218 流出された「公安テロ情報」の中に、私の名前まで! (2010年11月28日  掲載)   

  10月末に、インターネットの上で警視庁公安部外事3課などの内部資料の国際テロ関係の情報が流出され、第三書館からはその全体が『流出「公安テロ情報」全データ』として出版された(左の写真、¥2,000+税)。これには、右の写真のように、「国際テロリズム緊急展開班班員名簿」として、13人の警視庁の公安機動捜査のメンバーまでが、写真付き、自宅の住所・電話、家族の氏名・年齢・職業までが全部採録されている。(このサイトの中での右の写真は、住所・電話・家族名などはぼかしておいた。)
 もちろん、大部分の資料は、警視庁外事三課が収集した個人情報で、『朝日新聞』11月28日の記事によれば、「この流出文書は、……日本を含め22の国・地域で1万286人が」取り込まれているという。その中に、「イスラム・コミュニティの支援組織内偵結果」という39の組織・グループが載せられているが、その中の22番に、なんと、私が参加する「市民の意見30の会・東京」関連の「ブーメランネット(BOOMERANG NET)」のことまで含まれていた。
 それによると、市民の意見30の会・東京の事務局住所、代表者としての私の名前と住所のほか、設立目的は……中東の新聞「アルハヤート」に意見広告掲載「占領集結(ママ、「終結」のタイプ間違いと思う)・自衛隊撤退要求という私たちの声を中東の人々に届ける」「イラクの人々の声を聞き、それを含むイラク戦争・占領加担国の市民へ届ける」平成17年5月1日掲載……とあり、動員力には「賛同者約1000名」、財政事情には「募金(郵便振替口座 加入者名BOOMERANG NET 口座番号 00220-6-78892)平成17年3月頃から4月頃にかけて、振込みで約220万円の募金を集める」、活動状況には「平成17年4月9日 明治学院大学における「高遠菜穂子(イラク拉致事件)講演会を協賛。重信メイが司会。平成17年4月下旬に中東の新聞「あるはやーと」に「占領集結(ママ)「「自衛隊撤退要求」なる意味の意見広告を掲載」、セクト性では「代表者は、旧ベ平連事務局長、日本はこれでいいのか市民連合世話役、市民の意見30の会・東京会員」と書かれてある。
 この私関連のリスト以外で、よく知っている運動や組織名としては、「難民を助ける会」、「世界宗教者平和会議日本委員会」、「シャプラニール=市民による海外協力の会」、「国境なき医師団日本」などが並んでいた。