news-button.gif (992 バイト) 132.お贈りいただいた詩や歌 (2005/07/12 午 後5時掲載)

 連れ合いが死去してから、すでに1ヵ月が過ぎました。この間、多くの友人、知人の方から、たくさんの弔意や激励のお手紙を頂きました。短いものですが、毎日メールを送ってくださっている方もおられます。私信ですので、公開はいたしませんが、どれもこれも、心からのお便りばかりです。ありがとうございます。ただ、このうち、二つだけはご紹介していいと思いますので、以下に掲げさせていただきます。一つは、元婦人民主クラブ書記長の近藤悠子さんからのお手紙の中にあった歌です。

 「微笑みて 白薔薇となる 棺の中」   吉川祐子さんに
 あんなに美しいお顔ははじめてでした。いつまでも消えないことでしょう。 (後略) 
                  近藤 悠子

 もう一つは、長谷川修児さんが出されている『遊撃』の第328号(2005年7月8日)の巻頭に掲載されている詩です。今日、いただきました。
 どちらも、鶴見俊輔さんの講演のテープや、フランク永井の「おまえに」のCD(注)と一緒に、祐子の写真の前に供えてあります。

◎希望をこめて ――Y・Yさんに――
           
長谷川修児(東京)

めぐみさんから
あなたのお連れ合いの訃報がとどきました
人気のない部屋に声がひびいていて花に
囲まれたひつぎの中に朝日新聞を読んで
さしあげているのでした   と手紙にかか
れていました
毎年の年賀状にはあなたとお連れ合いの
二つの社会メッセージがわたくしたちに
語りかけていました
一週間で顔が一回り細くなられてしまっ
とたとめぐみさんはかいていました
悲しみに耐えないでください
社説を天声人語をこれからも読んであげ
てください
ベトナム戦争終結して三十年
わたくしたちはわたくしたちの軍隊を海
外に送り出しました
朝な夕なに戦争を打ち消そうと
あなたもお連れ合いもわたくしも歩いて
きました  道まだはるか  でもYさん一
筋に希望をこめて
    (05・6・18)

 (注:このテープやCDのことは、このホームページの「感じること」欄に載せた文にありますが、最初、私の思い違いで、歌手をディック・ミネと書いてしまいましたが、フランク永井が正しいものです。CDについて、何人かの方からお問い合わせを受けました。CDは、「岩谷時子作品集――サントワマミー」TOCT 25018-19 です。