所沢高校新聞

第223号

埼玉県立所沢高等学校 新聞委員会

1998年12月24日(木)


1998年12月24日発行     所沢高校新聞         第223号
                                 編集・発行
                            埼玉県立所沢高等学校
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(1)面                            3学期行事予定                            1/18   始業式                            1/27−30 三年期末考査                            3/ 8   卒業記念祭                            3/ 9−12 期末考査                            3/24   終業式 《所高生の放課後》 満足31%、不満16%  “個性豊かな”といわれている所高生。放課後はどんな生活をしているのだろう?  みんな今の放課後に不満な事はあるのだろうか? 漠然とした疑問をアンケートに して聞いてみました。 Q1.あなたの放課後の使い道は?(複数回答あり) 【図 グラフ】    運動部     26%    文化部     10%    勉強(自宅など)16%    塾・予備校   13%    遊ぶ      21%    バイト      6%    その他      8% Q2.その放課後の使い方には不満な点はありますか?    不満      16%    ちょっと不満  20%    だいたい満足  33%    満足      31%  アンケートの集計結果はグラフの通り。三学年三〇クラスにアンケートを配布した ところ一九クラスからの回答があり、その中の回答率は四〇%であった。  グラフには学年ごとで出していないのだが、一・二年生のうち、現時点で塾、予備 校に行っているという人は意外に少なかった。  二問目の『現在の放課後の使い方に満足しているか?』―の質問では31%が満足、 33%がだいたい満足、と64%がほぼ満足している、と半数を越えた。逆に、ちょっ と不満は20%、不満は16%と不満派は三六%に留ったが、なかなか多い方ではな いだろうか。それぞれの理由で、主なものをあげてみる。  [満足]       好きな事をしているから。       好きでやっているから。       充実している。       楽しんでやっているから。       自分で選んでやっている事だから。       自分の為に有意義に使えているから。  [だいたい満足]       自分の好きな事が自由にできる。       自分が決めた事だから。       自分で考えてやってるから平気。       部活が長びくとあまり遊べない。       少し疲れ気味、それ意外満足。  [ちょっと不満]       部活おわる時間が早い。       部活をやると帰りが遅い。       あまり有意義でない。       あまり自分の時間が持てない。       お金が無い。       部活多すぎ、定休ほしい。       つらい。  [不満]       部活が終わるのが遅い。       バイトができない。       部活多すぎ。       委員会が長くて部活に行けない。       自分の時間がない。       時間を無駄にしている。       つまらない。       勉強できない。 ▼自分にとって今の生活は何なのか?   このアンケートが自分自身を振り返る機会になれば、と思う。   自分の新たな面を発見する事ができるかもしれない。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜   ┌──────────────────┐   │委員会説 改善点多く残して     │   │         ―後期生徒総会― │   └──────────────────┘  今年度の後期生徒総会は十一月五日、十一日の二日間にわたって行われた。第一〜 四号議案を終了した時点で五日の総会は六時限を過ぎていた。そのため臨時総会が開 かれた。臨時総会は五限目のみ、速やかに終了した。  五日の総会では、生徒会活動方針の議論に時間が長くかかったが、多くの意見や質 問・修正案が討議されたので、自分の考えを見つめ直す機会になった人も多いのでは ないだろうか。生徒の意識低下の中、意見が多くでたのは歓迎すべきことである。  では、何を改善するべきだったのか。  当日、気になった点がある。