公 開 質 問 状

東大泉地区区民館学童クラブ父母会有志

練馬区児童部長 殿
練馬区児童部児童課長 殿

公開質問状の趣旨説明

私達は、東大泉地区区民館学童クラブに現在子どもを預けている父母です。児童部児童課の皆様におかれましては、私達に見えないところで日々、子どもたちのために骨を折って下さっていることと感謝しております。
私たち東大泉地区区民館学童クラブの父母は、今回のいわゆる「行政改革(案)」の中にあります「学童クラブ正規職員削減(案)」について反対しています。というのも、先月28日の説明会に行って区側のご説明を聞かせて頂きましたが、区長はじめ区の方々のおっしゃる「正規職員を2名から1名にしても、サービスの低下はしない」のは何故か、そのご説明がなされなかったに等しいからです。
私達父母は、子ども達に楽しい放課後を過ごして欲しいと毎日願っています。
しかし、これまでの練馬区のご説明では、「学童クラブの姿が今よりも悪くなってしまうのではないか」、「今までのように安心して子ども達を預けておけないのではないか」、という私たちの不安を払拭することはできません。何より、早ければ来年の4月に導入されてしまう学童クラブの「これから」の姿が全く見えてこないことが、我々父母の不安を大きくしています。
そこで、私達東大泉地区区民館学童クラブの父母会は、父母の様々な疑問や不安に対して、練馬区が、すべての父母に理解できるような具体的な形でご説明をして頂きたいと考え、公開質問状を提出致します。練馬区の方々も、「行革」なのですから、不合理であったり子どものためにならないようなことがお話し合いで明らかになったときには、見直しや据え置き・撤回などの柔軟な対応をご検討下さることと存じます。
私達は、20日の勤労福祉会館、21日の練馬区役所及び光が丘区民ホールにおいて、この質問状の1項目1項目につき具体的な回答をして頂きたく思っております。
これらの質問にご回答いただければ、次からの話し合いの中で子どもたちのために私達がどうしていくべきなのかを共に考えていく基礎となることでしょう。
学童クラブや子どもたちの「これから」は、練馬区の方々と父母とで話し合って、一緒につくりあげていくべき大切な問題であり、その出発点にこの「公開質問状」を位置づけたいと私達は考えています。
以上の趣旨で、私達父母は、練馬区児童部に宛て、公開質問状を提出致します。
子どもたちがより安全でより楽しく放課後をおくることのできる学童クラブを共につくりあげてゆくことを、私たちは切に希望しています。

以 上

1996年12月19日

東大泉地区区民館学童クラブ父母会有志

1、a、今回の学童クラブ正規職員削減の案は、何が1番の原因なのでしょうか。

b、3年前にもそのような案が出されましたが、そのときはどういう理由で削減を 見送りになさったのでしょうか。具体的にその原因及び理由をお答えください。

2、a、現在、児童館・地区区民館併設から職員の削減を行うといわれております。

では逆に、併設でないところは、どうして最初からできないのでしょうか。最終 的にはどの学童クラブも正規職員1人になるばずです。どの部分が不安材料とし てあるために実施が遅れることになったのか、具体的にその理由を回答して下さ い。
b、児童館・地区区民館はその館の職員がいるので、という理由で最初に正規職員 の削減をするのであれば、館の職員はどこまで学童クラブのフォローができると お考えでしょうか。
また反対に、館の職員は、学童クラブのフォローを毎日できる態勢になってい る(またはこれからする)のでしょうか。これから態勢を整えるとすれば、どの ような資格において、どこまで責任をもって子どもを見て下さるのでしょうか。
児童厚生の資格を持っている館の職員というのは、今実際にいらっしゃるのでし ょうか。いらっしゃるとすれば、どこの館に何名くらいいるのでしょうか。

3、学童クラブの正規職員を削減すると年間2億の経済効果があるとおっしゃってい ますが、実際は配置転換にすぎないはずです。

つまり、実際には2億円の経済効果もなく、非常勤を新たに増やすことによって、 出ていくお金が増えてしまうのではないでしょうか。
先の要望書提出の際にお聞きした非常勤の方への報酬は、月額18万円〜19万円、 少なく見積もって、
となり、非常勤1名を85カ所に入れるだけでも2億に迫ってしまいます。
12月13日には、一人年間280万円とお聞きした記憶があります。すると、
となり、2億円をこえてしまいます。
どのように計算すれば2億円の経済効果が現れるのか、具体的数字と計算式を教 えて下さい。

