6月
「177かけて!」この時期、これが毎朝の習慣になる。電話の天気予報チェックが欠かせない。梅雨前線の位置がその日の作業内容を決めるからだ。田んぼは雨でも仕事ができるが、たまねぎ・じゃがいも・小麦の収穫やトマトの手入れとなると、一滴の雨でも作業は中止。

5月は比較的低温続きで、水稲苗の生育が遅かった。田植えは予定より5日ほど遅らせて6月13日から開始。田んぼに水が入ると気持ちが引き締まる。今年も順調に育ってくれますように、との願いを込めて植え付ける。

田んぼに畑にかけずり回りながら長い長い一日が終わる。晩ごはんには取れたての野菜で活を入れる。

<写真上から>1. 小瀬田の景色を塗りかえながら、田んぼに苗を植えていく。2. 6月28日、15人がかりで手植え。今年最後の田植えが完了した。3. 梅雨の合間をぬってじゃがいも掘り。新じゃがはほくほくと栗のような味。4. 曇り空をにらみながら小麦の刈り取り。間一髪、終わった途端ぽつぽつと降り出した。

  
6月の農事こよみ

●田んぼの代掻き、田植え
●夏野菜(にがうり、いんげん)、かぼちゃ、さつまいもの定植
●きゅうり、トマトの整枝
●きゅうりの種まき
●みかん蜜の採蜜
●小麦の収穫
●たまねぎ、じゃがいも、にんじん、にんにく、大根、レタス、ブロッコリー、キャベツ、きゅうりの収穫




5月
日が長くなった。朝は4時半から、夕方は6時半まで明るい。田んぼに畑に仕事は山積み。冬に仕込んだ野菜も採れはじめ出荷も立て込む。5月から6月を乗り切るのは難関だ。お天気が不安定なのも農家泣かせである。雹(ひょう)が降ったり台風が大雨を降らせたり、と片時も油断できない。それでも夏に向かって稲や野菜がすくすく成長する姿に心が躍る。いととんぼやルリタテハが訪ねてくれるのも楽しい。今日はどんなお客に会えるかな。

<写真上から>1. もみふりから2週間目の苗代。2.山の畑では小麦が天に向かって伸びる、伸びる。3.ジュース用トマトの定植が終わった。4. 5月の第3土曜日、小川はつらつ朝市で新はちみつを販売。

  
5月の農事こよみ

●苗代作り
●田んぼのあぜや水路の補修
●夏野菜(とうもろこし、トマト、きゅうり、なす、いんげん)の定植
●里芋、しょうがの定植
●オクラ、枝豆の種まき
●にんじん、大根の中耕
●アカシア蜜の採蜜
●いちご、きぬさや、ブロッコリー、にんじん、レタスの収穫




4月
菜種梅雨のことば通り、雨の多い4月。冬の間、乾ききった田畑が湿りを帯びて生き生きとうまれ変わる。はこべ、よもぎ、ほとけのざといった草が勢いづく前にとにかく草取りをしなければならない。田んぼでおたまじゃくしがかえり、そうもするうちに蛙の声がにぎやかなこと、にぎやかなこと。せり、かんぞう、つくし、のびる、たらの芽、そしてたけのこ・・・春ならではのさわやかな苦味をいただくのも幸せ。

4月中頃になると順次、夏野菜を植えつける。山沿いに藤の花が開いたら、もう霜が降りる心配はない。

<写真上から>1. 4月22日、今年最初のはちみつを搾る。2.小瀬田の田んぼの裏手はニリンソウの群生地。3.種もみを小瀬田の湧水に1週間さらす。その後、もみふりする。4.じゃがいもを植えつけて1カ月あまり。

  
4月の農事こよみ

●とうもろこし、きゅうり、かぼちゃの種まき(ハウス内の温床利用)
●ねぎ、とうもろこし、キャベツ、レタスの植えつけ
●大根の種まき
●にんじん、かぶの間引き
●じゃがいもの土寄せ
●水稲もみの塩水選、もみふり
●百花蜜の採蜜
●きぬさや、かぶ、みず菜の収穫



3月
冬の間じゅう田畑を真っ白に凍らした霜が少しずつ弱まってくる。地面からぽっと顔を出した福寿草の花が、背筋をぴんと伸ばしはじめる。春のきざしを一つ一つ確かめては暖かくなるのを待つ3月。農作業も本格的に動きはじめます。

ハウスの中では夏野菜の苗が青々しい香りを放ちながら育っています。鶏舎では産まれたばかりのひよこたちが日に日に勢いを増してきます。小麦は春の暖かさを感じ取って背丈を伸ばし始めます。じゃがいもを植え終わる頃には、梅、あんず、桃、こぶし、れんぎょうとあたりは色とりどり。

<写真上から>1.山羊のKiKiちゃんは若芽のおいしい春が大好き。2.ハウスのピーマン苗。3.生まれて間もないヒナ。秋には卵を産むようになります。4.小麦も青々としてきました。

  
3月の農事こよみ

●果菜類(トマト、なす、ピーマン)、とうもろこしの種まき(ハウス内の温床利用)
●大根、にんじん、すいかの種まき
●じゃがいもの植えつけ
●小麦の土寄せ、追肥
●えんどうに支柱を立てる
●ヒナを入れる
●蜂の防寒覆いをとる
●リーフレタス、小松菜の収穫



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