所沢高校の不当処分撤回に向けて行動する会(仮)の発足にあたって

1998.4.26日(日)

小手指公民館分館

 3月18日の「入学説明会」での発言を理由に、1学年代表である竹永先生に
戒告処分が出されたのは3月26日夕刻のことでした。以来、不当極まりないこ
の処分に在校生、卒業生、保護者、教職員はもちろん、教育学者、弁護士などの
方々から次々と怒りの声があがるとともに、所沢高校の教育実践に励ましの声が
寄せられています。

 そんな中で一日も早く、竹永先生を支援する会を作らなければというPTAの
常任理事会での話し合いの結果、この会の呼びかけ人が中心となって先生方と準
備してきました。PTA自体が運動の中心になるべきではないかという意見もあ
りましたが、裁判闘争が想定されること、かなりの運営資金が必要とされること、
解決に至るまでに相当な期間がかかるであろう事などを考慮し、PTAとは別の
組織を作るという結論に達し、今日の発会を迎えることとなりました。


経過報告
 所沢高校は、生徒一人ひとりの自主・自立を尊び、話し合いを大切に学習・教 育活動を展開してきました。昨年(97年)4月に赴任した内田校長は、前年度 3月に了承済みの入学式実施要領を唐突かつ一方的に変更し、入学式当日、教職 員を待機させたまま、管理職3名で入学式を強行し、大混乱を引き起こしました。  内田校長は、PTA・職員会議の再三に渡る要請を無視し続け、自ら説明と謝 罪を行わないばかりか、教職員にもこれを許可しませんでした。この事は特に新 入生の心に深い傷を残し所沢高校の信頼を傷つけました。更に、この混乱を収拾 しその後の展望を切り開こうとするPTA、生徒とのやりとりの場で、「教員免 許を持っているのか」「生徒とは話し合わない」等々、生徒の発言を封じたり、 「PTAは口を出すな」「学校に協力していればいい」等々、保護者を侮辱する 発言を繰り返しました。この内田氏のおよそ学校長とは思われない言動を目の当 たりにした生徒、教職員、保護者は所沢高校の校風と伝統を守るために各々に協 議を重ね、前の二者はようやく11月に卒業式に代わる卒業記念祭、入学式に代 わる入学を祝う会の実施を決定しました。各学年の保護者会ではこれに対する支 持が表明されました。「卒業記念祭」は3月9日に、「入学を祝う会」は4月9 日に行われ、大きな感動を残しました。所沢高校史上画期的な出来事であったと 言えるでしょう。  このような動きの中で内田校長は学習・教育活動に対する妨害とも思える様々 な言動を繰り返しました。(参考資料:要求書4〜8、12) また、この要求 書が採択された3月26日に、県教育委員会は一学年代表教諭に対し前代未聞と 言われる手続きと事由により不当な処分を行い、更に3月31日付けで新入生の 人権侵害と疑わせる内容の文書を内田校長とともに新入生に送付しました。主に 入学を祝う会に圧力をかける、すなわち所沢高校の学習・教育活動に圧力をかけ るためであったと思われます。
 (参考資料:要求書4〜8、12)ですが、「98年3月31日の記者会見資  料」の【校長罷免要求】を参照して下さい。(Web管理者記)
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