*四川省・成都市・西南交通大学

 

四川省は中国南西部に位置し、面積は48.8万平方キロメートル、人口は8493万人(中国年鑑2000年版より)。

農産物が豊富で「天府之国」と呼ばれ、現在も第一次産業が62.3%(全国平均は49.8%)を占める農業地帯。

工業の発展は中国国内でも遅れた地域である。

 

成都市は四川省の省都で、四川盆地の成都平野に位置する。

面積は12390平方キロメートル、人口は1240万人(2001年の国勢調査より)。

温暖、湿潤な気候で、年平均気温は15〜16度。晴天日数は少なく、曇りがちである。

成都の歴史は約3000年前に始まった。

現在は、中国西南地区の科学技術、商業貿易、金融の中心地で交通、通信の中枢。全国20大都市の一つ。

山梨県甲府市と姉妹都市である。

 

西南交通大学は1896年に「山海関北洋鉄路官学堂」という名で創立された鉄道省直属の工学系名門大学。

山東省唐山にあったが大地震で崩壊し,1972年に四川省峨眉山麓に移転。成都にキャンパスができたのは1986年。

地元では「交大」の愛称で親しまれている。日本語科は1993年9月に設立された(2年制短期大学として)。

*私の労働条件――日本語科主任・劉先生の手紙から

1、授業内容

・日本語科学生の会話(1994/2月から)実用作文(9月から)

・理工科大学生・大学院生のヒヤリング(会話も含める)作文

・授業は週に14時間ほどで、普通は2時間続き

日本語科学生はほとんど入学してから日本語を習い始めたのですが、

理工科大学生及び大学院生はほとんど中学校から日本語を習い始めたのです。

2、生活待遇

・国際旅費は個人負担

・中国に着いてから成都までの旅費は学校負担

・空港から学校までの乗り物は学校が提供。ただし日ごろ外出の乗り物は個人負担

・月給1000元(食事代含む)

・住宅を提供する(無料)。24平方メートルくらいでバスルーム付き

・食事は食堂が自由選択(?)

・医療費用はうちの教師と同様(?)

健康診断書をできるだけ早く送っていただきたいと存じます。

私どもが先生の診断書を受け取り次第、ご入国の手続きをします。

FAXで航空券の番号、到着の所、日をお知らせ下さい。

こちらが空港(上海または北京)までお出迎えに参ります。そのあとは一切私たちがお手配します。

2月18〜20日中国に到着なさるようお願い致します。

つきまして、お聞きしたいことですが、先生は自転車ができますか。

もしできましたら大変便利です(ギクッ! あんまり得意じゃないなぁ…)。

さて、こんな条件で成都に行った私のその後はいかに?

ホームへ戻る