3・28 集会宣言

 わたしたちはもう我慢できません! 毎日汚染された空気を吸わされ、水や土や食べ物からダイオキシンを摂らされています。自然が、そして人体が危険にさらされています。
 一番の犠牲者は、これから生まれてくる胎児や赤ちゃんです。現に汚染地域では乳幼児死亡率も急増しています。汚染の影響を受けた赤ちゃんも次々に生まれてきています。 アトピーや喘息、ましてや小児ガンなど子どもたちの健康や命さえ奪われているのです。高濃度の汚染のためガンや子宮内膜症をはじめ、多くの人々の命をすり減らしているのが今の日本です。こんな事態を一日も早く変えなければなりません。
 ところが、国や自治体はダイオキシン汚染の事実を知り、住民の被害の訴えを聞いているにもかかわらず、何ら実際に有効な対策を取らず、汚染を野放しにしてきました。
 今回の所沢産野菜の暴落も、原因はテレビ報道にあるのではなく、汚染を野放しにしてきた国や行政にこそあります。人間が生きていく上で最低限必要な、健康な生活を送る権利が奪われています。いままでの行政の怠慢を放置しておくと、わたしたち自身が次の世代の人々やあらゆる生命体の命を奪う加害者になってしまいます。このことをわたしたちは決して許すことができないと思い今日ここに集まりました。
 今日のパレードをきっかけに、わたしたちの力で日本の廃棄物行政・汚染対策を根本から改めさせていきましょう。
  わたしたちはダイオキシン・ゼロへ向けて、以下宣言します。

1、 これ以上住民や農作物のダイオキシン汚染を広げないために、日本政府は高濃度のダイオキシン汚染地域で操業している産業廃棄物・一般廃棄物の焼却をすべて即刻中止させよ。
2、 汚染された土壌を入れ替え、安心して農業が営める土壌を回復せよ。
3、 汚染された農作物を回収し、生産者にそれに見合う経済的補償を行え。
4、 少なくとも欧米なみのダイオキシン排出量・土壌・食品・TDIの厳格な規制基準を策定せよ。
5、 安全宣言のための調査ではなく、発生源対策として健康被害調査や汚染実態調査を行え。またその際には住民立会いの上で調査し、すべての情報を開示せよ。
6、 ダイオキシン対策特別法を制定せよ。
7、 廃棄物の製造者責任を明確にした容器包装法や循環経済法を制定し、循環型社会への転換を行え。


       「煙を止めよう!」ダイオキシンゼロへ3・28緊急パレード参加者一同

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