[行動報告] 8月4日戦闘指揮訓練センター開所式に抗議

戦闘(任務)指揮訓練センターの即時閉鎖を!



  相模総合補給廠の敷地に2009 年8 月から着工し、建設されていた戦闘指揮訓練センターが5月に完成し、8月4日、開所式が行われた。(なお、開所にあたって米陸軍は、「戦闘」を「任務」に改め、「任務指揮訓練センター(MCTC)」と称すると発表した。)

 この施設は、日米両政府が合意した日米軍事再編の一環として、米陸軍の直轄工事として建設され、コンピュータ・シミュレーションによる戦闘指揮訓練などが行われる。

 海外派兵のための陸上自衛隊中央即応集団司令部のキャンプ座間への移駐が着々と進められていることをみれば、米軍だけではなく、自衛隊との合同訓練もこのMCTCを使用して行われることになるであろう。日米軍事連携をさらに強化するため、米陸軍の指揮のもと、戦闘シミュレーションが始まろうとしている。
 アジアで唯一の施設が補給兵站基地である補給廠で稼動するのだ。海兵隊の沖縄駐留の根拠が曖昧になるなかで、相模総合補給廠の恒久化を許してはならない。

 補給廠内では、関連施設の訓練支援センターの工事着工の準備も進められている。これらの施設は、遊休地化する基地の返還を求める市民の期待を反故にするために設置されたものでもあり、即時閉鎖を求める。

[報告]

(2011/8/4)
開所式に抗議し即時閉鎖を求める現地行動

 戦闘指揮訓練センター開所式に抗議し、即時閉鎖を求める現地行動が、県央共闘の呼びかけにより、開所式当日(8/4)に、相模総合補給廠正門前で行われた。
 行動参加者は、開所式参列者の入門に対抗する形で、訓練センターの建設が基地の強化・恒久化であること、日米軍事一体化の一層の強化を図るためのものであることを確認し、シュプレヒコールで抗議を行った。
 さらに、参加者代表が、在日米陸軍・第1軍団前方司令部司令官宛ての申し入れ書をゲート前で読み上げ、米軍に手渡した。







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