誤って伝えられているのだと思います。老化現象の一つとして、私の上瞼(まぶた)の皮膚が弛緩し、そのため視界がだいぶ狭くなってきて、車の運転などの際、遠方が視野に入らず、危険が予想されるので、先日、右の上瞼の皮膚を一部切除して、視界を広げる手術をしました。手術といっても、入院はせず、2時間ほどのもので、日帰りですみました。左も同じことをやる必要があるのですが、同時にやると両瞼をガーゼで留めるようなことになってしまうため、とりあえず今回は右だけ、9月上旬に左もやる予定です。目の病気ではありませんし、心配することは何もありません。若い女性がやる、一重瞼を二重にする美容整形のたぐいです(私の場合は、美容とは何の関係もないのですが……) 今は右だけなのですが、左と比べると、上のほうにずっと視界が広がり、遠くまで見えるようになりました。昨日も、連れ合いが、昇降機を使わずに階段を上り下りする練習をしたい、と言うので、手摺りを4本も増設する仕事を、電気ドリルなどを使って一日かけてやったところです。

 Hさんには、ご心配をかけてすみませんでした。これも、社会学でいうデマの発生の原因のひとつ、どこからか出た情報が、伝わってゆくうちに次第にノイズが増えて不正確になり、誤情報が育ってゆくという現象なのでしょう。それにしても、S君やK君は、そんなうわさを聞いたら、なぜ、Hさんのように、本人である私に聞いてくれないのですかね。私のメールアドレスもご存知なのですから。そうすれば、いっぺんに解決してしまったはずなのですが……。

 まったく私事にかかわることですが、誤情報がこれ以上ひろがらぬよう、ここでお知らせしておく次第です。