スタッフ紹介

 本プログラムは総合コーディネーターとコーディネーターで運営されます。

 

 ◇総合コーディネーター
中村 正(立命館大学産業社会学部教員)
 ◇コーディネーター
赤澤 清孝(立命館大学大学院政策科学研究科)
桜井 政成(立命館大学大学院政策科学研究科)
竹花 由紀子(きょうとNPOセンター運営委員)
春山 文枝(龍谷大学大学院経済学研究科)
山口 洋典(立命館大学大学院理工学研究科)<チーフ>
 ◇アドバイザー
平野 慶次(きょうとNPOセンター副運営委員長)

◇総合コーディネーターからひとこと

  私たちは世の中を見てから定義しているのではなく、定義してから見ているんです。これとの格闘なんです。これから求められるのは、柔軟なクリエイティブな発想のできる人です。つまり、いかに常識と闘うかということになるわけですが、常識と闘おうと思ったら、いったん常識を身につけておかないとダメなんです。その上で、常識を乗り越えないといけないんです。ですから、そのあたりがおもしろいんです。とはいえ、どんなことを自分が感じようが、現場には現場の理論があって、勝手に動いていくわけです。だから、現場に流されてはいけないんです。流されないために、大学での学びが必要になってくると私は思っています。

 現場を知ってから理論の書かれた書物を見ると、実感がわいてくるでしょ。これなんですね。だから、私は、「書を持って街に出よう」と言いたいんです。理論は必要なんですよ。だけど、理論だけではダメなんですね。理論があって、現場があって、もう一度、理論にフィードバックすることが必要なんです。

 これを言い換えると、「鳥の眼と虫の眼」です。現場での学びは虫の眼。なんとか町の過疎問題だとか、なんとかホームの老人介護というのは、虫の眼の現場なんですよ。ですが、一方それが全体の中で、どんな位置づけにあるのか、位置関係がわからないと、現実を把握することはできないんですね。これが鳥の眼、鳥瞰する眼なんです。つまり、鳥の眼と虫の眼、両方揃って理解できるんですね。だから、大学の学びに意味があるわけです。かつてゲーテは現実は緑で、理論は灰色だと言いました。でも、理論も時として緑になるんです。ここのところを頭においてもらって、学んでいってほしいですね。

 コーディネーターはそれぞれの専門分野の知識や経験を活かしながら、インターン生との日常的なやりとりや、インターン先との連絡・調整をします。コーディネーターは事務局に在駐して作業をします。