news-button.gif (992 バイト) 110.73歳の近況報告。13日の防衛庁申し入れデモや、徹夜で迎えた誕生日など。(2004/03/16掲載 ) (03/28に追加の訂正)

 73歳になりました。なんと、この日はまたまた徹夜をすることになってしまいました。連れ合いと二人分の税金確定申告書を作るためでした。もっと早くから準備をしておけばよかったのですが、意見広告運動や市民の意見30の会の事務などが重なっており、12日の金曜日は、連れ合いを病院に連れてゆき、帰宅したら、トンボ 返りで市民の意見30の会の事務局会議へ。この日は代々木への2回の往復となって時間とれず、翌13日は、防衛庁に対する申し入れデモに参加、といった具合で、結局、申告書提出期限の前日、誕生日の日となってしまったのでした。

 3月13日の防衛庁抗議デモ――まずは、13日のデモのご報告。参加者は約100人。前回より少し減ったように思えました。市ヶ谷外堀公園に集まって、防衛庁前を通過するデモですが、防衛庁正門前では、主催団体「自衛隊派イラクへ行くな!殺すな!殺されるな」行動実行委員会を はじめ、参加団体からの抗議申し入れ書が朗読、防衛庁側に手交されました。この際、手交のため正門前に集まった数人の代表の人びとを、警備の警官隊が何重にも取り囲みました。前回にはなかったことですので、それに抗議し、囲みを解いて警官隊を横にどかせるようにするために、かなり長い時間がかかりました。抗議の申し入れ文が次々と朗読される間、道路を挟んだ向こう側にいるデモの隊列は、行進を停止して防衛庁前にとどまり、経過を注視していました。
 立川でのテント村のビラ配りに対するひどい弾圧をはじめとして、最近、警察による反戦運動に対する抑圧、嫌がらせなどがかなり顕著になってきています。このときのデモでも、さして多くもない参加者のデモに対して、車道側との間に警官が列を作って並んで歩き、ほんの僅かでも外側に出た参加者を固い表情で押し戻すなどの行動が目立ちました。申し入れ行動の間、それを見守ってデモは反対側の路上ですが、停止しているのですが、これに対しても、やがて、停止は条件違反だとして、先へ進むことを強制してくるかも いしれないという気がします。立川の弾圧については、全国の広範な層から、警察への抗議、テント村への連帯の声が大きく寄せられていますが、その他の行動でも、権利の抑圧に対しては、強い抗議ではねのけてゆく必要があるでしょう。3月20日の行動に対する警察の対応も注目されるところです。
  なお、この日のデモの主催グループは、次の行動として4月3日に「イラク派兵反対・次をどうする! 4/3全国交流・討論集会」を予定し、呼びかけています。「ご案内」欄をどうぞご覧ください。

 レインボウ・フラッグ登場――なお、この日、新宿西口地下広場での毎土曜の行動を続けている人たちが作った七色の虹の旗が数多く登場し、注目されました。イタリアでは、日本よりも一色少ない6色なのだそうですが、こちらの旗は七色で、PEACEという文字も入っています。1枚2000円で頒けています。ご希望の方は、http://www.seiko-jiro.net/ へご連絡を。
(訂正) その後、「ぴーすばた」プロジェクトのKY生さんから、「イタリアでも7色です。実物は
http://www.peaceflags.ch/show.asp?section=album&lang=jp 
をご覧下さい。6色で、上を赤で始まる旗にしたのはアメリカの「セクシャルマイノリティー」のグループが最初かと思います。」というご注意のメールをいただきました。ありがとうございます。訂正いたします。

 確定申告で思ったこと――さて、徹夜をした申告書の作成で驚いたことがあります。昨年の申告と見比べながら作ったのですが、収入は減少、支出は反比例の増大の、見事ともいえるほどの対比でした。収入の減少の一つの原因は、私自身の執筆や講演などの量が 年齢とともに落ちているためで、それは当然なのですが、それ以外、自分の責任とはどうしても言えないのは、厚生年金などの年金収入、その他の障害者向けなどの各種補助金の廃止 や減少でした。そして、支出の増大の一つの原因はやはり自分のせいで、夜中の時間帯に仕事をする率が多くなったため、夏は冷房、冬は暖房に使う光熱費が増えたことですが、それ以外、自分の責任とはどうしても言えないのは、介護保険料の引き上げなどのせいでした。徹夜をして計算したにもかかわらず、源泉徴収から取り戻せる税金は、昨年の半分になってしまいました。 政府や自治体の、与えるものは減らし、とりあげるものは増やすという最近の傾向が、わが家庭の経済に与えた影響を数字でまざまざと実感した次第です。イラク派兵で消費される膨大な税金のことを思って憮然としています。やはり、3月20日には、できるだけ大きな声を上げないわけには行かぬとも思っています。