4、正規職員・非常勤・臨時職員のそれぞれの資格・仕事の内容・権限・責任の範 囲、その他どこがどのように違うのか、現在の実状をお教え下さい。

5、今までは正規職員2名の配置を、区は当然必要と考えて行っていたはずですが、 それをどんな理由から今回、正規職員1名プラス非常勤2名の構成で今までのよう なサービスを提供できると考えるに至ったのでしょうか。具体的にご回答ください。

6、「サービスの低下はしない」と再三再四、耳にしましたが、児童部のお考えでは どういうものを「サービスの低下」というのでしょうか。

また学童保育の中で維持しなければらないサービスとはどういうものだと認識して いらっしゃるのか、教えて下さい。

7、区長は、先の11月28日の説明会でも、12月5日の企画総務委員会の中でも「非 常勤は、本当の専門職を入れるのですから、知的保育とも考えている。教育として も落ちない。」とおっしゃっています。

a、岩波区長のおっしゃる「知的保育」とは何を指しているのか、具体的に、ご説明 下さい。これは、岩波区長から文書で直接ご回答下さい。
b、「本当の専門職」というのは、具体的には学校長を退職された方とおっしゃっ ていました。これは区長が明言なさっているので間違いはないと思います。
学校の校長をなさっていた方が「学童クラブ」という保育の場で、どのような「専 門性」を発揮できるとお考えでしょうか。
区長がお考えになる「学童クラブ」とは、どのようなものなのでしょうか。
以上2つの疑問点を、区長から文書にて直接ご回答下さい。
c、学校長を退職された方が、実際に何人くらい非常勤として働いていただけると試 算していますか。
その数が170に届かない場合、どんな資格を持った方を非常勤として想定してい ますか。
d、 その募集は、いつ頃、どんな形で行う予定ですか。
e、 非常勤は、最低、どのくらいの期間つとめるだろうと想定していますか。

8、来年4月から、「正規職員1名、非常勤2名」を導入する予定となっております。

非常勤職員を導入するにあたり、研修は何月から、どれぐらいの期間を予定されて いますか。学校長を退職された方々にもその研修はするのでしょうか。

9、「午前中はヒマだ」、ということを言われておりますが、学童クラブの職員の時間 を1時間か2時間ずらして、6時、7時迄子どもを預かるという意見は、なかなか 取り上げられません。その理由をお聞かせ下さい。

10、導入後、正規職員の方が病気などでお休みした日に事故があった場合、非常勤だ けで本当に適切な対処ができるのでしょうか。この場合の責任の所在がどこにある のかを明確にして下さい。また、非常勤を指導監督する方はどなたになりますか。直接、指導監督する立場になる方を、具体的に教えて下さい。

11、「正規職員削減反対」の署名は、12月13日現在、12万7102名となりました。
このように多数の反対を受けてもなお実施しようとするにあたり、子どもに対し、どの ようなメリットがあるとお考えなのでしょうか。具体的に、ご説明ください。

========================================================

「公開質問状」第3項 補足

児童課の説明では、
・職員の平均年収は、800万円である。
800万円×85ヶ所×1人=6億8000万円 (A)
・非常勤の年収は、280万円ぐらいと想定している。
280万円×85ヶ所×2人=4億7000万円 (B)

故に、約2億円が浮く、という計算。

しかし、
@ 職員の平均年収の中に区長・助役を含めて計算しての年収をいっているのではな いか。
A 学童の職員を削減するのだから、学童の職員の平均年収で計算し直すべきではな いでしょうか。計算し直して数字を出して下さい。
B 職員「削減」と言っているが、実際は配置転換にすぎない。

とすれば、4億7000万円がまるまる増えてしまう計算になるのではないでし ょうか。

C 12月13日に「浮いた2億円は、増設にまわす」と言っていましたが、2億円は 実際には浮かない。本当にきちんと計算した上でこういうことをいっているのでし ょうか。

========================================================

公開質問状提出人

鈴 木 順 子

佐々木 淳

佐々木 静 代

伊 東 恭

伊 東 享 美

清 水 泰 之

清 水 洋 子

小 林 輝 夫

小 林 せつ子

満 間 一 郎

満 間 由美子

尾 形 文 昭

尾 形 美津子

五味渕 隆 志

五味渕 久美子

山 本 美枝子

内 山 晶

内 山 和 子

瀧 本 ひより

衣 笠 雅 子

以上


メインページへ