99/10/24 反原子力の日 東海村パレード

 
10/24日、反原子力茨城共同行動の呼びかけで、パレード・事業所への申し入れ・シンポジウムが開催された。例年「原子力の日」である10/26を反原子力の日として共同行動を行っている。今年は9月30日のJCO東海事業所の臨界事故の後と言う事もあり、多くの市民が参加した。

○パレード
 パレードは日本原子力発電株式会社からスタートし、核燃サイクルで終了。パレードには約200名が参加した。「プルトニウム利用反対」「再処理稼動反対」などのノボリをもち行進した。
 パレードに先立ち、反原子力茨城共同行動代表:丹野清秋さんより「JCO東海事業所の事故後、野菜など作物の”風評被害”と言われているが”実害被害”、被害に対する補償が必要。くさいものは元から絶たなければならない、危険なものは現場から絶たねばならない」と痛烈に批判した。

 パレードは「日本原子力発電株式会社」「日本原子力研究所・東海研究所」「核燃サイクル開発機構」それぞれに原子力からの安全な撤退、情報の公開などの申し入れを行った。だが、どの施設もあいかわらず門を閉ざしたまま、責任者不在で、警備担当者が受け取ることになった。これは毎年のことなのだが、住民への信頼を考えているとは思えない。

パレードの様子。JCOの事故はプルトニウム利用計画の一工程上で起こった。
ずさんな計画にずさんな管理。プルトニウム利用は根本から考え直し中止すべきである。

 パレードの後、村松コミュニティセンターにてシンポジウムが行われた。


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