五日の朝、提案方法が変則的という連絡が本部から出 された。しかしそれは開会直前に撤回された。採決の方法も連絡に記してあったので、 その撤回に困惑した生徒も少なくなかったようだ。突然の連絡、撤回は避けるべきで ある。  そして議題の話し合いの手順を生徒全体が十分にわかるよう工夫をすれば、発言を ためらう人も減り、更に密度の濃い議論が期待できるはずである。  今回の総会出席人数は八百人近くにまで落ち込むこともあった。生徒が議論に参加 しやすくなるよう、進行手順などわかりにくくなりがちなことについての連絡徹底が 求められる。  もちろん一番必要なのは生徒全員が問題を自分のものだと強く認識することである が…。                             (一―二 新聞委員) 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜      雄大な自然を感じて            ―北海道修学旅行記―  私たち二年生は、十月五日〜九日に修学旅行で北海道へと行ってきた。  北海道での魅力的な体験のひとつに函館の夜景があげられる。函館山の頂上から見 た夜景は本当に素晴らしく、ひとつひとつの小さな光りがさらに美しく輝きを増して いて……感動的な光景だった。歓声をあげている人もいたし、流れ星を見たという人 もいた。又、班行動では函館の他に、小樽・札幌へも行き、様々な体験をすることが できた。レンガ倉庫群や、ガラス細工、オルゴールの店、新鮮な魚介類や北海道名物 のラーメン、夕張メロンや乳製品、変わりモノではイカ墨ソフトクリームなど、北海 道ならではのモノや味覚にも沢山出会えた。旅館やホテルも良かったが、ペンション での生活が一番心に残っている。アットホームな雰囲気の中、オーナーや友達と夜遅 くまで語りもした。澄んだ空気の中で見た夜空もまた格別だった。  又、北海道にはアイヌという先民族がいる。彼らの風土に根ざした伝統的な文化に は、独特な工夫や思想がうかがえる。去年話題になった映画「もののけ姫」の背景に もアイヌの文化が見られていた。アイヌは現在、差別の事が問題になっているが、私 たち一人一人がアイヌの文化等をよく学び身近に感じる事で差別問題は改善されると 思う。  北海道では全てが雄大だった。都会とは違う空の色、風や森。自然の大いなる気を 感じた。                       (二―九、十新聞委員)        【写真】羅臼岳を背に本場のジャガイモ掘り 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜  夏休みホームステイ体験 オーストラリアから  約10時間の飛行で着いたオーストラリア。そこから3泊4日の自然観察が始まっ た。バスに乗ってまず感じた土地の広さと空の広さ。道路は片道2車線以上、家も広 くすべて一階建て。(オーストラリアは土地が広いから二階建てにする必要がないら しい。)バスを進めても2〜3時間走らないと目的地に看けない。こんなに走っても 西オーストラリアの自然のさわりぐらいしか見ることができないなんてビックリした。 そう言われても私たちにとっては、感動するばかりだった。そして、ホームステイ。 ホストファミリーは、片言の英語しか話せない私たちでもとても理解してくれて、家 族の一員として受けいれてくれた。オーストラリアの人は、みんなボジティブで素直。 またどんな時でも笑顔で答えてくれる。そんなオーストラリアでの13日間は、あっと いう間だった。いろんな事を考えさせられた。物を見る目が変わった気がした。“異 国の地”だったオーストラリアは“第2の母国”となった。                                  (二―四)  【写真】 最終日、研修先の学校コルベカソリックカレッジにて修了証書をもらう 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜      Pick Up Books  寒さが増すこの頃、暖かいこたつの中で読むのにおすすめの本を紹介します。   「流しのしたの骨」             江國香織  みなさんのまわりで一番身近にいる人々、「家族」がこの物語には登場します。家 の中には、家族のあいだだけで通じるルール、家族の中だけの真実、様々なものがあ ります。「たとえお隣でも、そのうちは外国よりも速い。ちがう空気が流れている。 階段のきしみ方もちがう。薬箱の中身も、よく口にされる冗談も、タブーも、思い出 も。」と、作者はあとがきに書いています。家族というのは身近すぎて気付かないけ れど、なかなかおもしろく、興味深いものではないでしょうか。少し不思議な家族の 物語です。ぜひ、読んでみて下さい。      ●  理科は好きですか?  この質問に大声で「No?」と答える人向けの本があります。   「おもしろくても理科」             著・清水義範             え・西原(サイバラ)理恵子  「おもしろくてもって言っても所詮理科は理科でしょ?」と言う考一度この本のカ バーを見て下さい。清水センセイが講義をしています。が、サイバラは何匹かの鳥と 共に眠りこけています……。  この本はサイバラのような人向けに書かれた本です。清水センセイの文がむつかし くなってくるとサイバラが絵で「わかるか!!」と突っ込みを入れる。文章がわから なくなったら欄外だけでも楽しめる、お得(?)な本です。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜      [野老(ところ)] ▼『言葉』はまるでもう一人の自分だ。だから言葉が誤解されると自分の心まで誤解 されてしまう。言葉は、ときに擦れ違い、飛躍し、発した本人以上に生き生さと動き 回る。全く以て恐ろしい奴である。  だからこそ慎重に正しく使わなくてはならない。だが最近はどうだろう。軽々しい 無責任な言葉達があちらこちらで飛び交っている。  「〜じゃないですか。」というのもそのひとつだと思う。相手に疑問を投げかけて いるのか、同意を求めているのかもはっきりしない。これを聞く度に「え? そうな の?」と思う。相手が見えてこない。  曖昧な現代だからこそ、言葉を、自分を、真っ直ぐに伝えてほしいと私は思う。                             (一―五 新聞委員) ▼先月十八日未明のしし座流星群を見た人は多いだろう。私もその一人だ。三三年周 期で地球に近づくテンベル、タットルすい星のちり。前回の三三年前は本当に雨のよ うに降ったのだという。次回見られる時、私たちは五十歳前後ということになる。宇 宙の時間とはかくも悠大なものだなあ。そんな中で、ゆっくりとおだやかに考えてみ ると、全ての事象に対し慈みとゆとりを持って接する事ができそうだ。暗闇に宙(ソ ラ)をながめていると、次々と見えてくる星々。音に吸い込まれていくイメージがあ る。日光浴なんていう言葉もある。冬の夜は空気が澄んでいて、星を見るには良い季 節だ。気分転換に夜空を見上げてみるのも良いだろう。                             (二―九 新聞委員) 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
(2)面    卒 業 生 は 今 …  ――――――――――――――――――――――――――――――――        10年後のあなたは何してる?!  ●イメージの中の自分が動き出せば                  きっと実現できる。  【大学初の司法試験合格】  今から十年前、あなたは何処で何をしていましたか。今回は十年前に所高生だった 私たちの先輩を、ふたり、ご紹介します。まず、蒔田覚(まきた・さとる)さん。一 九八七年に所沢高校を卒業して後、駿河台大学法学部法律学料に入学されました。蒔 田さんは、この駿河台大学で初めて司法試験(裁判官・検察官・弁護士になるための 試験)に合格した方なのです。数ある資格試験の中でも最難関の試験と呼ばれている この試験。昨年合格されて今は研修中だそうです。以下は、蒔田さんからいただいた 所高生へのメッセージです。 「所沢高校が百周年を迎えたことをOBとしてうれしく思っております。最近、母校 がテレビ・新聞を賑わすことも多く、自己紹介の際の話題の一つにさせていただいて おります。私は、現在、司法研修所で法曹になるための勉強をしております。私は、 小学生の頃、「赤かぶ検事奮闘記」というテレビ番組を見て、漠然と法曹を夢見てい ましたが、私の夢が現実の目標となったのは、就職し、「家裁の人」のモデルになっ た裁判官に出会ってからでした。「自分が法曹になった姿を毎日思い描けば必ず合格 できる。」との先輩の励ましもあって、仕事を辞めて司法試験の勉強を始めました。 大学受験という関門の真っ直中にある3年生は、志望校での生活をイメージしてみて ください。その自分が動き出したら、もう合格は目前です。それだけ思いが強いので すから…私は、少し遠回りをしましたがやっと自分の道を見つけることができました。 後輩達にも、それぞれの夢を実現できるよう頑張ってもらいたいものです。所沢高校 の校風は、今までもこれからも「自由」です。自分の頭で考え、行動し、責任をとる。 簡単なことではありません。自分の頭で考え行動することができない人が大勢いる中 で所高生の存在は大きいはずです。私も母校の百周年を機に自由の重み、そして本当 の意味をもう一度考えたいと思っています。