やめて!!家族同意だけの「脳死」・臓器摘出!市民の会結成3周年記念集会2014.2.22アンケート アンケートに答えていただいた方の総数は37名です(20代:1 30代:1 40代:8 50代:12 60代:11 70代:4 )。 下記には了承していただいている方のみを掲載しています。 順に年齢、性別、今回の企画を何で知ったかです。1は感想、2は当会に対する期待です。 1 20代 女性 介助者  1.「苦しい、痛い思いをしてまで生きたくない」と思っても伝えることも自分で動くことも出来ないのが脳死の人。なら生きている人間がそれをおしはかり楽にしてあげた方が本人は喜ぶのでは・・・と思ってきました。その苦しさを、痛みを一生懸命取り除くのが医療、それを支え、顔の見たことのない誰かのために、多くが一人のために一人が多くのためにとありたいのが社会。そういう人間本来の温かさを抱いた社会でのびのびと生きていけるのが、この時代のこれからの「人間」であって欲しい。そう思い改めたところで、1%に満たないかもしれない終末期医療費削減のための「尊厳死法案」これはいりません! 2 30代 女性 ハガキ  1.たいへん勉強になりました。こういう機会、場がもっと広がり、より多くの方に賛成、反対以前に「知って、考えて」いただきたいと強く思います。 2.いろんな分野の人をまきこんで、がんばって下さい。  そもそも、詳しく内容をよく知らない(私のような)人に向けて、「知る、考える」をタイトルにしたシンポなどがもっと増えるといいのでは、なんて思ったり・・・(反対を前面に出さないことで広く巻き込むと言う意味で) 3 40代 男性 友人から  1.児玉さんの話は、海外で「安楽死」が進んでいる状況におどろきました。グローバル経済や新自由主義が背景にあると言う指摘に、よく考えてみたいと思います。 大塚さんの話は、「尊厳死法案」の「問題点が整理されていて理解(=危険なものである)が深まりました。 「不用な人間は早く死ね」の流れにサオをさし続けて行きたいとの思いを強くしました。 2.「脳死」「尊厳死」「生殖医療」を通じて優生思想が浸透して、人命軽視、コスト優先の医療に支配されていかないよう問題提起をし続けていって下さい。ニュースレターの発行などどうでしょうか? 4 40代 男性 当会ニュース  1.欧米のように尊厳死が法制化されることの恐ろしさ。法はなくても尊厳ある生、そして死は可能という確信。 iPS、STAP細胞の研究には期待したい。多くの人を助ける道だから。もちろん、児玉さんがおっしゃる懸念、線引き、切捨てには注意したい。 2.尊厳死法容認へ向かう世論への反撃。マスメディアへの意見投稿、テレビ等への出演。 5 40代 男性 当会ニュース  1.「iPS、STAP細胞等の発見と発達による再生医療が、臓器医療を不要にする」との会場の意見に対する児玉さんのお答えに感動しました。「線引き」されるか否かが根本的なこと、これが最も大切なことなのですね。障害による線引き、年齢による線引き、性による線引き、出生地による線引き、貧富による線引き・・・・これがなくなる社会、その一つとして「脳死」「尊厳死法」に反対していきたいと思いました。 2.最後に期待に応えていただきました。次は私たちが応える番です。 6 40代 女性 チラシ  1.尊厳死法の恐ろしさ、他国でやられていることを知って、ぞっとしました。患者に寄り添わない医療が公然とされようとしているのは、ストップさせなければいけません。終末期はたしかに規定できないです。亡くなるのではと思った方がずっと生きて、口で物が食べられるくらい回復していると聞くとそう思います。 7 40代 女性 フェイスブック  1.大変力強い集会でやる気がわいてきました。 2.私は出生前診断に反対する活動をしています。人の命を大切にしない社会、自己決定の名の下に障害者を切捨てることは、尊厳死に同じです。同じものとしての企画を希望します。 8 40代 女性 新聞(毎日)  1.人間ってムゴイですね。