1999年4月12日第7号(47)
練馬学童保育連絡協議会
連絡先:野口満之 ****-*
ご入学・ご進学、
おめでとうございます!
4月1日、学童クラブに子どもを預ける保護者の方にとってこの日は、さまざまな思いが巡った一日だったのではないでしょうか。
昨日まで保育園児だった子に初めて鍵を持たせ「一人でクラブに無事行けるだろうか」「家に帰って自分で鍵を開けられるかしら」「一人で待っていられるだろうか」など、心配で仕事が手に着かない一日を過ごした新一年生の父母の方も多かったのではないかと思います。
また、新2・3年生の子を持つご家庭では、1年前の様子などを思い出して、我が子の成長ぶりをしみじみ感じられたことでしょう。
練馬の学童クラブは、区内にある86カ所の全てが公設・公営です。30名〜40名という少人数の定員が条例で定められ、正規常勤職員2名が中心となって子ども達の保育に当たっています。全国的に見れば、クラブ数や常勤複数体制は恵まれていると言えますが、それでも区内の需要には追いつかず、全体の約3分の1のクラブで定員を超えた受入をしているのが現状です。今年はとうとう、クラブに入れない子ども(待機児)が出てしまいました。区は4年生受入れの方針も立てていますが、希望する子ども全員の全員が入会するためには、計画的な増設なくしては実現はあり得ません。
子ども達の放課後の生活を楽しいものに、そして父母が安心して働き続けられるよう、学童クラブ事業の充実と発展に、力を合わせて協力していきましょう。
「職員削減反対」の陳情は約20万区民の声もむなしく、議会では審議未了で廃案、という非常に残念な結果となりました。
しかし、練馬区が97年12月に削減案を撤回したのは、この20万に迫る「署名」という区民の声があったからに他なりません。
96年11月から99年2月までで、198,864名分の署名が集まりました。新一年生の中には、保育園の時にご協力下さった方もいらっしゃることでしょう。
ご協力、ありがとうございました。
練連協って?〜練馬学童保育連絡協議会の紹介〜
【成り立ち】
練馬学童保育連絡協議会(略称「練連協」)は、1974年に結成され、今年で25年目を迎えます。学童保育の普及や保育内容の向上、施設改善、制度充実のための運動に取り組む団体として、区当局、区議会、関係諸団体の中で社会的評価を受けています。
【会員と姿勢】
練連協は、区内に86施設ある学童保育の父母と指導員が個人や団体で加盟し、役員会を中心に、各々の父母・指導員の一体となった支えによって運営・活動を続けています。
「子ども達に、いきいきとした放課後を」という共通の願いを実現するために、特定の思想や党派に偏らない姿勢を貫いています。
【主な活動】
「定期総会」は年1回(今年は5月23日)、総会から総会までの間は定期的に「運営委員会」や「ブロック交流会」を開きます。「運営委員会」は、各父母会の連協担当などの代表者と指導員・練連協役員が出席し、各父母会の意見を直接反映させながら、入会や施設改善、保育内容など学童保育行政全般にわたる諸問題の解決にあたります。
「ブロック交流会」は、各父母会の練連協担当者に限らず、各父母会員や指導員に広く参加を呼びかけ、父母会の運営やキャンプなどの行事の交流を行います。
【研究・学習活動】
「学童保育を考える練馬のつどい」は、年1回区職労・児童館分会と共催している行事で、父母と指導員の実践や思いを交流・学習する会です。このほか、東京都学童保育研究集会(今年は7月4日開催予定)、全国学童保育研究集会(秋に群馬県で開催予定)に取り組んだり、必要な学習会を企画しています。
【財政】
各父母会の会費とOBなど個人会員の会費を基盤に「日本の学童ほいく」誌の購入還元金による事業費とカンパ活動などを中心に活動経費を賄っています。会費の納入は総会や運営委員会の時にお願いしていますが、郵便振替も利用できます。
以上のように、練連協は皆さんと協力して「子ども達の放課後を豊かなものに」という願いを実現する団体です。 各父母会の担当役員を中心に、父母会の参加と協力をお願いします。
【6時までの時間延長】
