常任理事会だより

― 1998年度 第9号 ―

発行日 1998年12月24日(木)

発行 所沢高校PTA常任理事会



  PTA主催所沢高校100周年記念講演会報告

 去る11月29日(日)、PTA主催の所沢高校100周年記念講演会が、落合恵
子さんをお迎えして体育館で行われました。

・今年度は、100周年記念事業推進委員会の資金援助もいただき、落合恵子さんと
 いうビッグな講演者をお招きすることが出来ました。

・当日は、約530名が参加しました。新聞、市報、ミニコミ誌などでも呼びかけた
 ためか、所高外からの一般の方々の参加がとても多く、約6割を占めました。日曜
 日ということもあり、在校生の参加が少なかったのは残念でした。

・『心の居場所』と題した講演の中で落合さんは、いわゆる“人権”について、いろ
 いろなエピソードを紹介しながら、私たちの心に響く言葉でお話なさいました。
 「人権とは、誰の足も踏まないと同時に誰にも足を踏ませないこと。足とは自分と
 いう存在」「人の数だけ“普通”はある」「いつも元気なんて全くうそ。疲れたら
 休みましょう」「人と人との柔らかな結びつきを大事にしたい。結んで開いてをやっ
 ていく新しい柔らかさを若い世代こそ大事にしてほしい」「“ひとつ”しかない社
 会ほど息苦しいものはない」などなど、流れるように次ぎから次へと言葉があふれ
 出て来る落合さんでした。

・参加者それぞれが、自分の生活や人生観に引き寄せて講演を聞き、各人各様に落合
 さんの言葉から元気をもらったり、自分をみつめ直したりして、ひとときの間、落
 合さんと『心の居場所』を共にしたのでした。

 〜アンケートより〜
 私は私、元気が出ました(PTAの方)/少し勇気が出ました(在校生)/自分の
人生を自分なりに考え、歩んでいく大切さを教わりました(一般の方)/校長先生も
聞いてほしい!(PTAの方)/感激のため何度も涙が流れました(卒業生保護者の
方)/PTAの方々も、“疲れたら休んでいいんだよ、自分の歩幅で歩いていこうね”
がんばって下さい(一般の方)



“協議会”で論議深まる
 生徒総会第4号議案:「日の丸・君が代に関する決議文」について、12月17日
(木)、18日(金)、21日(月)に協議会が開かれました。次回は24日(木)
の予定です。協議会で案がまとまれば、年が明けて1月には生徒総会、職員会議が開
かれることになります。


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   第2回公開口頭審理を傍聴して

 竹永先生不当戒告処分第2回公開口頭審理が、12月16日(水)午後2時30分
より、埼玉県庁第三庁舎講堂で行われました。

3・18の入学説明会の録音テープをとっていたのは、校長先生だった!

 第2回の審理に先立って竹永先生側から請求のあった説明会の録音テープについて
県教委側から出された書面によれば、録音された場所は説明会会場である体育館、録
音者は内田校長先生、目的は「説明会の経過を正確に記録するため」だったことが判
明しました。そしてその録音テープの中味の公開についてあれこれ双方でやりとりが
ありましたが、一応人事委員会の委員長は、「書面で県教委側へ提出命令を出す→そ
れを受けて年内にテープを反訳した文書を県教委側から人事委へ提出→それを竹永先
生側へ渡す→内容に疑義があれば検討しましょう」とあさめました。 う〜ん、法律
の手続きってややこしい、この場で聞かせてくれれば話が早いのに…。

 他にこの日話されたのは、竹永先生側の弁護人から所沢高校での生徒の学校行事へ
の参加の様子、これまでの校長先生の対応などでした。 そうだ、そうだ。所高生が
生き生きとした学校生活を送れるのは、この、行事運営への参加の保障とそれを培う
先生方と生徒たちの信頼関係が根底にあるからなのだと納得させられる主張でした。

