“STOP!ブッシュ” ロンドンで15万人がデモ

「ロンドンでは夜のニュース、全国紙、みなトップニュースとして報道。
ブッシュ大統領も予定されていた公的訪問を急遽キャンセルしました。
まさに民衆の力です。」


ロンドンからの現地レポート
11月21日
ロンドン在住  前川ゆうこ さん


 はじめてお便りさせていただきます。

 私はイギリスの大学に通う学生で、平和が脅かされていることに危機感を感じている者の一人です。平和関係のホームページを調べていてたどり着き、今日ロンドンのブッシュ訪英デモに参加したのでその様子をお伝えしたいと思いメールさせていただきました。



 こちらロンドンでは、ここ数日ブッシュの訪英に反対するデモが続いています。
 今日20日の全国的なデモでは主催者発表(Stop the War Coalition)で15万人の人出がありました。


    


 イスラム団体、社会主義政党が主催したこのデモに、平日にもかかわらず、民族、宗教、政治的信念の違いを超えて集まった人たちが、ロンドンの中心部を練り歩きました。

  緑の党、スコットランド民族党などの野党、平和団体、環境問題団体、反グローバリゼーション団体、反核団体、パレスチナ支援団体、途上国支援団体、ベトナム反戦運動家、ありとあらゆる立場の人がトラファルガー広場の群集の前で熱弁しました。
みんなのメッセージはひとつ、 ”ブッシュはいらない” です。


”ブッシュは平和の最大の敵”

”ブッシューブレアー戦争犯罪者”

”嘘つきはいらない”

”真のテロリストーブッシュ”

等、プラカードの言葉は民衆の怒りを表しています。

 小泉首相もいずれこの横に並ぶのでしょうか。くしくも同じ日にイギリス人を狙ったテロがトルコで起きるなど、まさにこの英米の戦争同盟はテロリストを挑発し市民を脅かしているとの見方が強いようです。

 
 クライマックスでは、バグダッドでのサダムフセインの銅像倒しにひっかけて、ブッシュの銅像を倒すシーンもありました。夜のニュース、全国紙、みなトップニュースとして報道していました。ブッシュ大統領も予定されていたロンドンでの公的訪問を急遽キャンセルしました。まさに民衆の力です。
 平和憲法が脅かされている日本でネットワークを広げ、平和と市民の力が根付く事を願い、影ながら応援させていただきます。


ロンドン在住 学生 前川ゆうこ さんからのピース・ニュース宛投稿です。レポートありがとうございました。
ピース・ニュースでは日本や世界各地からのレポートをお待ちしています。