第70回打合会出席者 11月27日
竹門 康弘、竹門 芳秋、安部倉 完、加藤 義和、成田 研一、
伊藤 昭雄、野尻 浩彦、高橋 淳子、辻野 亮 、村上 宜之
嶋村 鉄也、西堀 智子、田崎 紘平、直江 将司
14名(敬称略)
次回の打ち合わせ回は、1月9日(月曜日) 14時から深泥池会館です。日曜日ではありません。お間違えのないようよろしくお願いいたします。
本年度の外来魚の駆除数は、ブルーギルは937尾 稚魚265尾、オオクチバスは35尾 稚魚7694尾捕獲されました。
ブルーギルの個体数は、1998年9,545尾から2005年には1011尾と8分の1以下に減少しており、来年は600匹程度まで減ると予想されました。今後、これまでと同じくらいの駆除努力を続ければ2013年には、100以下まで減少すると予想されました。
オオクチバスは、去年の14倍の稚魚が捕獲されており、来年度以降、個体数が増える可能性があります。これは密放流による影響と思われ、今後、個体数を抑制するためには、密放流を未然に防ぐことと放流されてしまった個体を確実に駆除する必要があると思われます。
鹿は、複数匹チンコ山から木道にかけていろいろな場所から進入しており、網を山側にかこむのでは十分とはいえない。カキツバタ、チゴザサ、ランのつぼみ,ミツガシワなどに食害があることが確認されました。食痕は浮島全域にひろがっており頻繁に侵入していることが分っています。各地で鹿の食害は報告されており、浮島の植生にも大きな影響を与えている可能性があります。いろいろなところから鹿が侵入している事を考えると、池の周囲を全部囲うより、貴重植物の生える場所だけでも守るように浮島内にネットを張った方が確実に被害を防げるのではないだろうかという意見が出ました。
山の斜面から池に流れ込むまでにリンは殆ど吸収されてしまっており、池に入ってくる山水自体にはリンは含まれていない。亜硝酸に関しては、水道水から流れ込む危険性が依然残っています。水道水の栄養塩は、漏水付近に生えるマコモやヨシの群落内でだいぶ吸収されており、浮島やヒメコオホネ群落にとって、漏水付近のマコモやヨシの群落は栄養塩からの緩衝になっている可能性があります。水道水付近はやはり池にとっては不適なもので、塩素酸(カルキ)が大量に入っており、栄養塩よりもこちらの方が深刻かもしれません。
もう一つの好ましくない水の供給源として、病院と道路側側からの負荷が挙げられます。北側からは、かなりの栄養塩が流れ込んでおり、車由来の汚染物質も流れ込んでいる可能性があります。
通常の高層湿原ではpHが4前後であるが、深泥池ではpHは5前後とかなり高くなっていることから,酸性に弱い植物も進入できる状態になっており、深泥池の浮き島のミズゴケ湿原はがけっぷちの状態にあるといえます。
今年度の作業予定はありません。来年度の予定は次回の打ち合わせ会で相談します。来年は京都市への現状変更申請を1月に提出できるよう次回の打合会で具体的な提案をする予定です.
次回の打ち合わせ会は、1月9日 14時から深泥池会館で行います。