区長候補アンケートと、現区長の回答

 統一地方選の前に、区長に立候補を予定されている方々に対し、下記の内容でアンケートにご協力いただきました。それぞれ学童保育に対しどのような考え、政策を持って区長への立候補を予定されているかを問う内容です。

 次の区長予定候補者の方々に質問を出し、全員から回答を頂きました。

  淵上貫之氏、中山みきお氏、高橋徹氏、小番つとむ氏、おく典之氏、岩波三郎氏

 そして、4月の選挙で、岩波三郎氏が区長になられましたので、岩波三郎氏のアンケートに対する回答を載せておきます。ご参照ください。

アンケート内容、及び岩波三郎区長の回答
(*太字が、岩波三郎氏の回答です)


区長候補予定者各位

練馬学童保育連絡協議会
会長 野口満之

 私たちは、子どもたちの健全な成長を願って、学童保育の充実・発展をめざしている団体です。
 このたびの区長改選選挙にあたり、練馬区の発展のために立候補を予定されている皆様方に、学童保育事業に関するお考えをうかがいたく、突然ですが、このアンケートを送らせていただきました。ぜひ、ご協力いただき、ご意見をお聞かせくださいますようお願いいたします。
なお、ご回答いただいた内容は、4月中旬ころまでに、会のニュースにて、広く会員に知らせたいと思います。

1.学童保育事業全般について
 学童保育事業は、1998年4月、放課後児童健全育成事業として児童福祉法に位置づけられました。練馬区では、国が位置づける30数年も前から、区が責任を持って設置・運営にあたってきました。
 私たちは、引き続き同様の形で事業が運営されるべきであると考えますが、この点についてのお考えをお聞かせください。

(岩波三郎区長の回答)
 当区の学童クラブ事業は、質量とも、全国でも最高水準に位置するまでに、事業の充実を図ってきました。今後も、子育て支援の施策のひとつとして、充実を図ってまいる所存です。

2.学童保育施設利用希望者の全員入所対策について
 現在、練馬区には86の学童クラブがあり、その全クラブについて(1)全児童の4年生までの受け入れ拡大(2)障害児の6年生までの受け入れ拡大、の2点を実施目標に掲げており、(2)については、平成13年度には達成する予定です。しかしながら、(1)に関しては、3年生までの受け入れを行っている現在でも、全施設の3分の1以上の施設で定員をオーバーし(平成11年度)、近隣他施設への入所をやむなくされている児童や入所できない児童が多数おり、実施のめどはついておりません。
 私たちは、この事態を一刻も早く解消し、また、保育を必要とする4年生までのすべての児童が入所できるようにするため、さらには、今後も増加し続けるであろう保育需要に応えるため、計画的な増設が必要と考えています。
 この点についてのお考えをお聞かせください。

(岩波三郎区長の回答)
 学童クラブ事業については、平成10年度の保育時間の午後6時までの受け入れを行うこととし、事業内容の充実を図ってきております。4年生までの対象児学年の延長については、現在、実施に向けた検討を行っており、地域ごとの需要の動向を見極めながら、増改築も視野に入れた検討も行っているところです。

3.学童保育施設の定員について
 現在、練馬区の学童クラブは、個別施設の面積によって30名、35名、40名の3段階の利用定員が設定されています。子どもたちに安全で安心できる居場所を約束するために、この定員の運用は遵守されなくてはなりません。また、保育単位として考えると、40名を超える定員の設定は、保育内容の低下につながります。
 私たちは、この個別施設の利用定員を維持し、利用希望者増によって平成11年度から導入される「定員の弾力的運用」(定員を超えた受け入れ)を適用することのないよう、早急に施設の増設をすることが必要と考えています。この点についてのお考えをお聞かせください。

(岩波三郎区長の回答)
 定員を越えた受け入れ(定員の弾力的運用)は、より多くの希望者が入会できるようにとの考えに基づき、今年度から制度化したものです。入会児道の育成環境の向上については、改築等の方法で、これまでも努めてきており、今後も同様に努めてまいる考え方です。

4.学童保育施設の職員体制について
 現在、練馬区の学童クラブは、正規指導員(常勤職員)2名体制で運営され、保育が行われています。
 私たちは、子どもたちに対してきめ細かい保育が行われるためには、3で述べた施設定員を前提としたうえで、この職員体制(正規複数体制)は必要不可欠であると考えています。
 この点についてのお考えをお聞かせください。

(岩波三郎区長の回答)
 入会している児童が、クラブで過ごすなかで、健やかに育っていける視点から、そのために必要な職員体制の確保を図っていきます。

5.学童保育施設における障害児の受け入れについて
 現在、練馬区の学童クラブでは、さまざまな障害を持った児童を1施設あたり2名まで受け入れています。これは、健常児との交流によって障害児自身の発達を促し、また、障害児を持つ親たちの生活の支えとなるなど、大きな役割を果たしています。
学童クラブにおける障害児の受け入れにあたり、保育内容をより充実したものにするためには、(1)受け入れる児童の障害の内容によって、当該施設の改善を、適切かつすみやかに行うこと(2)受け入れる児童の障害の程度や人数によって、適切に職員の加配を行うこと(3)障害への理解や、指導方法についての指導員研修を独自の制度として行うこと、の3点が必要と考えます。
 この点についてのお考えをお聞かせください。

(岩波三郎区長の回答)
 学童クラブでは、ノーマライゼーションの考え方に基づいて、障害児を積極的に受け入れてきており、4月1日現在で、43クラブ63名が入会されております。受け入れに当たっては、トイレ改修やシャワー設置など、施設改修を行ってきており、今後も、実施していきます。
 また、障害児を受け入れているクラブには、臨時職員を配置するとともに、職場内外の研修参加や巡回指導を通じて、職員の資質向上を図っている。

6.利用者・指導員の意見反映の場について
 学童保育は、子どもたちの保育を通じて日本社会の「将来」をつくり、親の就労を支援し男女平等社会を実現するための大切な事業です。私たちは、その事業策定にあたって、利用者である父母、ならびに直接保育にあたる指導員と行政の三者が、十分な話し合いのうえで進めてこそ、学童保育事業が発展すると考えます。
 この点についてのお考えをお聞かせください。

(岩波三郎区長の回答)
 学童保育事業の充実については、利用者の意向を踏まえ、指導員も加わった検討と事業実施を行ってきたところであり、今後とも同様な姿勢で望んでまいります。


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