竹門 康弘、田末 利治、安部倉 完、加藤 義和、成田 研一
伊藤 昭雄、野尻 浩彦、村上伊佐弥、西堀 智子、山本 周平
石黒 真理、嶋村 鉄也、田崎 紘平、松下 陽子、岡田 英三郎
15名
(敬称略)
NHK放送
「地球大好き環境時代」 京都発 深泥池 奇跡の生態系
29日 午前10:05〜10:34(関西地区のみ)
再放送30日 午前 4:30〜4:59
深泥池の活動についての話がNHKで放映されます。春から取材しておられたNHKの薦田さん制作の番組で、本研究会の活動内容が映像を通して紹介されます。遠方の方で会の活動にはなかなかご参加できない方は、ぜひ、ご覧ください。
次回の打ち合わせ会は11月27日 14:00から深泥池会館でおこなわれます。
今後の予定として、水質調査とナガバオモダカの駆除作業が11月にあります。詳しくは今後の予定をお読みください。
これまでにブルーギルは897尾 稚魚172尾、オオクチバスは37尾 稚魚7694尾捕獲された。ブルーギルの除去法による推定は、934±248尾となりました。1才魚以上の個体はほとんど姿が見えず、30個のモンドリを仕掛けても1日数尾程度取れる程度である。しかし、4-2cm程度のブルーギルが捕獲された。今年は産卵床を去年の倍以上の36個破壊したが、どうやら数は少ないもののいくらかは繁殖に成功したようです。これまでは巣を足で巣に砂をかける程度の破壊で親を追い払えばすぐに卵が食べられてしまっていましたが、最近では卵を食べるブルーギルが減ってしまったため、いつまでも卵が食べられずに残っていることがあります。もしかすると、一度つぶしたと思っても卵が残っていて繁殖に成功した可能性もあるため注意が必要かもしれません。
その他、気づいた事として、カダヤシは池の開水面全域にまで生息域を広げ泳ぎまわっています。カナダモが繁茂したため、安全な隠れ家として利用できるようになったことと、ブルーギルやオオクチバスなどの外敵が減少したためとおもわれます。しかし、外来魚の個体数は減少しましたが、ヨシノボリやモツゴの個体数が増加している様子はなく、礫質の底質を好んでいた生物が徐々に少なくなっている傾向が見られます。水草が繁茂し底層は日中極度の酸欠になっていることが分かっていますが、それとの因果関係はまだ良く分かっていないため、今後その理由を解明する必要があります。
今年の11月3日の水質調査に先立ち,国立環境研究所の高村典子さんに分析していただいた2003年11月3日の水質分布の特徴について報告されました。水道水は、2003年の1月末に水道局のポンプアップが開始され、深泥池への水道水の流入は激減しました。しかし,2003年11月3日の水質調査時には、その2-3日前から水道水の流入が一時的に増加したときにあたっていました。その結果、開水域の水質は、浮島内の水質と比べ、マグネシウム、カルシウム、ナトリウムなどの濃度が高く、南東域からの水道水の影響は西側開水面に及んでいることが分かりました。その後,漏水の止まった2004年11月の水質調査では、電気伝導度やpHが開水全体に渡り下がっており、その影響は池全体に及んでいたことが確かめられています。また,北側の道路側や病院側では、リンや窒素分が多く含まれており、富栄養化していることがわかりました。一般に,ミズゴケの高層湿原ではpH 4前後ですが、深泥池の浮島はpH 5前後と高く、他の陸上植物もたやすく進入できる点に特徴があります。このことから、浮島はこれまで思われていた以上に危機的な状況にあるのかもしれません。
次回の打ち合わせ会は、11月27日 14時から深泥池会館で行います。