 いよいよ次回(第3回目)からは、説明会会場で何が起こり、何が話されたのか、
その場に立ち会った証人(先生と新入生の保護者)の証言が始まり、ついに審理の核
心部分へ入ります。そして校長先生も証人として申請されており、次々回ぐらいには
登場するかもしれません。いよいよ見逃せない展開となってきました。今回も師走の
中旬でありながら、たくさんの傍聴人が来ていました。次回以降の日程をお知らせし
ますので、皆さんもぜひ一度傍聴席に足をお運びください。

 第3回 1999.1.20(水) 14:30〜
 第4回 1999.2.17(水) 10:00〜
 第5回 1999.4. 6(火) 13:30〜

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   生徒、卒業生の人権救済申し立て・その後

 10月15日(金)に、生徒、卒業生が日本弁護士連合会に人権救済申し立てをし
ましたが、日弁連では、すでに本審査に入っているとのことです。11月24日(火)
には卒業生が、12月17日(木)には在校生が、日弁連の聞き取り調査(本調査)
を受けました。次回は校長先生が調査に臨まれるのでしょうか。

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     常任理事会の報告

1 11月 9日 県教育局との話し合いについて・・・常任理事会だより7号参照
2 11月21日 各学年懇談会の報告・・・・・・・・常任理事会だより8号参照
3 各部会の報告
4 規約検討委員会から・・・・・・・・・・・・・・・現在検討中なので後日報告
5 生徒総会・職員会議の報告(先生から)・・・・常任理事会だより7、8号参照
6 落合恵子さん講演会の反省
7 その他


   最近の、学年、支部の報告

・3年生は、全クラスで10月から12月にかけてクラス懇談会を行いました。卒業
 に関しての話を中心に、クラスの親睦が深まりナント2回も行ったところもあるそ
 うです。
・所沢支部では、東・西と南・北・中央の4地区に分かれて地区懇談会をもちました。
 1年生の親の参加が多く、所高ってどんな学校?入学、卒業に関して知りたいこと、
 疑問に思うこと、わが子の所高生活についてなどたくさんの話がでました。

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     所沢支部の講演会 のお知らせ(他地区の方もどうぞ)

 スクールソーシャルワーカーとして活躍されている山下英三郎さん(日本社会事業
大学教員、4年前の所高PTA会長でもあります)を囲んで、座談会形式でお話をう
かがいたいと思います。

  日時 1月21日(木)午後7時〜
  場所 小手指公民館分館 (小手指駅南口徒歩5分)
  講師 山下 英三郎 氏
     所沢市教育委員会の委託を受け教育センターにて訪問相談員の名称でわが
     国では初めてスクールソーシャルワークの実践活動を行う。不登校のこど
     もや障害児(者)のためのフリースペース「バク」共同主宰。
     「楽しい学校を支える会」共同主宰。

  問合せ先 所沢支部長 ○○(042-xxx-xxxx)

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 今年の所沢高校の受験者数が気になるところです。所沢中学校3年生の新聞スクラッ
プでの受賞、という嬉しいニュースが報じられました。中学校にも、「所沢高校」に
ついての情報がきちんと伝わってほしいものです。

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     │ (web管理者より)           │
     │ 1998年11月26日、朝日新聞の記事、 │
     │ 「第5回朝日・新聞スクラップコンクール」 │
     │ は、割愛致しました。           │
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     │ (web管理者より)           │
     │ 1998年12月9日、朝日新聞の記事、  │
     │ 「県議の招待/自粛配慮を/埼玉県教委」  │
     │ は、割愛致しました。           │
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(Web管理者記) 1998年12月9日、朝日新聞の記事、「県議の招待/自粛 配慮を/埼玉県教委」というのは、1998年11月14日朝日新聞夕刊に掲載され た『卒業式・入学式「県議招待を」/埼玉県教委、全県立校に“お達し”』という記 事に対応したものです。
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