米軍再編もSTOPを!

この記事は2009.1.25のキャンプ座間強化反対を訴える街頭宣伝でまいたビラの内容です。

「チェンジ」に騙されるな!
人々が求めているのは戦争政策をやめること!


  あの「ならず者」ジョージ・ブッシュがようやくホワイトハウスを去り、ブッシュを批判して「変革=Change」を掲げたオバマ新大統領が、多くの米国民の熱狂的な期待のもとで登場してきました。

 オバマ大統領は、ブッシュのイラク戦争を批判して、イラクからの米軍の撤退を指示しました。極悪非道の拷問を続けたグアンタナモ収容所の閉鎖も指示しました。また彼は「我々は責任を持ってイラクを同国民に返す」と言っています。「責任を持つ」なら、賠償し、戦争犯罪人を処罰し、劣化ウラン弾で汚染された大地を浄化するべきです。

 そして、また彼は「米国は平和と尊厳の未来を志すあらゆる国とあらゆる男性、女性、子供の友人である。」と言っています。ならば、「米軍再編反対!」「在日米軍基地の返還!」という声に耳を傾けて、戦後60年以上にわたって占領をつづける在日米軍基地を「友人」である日本の「国民に返す」べきであります。

今こそ、キャンプ座間強化反対の声を!

 
 オバマ大統領は、ブッシュ政権が手がけた米軍再編をどうするかについて言及していません。また、国防長官には、米軍再編とイラク戦争を推し進めたロバート・ゲーツが、そのまま留任となっています。アフガニスタン戦争については、泥沼の深みにはまっていこうとしています。どうやらオバマも「謙虚さと自制」を持ちつつ、米軍の「力」によって世界支配をすることについて、なんら変わるつもりはない様子です。

 しかし、未曾有の経済恐慌は、オバマをしても思惑通りには進まないという事態を生みだすでしょう。米軍再編やアフガニスタン戦争は、米国民の生活やオバマへの期待と相容れないものになっていくはずです。米軍再編を実際に止めるチャンスです。

 私たちは、今こそ、日本政府とオバマ大統領に対し、米軍再編反対!キャンプ座間の強化反対!米軍基地の撤去・返還!の声を大きくすべきです。そう!"Yes we can."です。米軍再編計画の中止を実現しましょう!
(2009.1.25)

イスラエルによるガザの虐殺に抗議する!


 イスラエルによるガザ攻撃は、パレスチナ人民の抹殺・虐殺作戦以外の何ものでもありません。1300人以上が殺され(内400人以上が子ども)、建物4000棟が全壊、1万7000棟が損壊し、学校、病院、市場、家屋が爆撃を受け瓦礫の山となっています。わたしたちは、イスラエルによるガザ攻撃、パレスチナ人民の大虐殺に反対し、強く抗議します。


瓦礫に埋もれた少女の手

 今回の武力攻撃の前から、ガザは、陸地境界を巨大な壁で、海側は軍艦の常駐により包囲・封鎖され、食料や生活物資(人道団体の援助物資を含めて)を運び込むのも困難な状況を作り出し、ひとびとから生きるすべを奪って絞め殺すというイスラエルの非人道的戦略の攻撃にさらされていました。中東のアパルトヘイト体制であると言われています。



「変革」ムードに騙されるな!
イスラエル全面支持のオバマ


 オバマ新大統領は、中東和平に尽力するというポーズを示しつつ、このような事実を世界に対して隠して、イスラエルの戦争犯罪、虐殺を支持し、ハマスに対して一方的に武装解除を要求しました。わたしたちは、米国の新政権のこの態度にも満身の怒りを込めて抗議します。



写真はすべて、「URUK NEWS イラク情勢ニュース」http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/index.html
「写真で見る廃墟となったガザ」より
  (09.01.25)