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二宮神社の御みこしにつては、資料に次のような記述があります。

『例年1月15日の春祭りと10月16日の秋祭りがあるが、二宮神社の神輿は未年、丑年の小祭と大祭にだけしか渡御せず、毎年1回8月19日の虫干しの祭りにのみ神輿倉の中で飾りの外された神輿が見られるだけである。この大祭の前にはいつも神輿修理、化粧直しを行う。今回は5月に行徳に出して9月6日に帰ってきた。立派に飾られて村に帰ってくる日は。寅待会(トラマチカイ)の役員、氏子らが、囃子方を連れて村境までに御迎えに出、賑やかに神輿蔵に納められる。今回の修繕量は150万とも160万ともいわれる。また今回より新町会も参加し子供神輿を出すことにした。子供神輿の借料は一日あたり10万とか。
地元三山では、米俵1表18貫、内容のみで16貫というが、神輿の重量は米俵12表分という、また200貫ともいう。約800〜860kgほどの計算になるが、近郷近在では一番重いといわれる。神輿の製作年代については不明であるが、神輿の四方にさげる鏡の裏にある鋳込文字によると、正徳五年未の九月十四日(1776)とある。鏡は直径25〜6cm、厚さ1、2cm前後で4面ある。

<鋳込み文字の図>

一面は村名に当たる部分が、なぜか削り取られている。
神輿の大きさは、縦棒(タテボウ)530cm。横棒(ヨコボウ)335cm。下台(マス)135cm。屋根巾(ワラビの先より)150cm。高さ(マス下より屋頂まで) cm。鳳凰高42cm。同羽巾76cm。化粧綱(化粧綱または太綱・フトヅナ)長さ約900cm2本。』


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制作 千葉大学文学部哲学専攻 
田久保 崇士 E-mail:ttakubo@alles.or.jp