昨年4月から始まった、6時までの時間延長(それまでは5時まででした)。利用状況は、今のところ各クラブでばらつきがあります。子どもが帰る際の安全確保が課題として残されています。昨年のブロック交流会では、各クラブでの取り組みや利用状況を情報交換しました。
利用している父母からは、子どもに寂しい思いをさせる時間が少なくなった、5時以降ゆったり過ごせていいみたい、と喜ばれています。
【障害児の学年延長】
今年から障害児の学年延長(4年生まで)が始まりました。これから一年ごとに検証しつつ段階的にひきあげていく予定です。
昨年区の方針として障害児の学年延長の案が出されたのをきっかけに、実際学童クラブを利用している障害児の父母が集まって、学童クラブで障害児を受け入れるにあたっての問題点を整理し要望を出すなどしてきました。
安心して障害児を預けるためには、人手がなければ難しいことも多くあります。施設の改善も必要です。また、継続児優先規定が、4年生になるとき枠以上の申請があった場合にはずされるなど、課題は残されています。
父母会や指導員で受入のための環境整備について今後も話し合って行く必要があります。
練馬区は、「単年度審査」といって、学童クラブへの入会に際し、毎年審査をして入会決定を出しています。しかし、3年間の保育の継続性を保ち、同時に親の就労を保障するために「継続児優先規定」を設けています。
これは、一度入会すれば、特段の事情のない限り、優先的に入会できるという制度です。1年生で入会したら、入会申請をすれば、卒会まで同じ学童クラブで過ごすことが出来るのです。
しかし、そのために、定員を超えて入会希望があった場合、1年生が学童クラブに入れないということも起きてでの学年延長も予定されていることから、継続児優 先規定をどうするか、区の内部で議論されることが予想されます。
継続児優先規定がなければ、その年は入会できても次の年に継続出来るとは限らず、保育の継続性が断たれ、また親も安心して働くことは出来ません。
他区では一年ごとに違うクラブに通った、3年生がいないため異年齢集団にならない等が現状です。継続児優先規定は練馬の学童保育の『目玉』です。これを守りながら需要に対応するために、計画的な増設が望まれています。
区は早急に増設を! −今年度は、二桁の待機児童−
学童クラブの需要が増し、今年度は、とうとう待機児が出てしまいました。しかも、区内に2桁の子どもが学童クラブに入れずにいるという状況です。学童クラブに入れなかった新1年生がどのような放課後を過ごしているのか、本当に心配です。 定員オーバーで受け入れているクラブが、今年は区内の約3分の1もあり、早急に増設されなければ待機児はますます増えてしまいます。
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「定員を増やしたら?」とはいうけれど・・・
入会できて、「ほっ」。でもそれもつかの間。 楽しいはずの学童クラブが、ギューギュー詰め?!
=今年度から区が制度化した「弾力的運用」=
これは、3月一杯までの申請に限り定員の一割程度(40名定員なら5名)、枠を広げて受け入れるという制度です。
しかしこの制度は狭い施設に子どもを詰め込むことになりかねず、それが保育内容の低下を招くおそれがあります。また枠が決まっているため、弾力枠でも入会出来ない場合があります。
「受入人数増」ではなく、「施設増」ですね!
???
「定員」って、どうしてあるの?
定員は、子どもが学童クラブで楽しく過ごすため、施設面積に応じて子どもの受入れ人数を定めているものです。子ども達が互いを 仲間として認め合い、指導員が一人ひとりの子どもとその家庭を把握出来る人数ということで、練馬区の定員は少人数となっています。
区長候補にアンケートを実施
区長候補の方々に、学童保育に関してどのようなお考えをお持ちなのか、アンケートを出しました。学童保育に対する、それぞれの方の思いやお考えがわかると思います。是非、ご参考になさって下さい。
「ねりま区政ウォッチャーズ」(市民オンブズマン団体)でも、区長候補者に対してアンケートを取り組み、学童保育に関する回答が戻ってきています。