news-button.gif (992 バイト) 121.「九条の会」の最初の講演会に行ってきました。 (2004/07/24掲載)

『市民の意見30の会・東京ニュース』の編集を引き受け、最後の追い込みでほとんど時間がない毎日なのですが、今日の「九条の会」主催の最初の講演会に参加して来ました。講演会は、7月24日(土)の午後2時から、東京・虎ノ門のホテルオークラ別館・曙の間で開かれました。会場条件から、整理券が申し込みに応じて事前に配られたのですが、たちまち定数を超え、多くの方が申し込んでも入手できないことにもなりました。私は、どうやら2枚の整理券を入手できて、1枚は市民の意見30の会・東京の事務局の仲間にあげました。会場は1,000人の参加者で満員。年齢層は、若い人から年配者まで、広がっていたと思います。小中陽太郎さん、加地永都子さんなどにもお会いしました。辻元清美さんの顔もあったというのですが、私はわかりませんでした。 TV各社をはじめ、報道席も満席でした。 
 同会の事務局長、小森陽一さんの司会で、9人のメンバーのうち、井上ひさし、三木睦子、大江健三郎、奥平康弘、小田実、加藤周一、澤地久枝、鶴見俊輔の 8人の方が、この順で講演されました。この講演の記録は、ブックレット、およびビデオの形で公開されるとのことです。ブックレットは、定価などまだ不明ですが、2時間のビデオは、8月上旬完成予定で、予価1,500円だそうです。事務局あてに申し込めば、定価など詳細が決まり次第、連絡するとのことです。「憲法9条 いまこそ旬」というポスターは、すでに頒布中です。(1〜29枚 @100円 送料別、以下同、 30〜99枚 @80円、 100〜499 枚 @70円、500枚〜 @60円)
 同会の事務局は、東京都千代田区西神田2-5-7-303 電話およびFAX:03-3221-5075です。
 また、同会のWebサイトが立ち上がりました。まだ、内容はそれほど載っていませんが、今後、充実することと思います。URLは次のとおりです。
http://www.9-jo.jp/  また、メールアドレスは、
mail@9jounokai.jp です。
 閉会に当って、小森陽一さんから、以下の3つの提案が参加者によびかけられました。
  (1)各地域、各分野で、会のアピールに賛同する会をたくさん、つくってもらいたい。
  (2)これからつくられるビデオ、ブックレット、すでに頒布中のポスターなどを通じ、「九条の会」のメッセージを広げる努力をしてもらいたい。
  (3)九条の問題について、大小さまざまな、集会、学習会を開いてほしい。条件によっては、「九条の会」のメンバーが参加することもありうる。
 なお、年内に、京都、大阪を最初にして、札幌、仙台、広島、福岡、沖縄で「九条の会」の講演会を開くことも決まっているそうです。(日程、場所等は今後決定) 以後、この会のホームページなどで発表されますので、ご注目ください。

 なお、以下は、全くの個人的感想。講演は、みないい内容のもので、心から現在の危機を訴え、9条改悪への反対行動を熱を込めて呼びかけるものでした。ただ、そういう本質的なことと全く関係ないのですが、私の座った座席の前の横の通路に、マスコミの取材TVカメラが4台も並び、私の周辺の席の人々からは、演壇で話す講師の顔もジェスチュアも全く見えなかったことです。声が聞こえるだけでした。私の前には、共産党の志位委員長や、社民党の福島党首も並んで座っていたのですが、この人たちも同様、演壇は見えなかったと思います。それで、私は、これらTVカメラマンのところに行って、後ろの席の人が全く演壇が見えないので、脇の通路に移ってくれないか、と頼みました。しかし、それは拒否され、ここでいいと事務局に言われたんだ、という答えでした。それで、事務局の高田さんと、事務局長の小森さんに、それぞれ、場所を移動させるようにしてほしいと申し入れに行ったのですが、残念ながら、この申し入れも全く無視され、回答すらもらえませんでした。会の運営などで忙しい事情もわかりますし、マスコミの取材を大事にしたい気持ちもあるのでしょうが、脇の通路からも十分、講師らの姿は撮影できるはずですし(現に、そこには他のTVはたくさんいました)、参加者の希望を全く取り上げず、何の措置もとらない、我慢してくれという依頼さえない、という事務局の態度は、感心できませんでした。今後はこういうことがない様、事務局に要望しておきます。
 以上、とりあえずのご報告と感想。