命にかかわる大切な決定をしなければならない時は、あえて別の意見や反対する意見を一緒に考え、一方の考えだけが暴走する恐れがあることを常に意識していなければならないと思いました。 9 40代 女性(当会会員から) 1.「どうせ死ぬ人」の“どうせ・・”は怖いものと思いますが、イキモノがみな死ぬことを考えると、最後の最期はこの世に生きているどのいのちにも“どうせ・・”がしのびよってくるのだろうか・・・と思いました。(もしかして、もうそうなっているのか・・・)  健康増進法は、タバコのことぐらいしか意識していませんでした。“健康”がギムになったとの指摘ははっとしました。 2.こうした問題をもっと広げていくには・・・と思います。とくに若い人に広げていくには・・・  「人の心は変わるのです」と、被害者遺族である原田正治さんから伺った言葉を、この“尊厳死”等々の話でよく思い出します。加害者に死刑を望んでいた原田さんが、死刑廃止の考えをもつようになられた。そういう人の心の揺れ動きや変化と言うことをもっと伝えられたらよいのかもと思ったりします。 10 50代 男性 ハガキ  1.きわめて重要な集会でした。Facebookで数度にわたり参加を呼びかけ、それを読んで来てくださった方もありました。 2.出生前診断(含む 新型出生前診断、受精卵の着床前診断&スクリーニング)もまたテーマに含んでくださると感謝です。 11 50代 男性 ハガキ  1.長野から関西に時々戻ってくると、この地の“しぶとい”熱気を感じ、研究教育としてももっと語り続けようと言う気持ちを新たにすることができます。これからもがんばりましょう。 2.市民、患者とその家族、医療者、研究者がうまく語り合えるようなシンポジウムでも持てればと思います。 12 50代 男性     1.「自己決定」が権力者によって操られていること、それが死を早める 切捨てる方向へと結び付けられていることを、声を大にして訴えていかねばと思いました。  患者とその家族に寄り添うことが、医療者にとって最も重要であると改めて感じました。 13 50代 男性 その他  1.尊厳ある生はあっても「尊厳ある死」は存在しないことの意味が、本日参加され「脳死」の子どもやその他の問題をみてこられた方の発言は、ものすごく具体的に理解できました。 2.厚労省交渉は期待したい。 14 50代 男性 雑誌  1.児玉さんの講演の内容に衝撃を受けました。欧米の状況についても今後とも教えていただきたいです。 15 50代 女性    1.障害児への「先手の?」医療おどろきました。そんな医療費払えるならすることあるのでは?  誰もが終末期にして欲しいケア、死ぬときにして欲しいことはもっているが、尊厳死法は思っていたものと違うことを知りました。   16 50代 女性 雑誌  1.児玉さんから海外の尊厳死に関わる話を伺いショックでした。闇社会の話ではなく、国策、法律によって人の命の尊厳がおとしめられていくことに恐怖を感じました。 17 50代 女性     1.とても、衝撃的な内容だと思いました。はじめは特例な事が、ルーチン化されて拡大して行くことの恐ろしさを感じました。私は看護師ですが、「どうせ・・・の共鳴」については、実感する点もあり、恐ろしい事だと改めて思いました。 2.「自己責任」「自己決定」と言ったことの問題について議論できればと思います。 18 50代 女性     1.患者・家族を支える医療、共鳴する医療がまず一番だとわかった。医療をもうけの手段に経済的視点で考えるのはおかしいです。生きづらい世の中にして、制約された中での自己決定は本当の自己決定ではない。新優生思想があることにおどろきました。 19 50代 女性     1.児玉さん、大塚さん、お二人のお話を聞かせていただき改めて考えさせられました。副題にもなっている「どうせ助からないのだから」という言葉がとても残りました。本当は生きたいけれども生きる洗濯ができないという現状をもっと理解してもらいたいです。 