時の離れた所高生として、いつか語り合 える日を楽しみにしています。」  蒔田さん、お忙しい中協力していただいて本当にありがとうございました。                【写真】「“家裁の人”のモデルになった裁判官に                     出会って目標が決まった」と蒔田さん。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜  ●なくならないでほしい、この国の良さ。 【ラオスで村落開発】  さて、続いてご紹介するのは三好陽(みよし・あきら)さん。一九八九年に卒業さ れて、今はラオス(インドシナ半島にある共和国)というところで村落開発の手助け をしています。東京の商社で砂糖の輸入を担当しているうちに、発展途上国の経済状 況に関心をもったのがきっかけ。三好さんは、村落で竹細工や織物などの手工芸品を 生かして、収入を得るためのアドバイスをしているとか。今日もラオスで活動してい るため、直接お話しを聞くことはできなかったので、在学時担任だった三木先生宛の お手紙から三好さんの言葉をご紹介します。 「ラオス語は文字も異なり声調もあるので私にとっては非常に難しく、毎日苦労して いますが、現地の人々が理解しようと努力してくれるので助かっています。…略… 現地に来て一番感じることは、私自身日本文化についての知識がいかに無いかという ことです。  しかし、現在の日本には本当に日本特有の文化というのが残っていないのでは、ま た残っていても私たちの生活とはかけ離れたところに存在しているような気がします。 ラオスという国は昔ながらの風習や伝統を非常に大切にしている国です。今後、経済 発展の中で、この国の持つ良さがなくならなければいいなと思います。」  言葉の通じない異国の地での生活は本当に大変なのだと思います。直接お話しを伺 えなかったのは残念ですが、三好さん、ありがとうございました。  さて、今回はこうして二人の所高大先輩をご紹介しましたが、いかがでしたでしょ うか。お二人ともこの所高を経て社会へ出、自分の道を見つけました。私たちは、一 体どんな道を歩くのでしょうか。私たちの前を歩き続けている先輩方の話を聞くこと はとても参考になります。もし、機会があったら、是非お話ししてみてください。と ころで、十一月二十日付けの朝日新聞に三好さんの記事、九九年度の駿河台大学パン フレットに蒔田さんのインタビューがそれぞれ載っています。機会があったら是非読 んでみてください。最後に、蒔田さん、三好さん、本当にありがとうございました。        【写真】右から2番目が三好陽さん。現地ラオスの家族と一緒に…。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 私たちがやっている事は「特別な事」ではない    ―人権講演会より―  十一月十二日、五・六限目に行われた講演会の後に、京都の桂高校OBの岡田耕輔 さんを囲み、座談会を行った。  桂高校は、生徒側に十分納得のいく説明や理由もないまま一方的に制服導入が決定 され、国連などに訴えた事で有名になった学校だ。  九六年二学期の終業式で校長の突然の通告があり生徒会本部は、署名運動を行う事 を決定した。署名は近くの駅の高架下で行われ、一日で最高、千四十人の署名を集め た事もあった。中には差し入れやカンパをしてくれる人もいた。  又生徒数名は去年十月二四日に、国連へ出席する為ジュネーブへ行った。それまで には多大な苦労があったという。                             (二―九 新聞委員)     ●  譜演会・座談会を通して、岡田さんの言葉の中で特に印象に残った言葉がある。今、 私たちがやっている事は「特別な事」ではないということだ。首都圏の高校という事 で、全国ネットのマスコミにもとりあげられ、自分達が「特別」に感じてしまう事も あるだろう。それでは、マスコミに踊らされた道化師の正義になってしまったり、押 し潰されて自分たちにすっかり自信を失ってしまうかもしれない。  全国的には取り上げられていないが、地方でも所沢高校や桂高校のような問題を抱 えている学校はあるのだという。私たちだけが「特別」ではないのだ。又、違う見方 をすると、私たちのしている事がこんなにも「特別」扱いになっている事に疑問を感 じずにいられない。「普通」だと思える日は来るのだろうか。                              (二―九新聞委員)                       【写真】桂高校OBの岡田耕輔さん 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜      [雪]  冬と聞いて頭に浮かぶものは雪ではないだろうか。