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当研究会の相川英一がRandy Watters著「Understanding Mind Control Among Jehovah's Witnesses」を日本語に翻訳し著者よりウェブページへの公開が了承されましたのでその一部を紹介します。

Randy Watters 氏の運営するウェブページ: http://www.freeminds.org

 

第1章 
ものみの塔のマインドコントロールの理解

実際には何が働いているのか

議論によって閉ざされた心を開く

会話のきっかけ

エホバの証人の胸の内

     証人にとって批判的な調査をするといった「危険水域」に入るのを妨げる強力な動機にはどのいったものが考えられるだろうか……ずばり、動機は「恐れ」からである。心の中に横たわっている疑問は、保身に置き換えられる。超自然の「神」を信じるクリスチャンの概念は、比較的目に見える象徴、文字通りの組織(「神」の組織)に置き換えられる。組織に奉仕 することは「神」に奉仕するに等しいと、証人は学んでいる。組織は「母」 であり、「神」は「父」である。証人は「二人の親」に従うべきである。証人は「神」との本当の相互の関係を分からないし、経験できないから、証人と「神」との唯一の結 びつきは、目に見える組織を通してである。だから、それが証人にとっ ての「神」になってしまう(しかし証人はそれを認めないし、それに気づいていない)。もし実際に組織が神から命令されていないなら、証人はほかに進むべき具体的な安全策を持たない。証人は「ほかに行くところがあるだろうか」と問う。ものみの塔体制全体の墓穴を掘っているおびただしい量の実際の情報を無視し続けながら、歳を重ねるほど、塔の体制にしがみ続ける。現実を無視すればするほど、証人の世界は狭くなる。絶対に変わるものかとかたくなになり、真理を持っていると、以前よりも確信を強める。証人は敵に対抗してあらゆる種類の精神的バリケードをそびえ立たせて(それは虚構 ではあるが)自ら塹壕の中に身を沈める。現実の世界を用いて証人に近づこうとする人には信じられないだろうが、それは安全の感覚を失うようなトラウマから遠ざかるための保護回路になる。偽預言と組織の首尾一貫性のなさを合理的するためには、証人は本当に組織の中には矛盾がないと、自分を偽らないといけなくなる。

 


背教の恐怖 

似たような性質が拡散する 



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