20 50代      当会ニュース  1.「自己決定」という言葉が医療現場にあふれています。このことは非常に違和感を感じています。でも、児玉氏の講演で、その「行き先」の実態から「どうせ」の支配だと思いました。「どうせ」といって「いのちに線引きしない社会、弱者に背を向けて“自己責任”の中にすてさることのない社会」この文化を守ることのまとめに感銘しました。「医療とは何か」のこたえを頂いた感じです。  大塚氏の「尊厳死法案」の「問題点の整理」で何が問題か整理することが出来ました。  FNsの「尊厳ある生はあっても、それをとばしての死はない」その通りだと思います。「看護」「医療」とは?にも、むきあうことができました。 2.医療コスト削減の中ででてきている「在宅」「緩和ケア」という名の下ででてきている切捨ての実態。  医療・介護難民問題 21 60代 男性 新聞(毎日)  1.児玉さんの話には、とても気持ちを揺さぶられ、「だって、どうせ」という言葉から「人として生きるということ−死ぬということ」の意味を考えさせられました。  私は、重症心身障害者の弟(61歳)の見守りをしながら日々を生きていますが、彼が「終末期」を迎える日にそなえて、たった一人の肉親として「医療同意」についての選択(意思決定)を現実に求められています。でも、当事者である意思表示が充分にできにくい弟に代わってそんな決定(判断)が出来るわけがない、許されるわけがない、と思い悩んでいます。  おそらく、私自分が「どう生きるのかー死んでいくのか」ということを、正面からまじめに問い直していくことを通してしか、弟との「共生」は出来ないのではないかと思います。そして、そのことは法律などによって縛られるようなものではないと思います。 22 60代 男性 新聞  1.自身の将来を考えて、これからは多死時代突入ですが、自分の最期はどんなカタチの死を迎えるのか考えています。苦しまないで逝きたいですね。 23 60代 男性 当会ニュース  1.富める人、権力のある者はいくらでも生き延びる方法があるのに、それ以外の者はさっさと逝ってくれという「尊厳死法」はなんとしてもやめさせたい。 2.もっと大きくなる事 24 60代 男性 Cube-event   1.臓器移植の問題は、iPS細胞やSTAP細胞研究が発展し、再生医療が確立することにより解決出来ると確認しております。終末期医療の問題も最期まで健康に過ごせる医療の追求により改善できるように感じました。  最後に看護師さんの発言がありよかったと思います。 2.行政や医療提供者との対話を通じ本会の活動が発展することを期待しています。 25 60代 女性 新聞  1.知りたいと思って参加しました。尊厳死、脳死について一般的な知識しか持ち合わせていない自分が新聞を見て参加しました。複雑な思いでお話を聞きました。自分自身で決定した意思も尊重して欲しいとも思います。ありがとうございました。 26 60代 女性 新聞(毎日)  1.それぞれの立場、年齢によって考え方は大きく変わると思いますが、・・昨年夫が肺がんで大変苦しんで亡くなりました。本日参加させていただいて勉強させて頂きました。 27 60代 女性 雑誌  1.改めて、死、看取りを考えました。自身の体験は命の灯が自然に消える迄、介護、看護して家族の死を今も認めることができました。 2.誰しも生が全うできる時代でありますように、人の生き死にが、他人事ではない時代をつくりたいです。 28 60代 女性 当会ニュース  1.大変有意義な講演会でした。 29 70代 男性 新聞(毎日)  1.言葉に振り廻されたくないと思うと共に、目的意識をちゃんと持とうと再認識させていただいた様に思います。 2.色々と書物を読む事で、世の中の(未知)ある姿を勉強して行きたいと思います。 30 70代 女性 メール  1.お話を聞き、世界はそこまでいっているのというのが、率直な感想です。人の命を何と考えているのかといきどおりばかりです。