天から舞い降りてくる美しい雪 の結晶。私達の手の届かない未知の物。そんな雪の結晶は一体どのようにしてできる のだろうか。  水蒸気を含んだ空気の温度は百メートル上昇するごとに〇・四〜〇・七度ずつ低く なる。六千メートル以上になると小さな水滴は非常に細かい塵ををしんにして氷の粒 を作る。これが雪の赤ちゃんである。その近くに過冷却水滴でできた雲があると、氷 の粒に水蒸気が加わり、どんどん大きな雪の結晶に成長していく。雪の結晶は上空の 気温や湿度の違いで様々な形になる。主な外形は六花・角板・角柱・針などであるが、 降ちてくる途中でぶつかりあうのでほとんど雪片となる。  雪は調べれば調べるほど不思議なものになっていく。一つ一つ独自の顔があり一刻 も同じ姿を留めていない。まるで生き物のように、私達を楽しませてくれる。今度、 雪が降ったらよく観察してみよう。きっと雪は私達の前に本当の姿を見せてくれるだ ろう。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜  [部活動紹介 フォーク部]  フォーク部→音楽ガ好キナ人達ノ為ノ部活。  所高祭の後夜祭をライブで盛りあげてくれるのがフォーク部です。顧問は越山先生 で、他の部活とのかけもちも認められているので現在約80名の部員と20以上のバ ンドがあります。活動場所は二号館四階二年五組の教室で日毎に違うバンドが練習し ています。  所高祭では後夜祭だけでなく、講堂でライブを行っています。その他にも、新入生 歓迎ライブや、学期末には、サマーコンサート、クリスマスコンサート、卒業コンサー ト等、定期的にライブを行っています。学期未コンサートでは、教室にステージをつ くり、室内を暗くした、ライブハウスの様な雰囲気の中で、様々なジャンルのライブ が楽しめます。今学期未のクリスマスコンサートは、どうでしたか? これなかった 人はぜひぜひ次回きて下さい。  詳しくは、フォーク部部長マデ。                   【写真】本当はもっとたくさんいるのです。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜       〔 映 画 〕     「ロザンナのために」     「トイ ストーリー」  『ロザンナのために』    出演 ジャン・レノ       マーセデス・ルール  イタリアの小さな村で居酒屋を営むマルチェロ(レノ)は、最愛の妻ロザンナ(ルー ル)が難病で余命いくばくもないことを知り、心を痛めている。死にゆく彼女の願い は、幼くして死んだ娘の隣りに埋葬してもらうこと。しかし、基地には墓3つ分のス ペースしかなく、しかも村には重病人があふれている。最愛の人が死んでしまう悲し みを押し隠し彼女の最後の願いをかなえるために、病人をせっせと見舞い、これ以上 死人が出ないように交通整理までするマルチェロ、でもそんな彼を翻弄するかのよう に、次々と起こる事件、果たしてロザンナの最後の願いの行方は…。  あっといわせる意外性に満ちた一作。至上の愛の物語です。ジョン・レノの作品で は、他に「レオン」等があります。  『トイ・ストーリ』  “おもちゃが動く”なんて考えたことありますか。この映画の主人公はカウボーイ 人形の“ウッデイ”というおもちゃです。おもちゃのおきてに従い人間の前では動か ない。でもその人間がいなくなるとおもちゃ達は自由に動き始めます。どんなことを 考えどんな風に動くのか。おもちゃにだって本当は心があるんじゃないかと思わせて くれる映画です。内容は、主人公ウッデイと新しくもらわれて来たおもちゃ“バズ・ ライトイヤー”の、ライバル心を超えた友情の話。全縞3D・CGによる映像で、見 たことある人もない人も何度でも楽しめます。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜      [編集後記]  突然ですが、所高新聞は第四十三回学校新聞コンクールにおいて、優良賞をいただ きました。今後もご愛読をよろしくお願いいたします。      ●  受賞式では、他校との合同批評会やプロによる講演も行われ、学校新聞の意義や、 記者の心得などを再認識する事ができた。そこで受けた刺激を、今後この新聞で上手 く出していきたい。      ●  今回の新聞の作成では、大きな記事の差しかえが何度かあったり、とかなり忙しかっ た。その忙しさが新聞のクオリティに影響しているという点に自身の力の無さを感じ る。まだまだ成長途中の所高新聞だが、楽しんで読んでもらい、所高生の参考資料に なれば、と思う。                    (二―九 新聞委員)
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