Subject: [Africa on Line 00000202] 第202号!


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 ■■■■■■■   AFRICA ON LINE
 ■■■■■■  アフリカ情報インターネットマガジン
   ■■■■  第202号 2003年5月6日発行
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今回の目次
New ♪   ■ナイロビ便り---コンベコンベ レポート

■アフリカ関連イベント情報
●全国●
          ○WARA.BA officeからのお知らせ(5月〜8月)
        ○南部アフリカ食料危機緊急募金のお願い(オックスファム)
●関東・甲信越●
New ♪    ○5月のキ・アフリカ定例会
New ♪    ○セネガル太鼓で踊ろうよ!! 飲もうよ!!ライブ
          ○エチオピア干ばつ救援公演 チャリティー・コンサート(5/28)
          ○5月開講のアフリカ講座(5月〜)
Rivised  ○ニャマ・カンテさんのダンスクラス (5/11、6/7、14、21)
          ○<WORKSHOP INFO> (4/6〜6/27)
          ○テオドール バー アフリカン ダンスワークショップ (5/4〜5/25)
●九州●
      ○アリュンのジェンベクラス
■今日のひとこと
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■ アフリカの紹介 ナイロビ便り
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コンベコンベ レポート                                   

コンベコンベは雨と同時に発生するケニヤ・シロアリ(termites)風物詩です(拝借)。
本日(4月23日)もナイロビは雨が降っています。するとコンベコンベは無数に飛び立ち、
まわりのニワトリ、すずめ、野鳥、かまきり、猫に至るまで、捕食に動き回っています。
コンベには数種あり、2センチは人間も食べます。1センチのコンベも飛び立つと、
ハニーイーター(蜜鳥、南米のように空中停止しない)が空中でキャッチし、くわえたまま
小枝にとまると、ビーイーター(蜂鳥)のように枝に叩き付け(蜜鳥は不器用です)食べて
いました。空中に飛び立ったメス(女王)アリと空中交尾する為に無数のオスが飛び立ち、
その見果てぬ夢をかなえられなかった残党オスを我々は食べているのです。体力・サイズ
のおおきなメスは、交尾できた生物的優秀なオスと交尾終了後、地上で新しいアリ塚を
形成、増殖していく訳です。

まず、雨が降るとどうして各アリ塚から一斉に飛び立つのか、湿度変化・時間を察知する
のでしょうが、生物界は不思議です!アリ塚の内側はベンチレーション(空冷)構造に
造られ、地下にきのこ栽培場があり、唾液と植物繊維で固めた畑が表面面積を稼ぐ為か、
珊瑚状に形成され、一つのセルに小さな白いきのこが繁殖されています。その下層にお皿を
二つあわせたような室があって中に女王アリが横たわり、止め処もなく卵を産むのを、周囲の
通路穴から働きアリがきて、せっせと運び出しています。ゴロッと転がる女王アリは10センチ
ほどで、巨大です。(ルヒヤ人は生でこれを食べるのが好物)

庭師が殺虫剤を注ぎ込んで退治試みるも簡単に消えないわけです。塚の高さ約5メートル
の塔を蹴りいれ